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セカンドオピニオンを受けて。

セカンドオピニオンでのことを箇条書きにまとめた。

●まとめていったリスト●
困りごとリストとトラウマリストを書いていった。A4用紙3枚。これを書いていったのもあって診察は1回で済んだ(これがなかったらゼロから聞き取りになるから、2~3回かかったと思う)。セカンドオピニオンは自費診療なので回数ごとにお金がかかる。

●なぜセカンドオピニオンか●
行ったのはトラウマ・PTSD専門の病院。かかりつけ医も賛成で、紹介状を書いてくれた。転院目的ではなく、複雑性PTSD(児童期の虐待など、逆境体験による長期にわたるトラウマが、感情調整困難、原因不明の身体症状、自身の無価値観、他人や世界への不信感などを引き起こす病気)かどうか、調べてもらいたかった。「治せる病気なら治したい」一心で。

●聞き取りについて●
聞き取りは、①ここに来ることになったきっかけ、②家族歴、児童期の体験、父母のことや父母との関係の詳細(ex.母親に叩かれたのはどのくらいの強さか?平手打ちか?どこを叩かれていたか?など)、③困りごとの詳細。医師はカルテにメモを取りながら聞いていた。

●結果は「複雑性PTSDの境界」●
診断結果は「この一回の聞き取りで簡単に判断できるものではないですが、複雑性PTSDかどうかの境界だと思います」とのこと。「ただ、児童期(自らの意思で逃げたり動いたりできない環境下)の逆境体験、特に母親からの一貫性のない言動や暴力的な態度が、今現在の感情調整の難しさや身体不調の要因となっていると思います」。

●投薬について●
飲んでいる薬については、よく考えられて出されているので、このままで問題なし。

●治療法について●
治療法は、『自我状態療法』が合っているとの見立て(自分の中にある“強烈な葛藤”を解消する、催眠を用いた治療)。「わたし自身、自分の思いや経験の言語化に限界を感じていて、EMDRを考えていた」と伝えると、「EMDRも無意識下にアクセスできるんですが、おそらく自我状態療法はもっと直接的にアプローチできると思います。治療法はさまざまありますが、どの治療法も目的は“コンパッション(自分自身への慈しみと励まし)”なので、ご自身が直感的にピンとくるものでいいですよ。効果よりモチベーションのほうが大事なので」とのこと。あとは治療者との相性。

治療にかかる期間は、EMDRでも自我状態療法でも、半年から1年かからないぐらい。外科手術をイメージするといいらしい。クライアントと共に治療の道筋やゴールを設定して、どの部位にアプローチするか絞り込む。これに2~3か月かける。下準備(術前準備)を丁寧にしておくことが大切。治療自体は長くても半年かからない。「感情の波も少なくなるし、不眠などの身体症状もかなり楽になると思います」との言葉に少なからず期待。

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