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心を奮い立たせたい時に聞くべき、キリンジ4選【私の偏愛音楽】

今回は、心を奮い立たせたいときにこそ聞いてもらいたい、キリンジ(KIRINJI)の曲を4曲ご紹介します。

キリンジと聞くと、代表曲の「エイリアンズ」のような、切なくしっとりとした音楽を思い浮かべる方もいるかもしれません。
はたまた「ムラサキ☆サンセット」のような、難解だけど爽やかなポップサウンドをイメージする方も。

今回ご紹介する曲は、そんなキリンジのイメージと少し違った隠れた名曲。
私がテンションを上げたいときや、勢いをつけたいときに、よく聞いている曲たちです。
(兄弟時代のキリンジ、バンドとして再スタートしたKIRINJI、どちらの曲も紹介しています)

歌詞と曲のアンバランスさが、心を揺さぶる曲を中心に選曲しております。
それでは、個人的におすすめしたい気持ちが高まるキリンジ(KIRINJI)の曲をどうぞ!


1曲目:明日こそは~It's not over yet

まず、始めにご紹介するのが「明日こそは~It's not over yet」。
KIRINJI名義に変わり、3枚目にリリースしたアルバム「愛をあるだけ、すべて」の1曲目。
まるでゴングが鳴ったかのように、イントロが流れ始めると戦いのスイッチが入ります。

次に聞こえてくるのが、下記の歌詞。

明日こそ 明日こそは 昨日よりマシな生き方したいね

なんだか、決意表明のように聞こえてくるから不思議です。
思うようにいかないことへの怒りや悲しみは、すぐには消えないけれど、昨日よりはマシに過ごせるように、また立ち上がろうと思える1曲です。
私は、この曲を聞きながら、心の中で拳を振り上げて気持ちを奮い立たせています。

2曲目:The Great Journey feat. RHYMESTER


2曲目は「The Great Journey feat. RHYMESTER」。
KIRINJI名義でリリースした2枚目のアルバム「ネオ」のリード曲です。
RHYMESTERのラップもあり、何ともジャンルを形容しがたい、心躍るてんこ盛りさ。この曲はとにかくテンションを上げたい、気持ちを高揚させたいときにおすすめ!
ラブホテルを連想させるワードから人類の進化に繋がる、壮大な1曲です。

「遺伝子のバトンタッチを 受け継いだ僕らは神の子孫たち」

この歌詞を聞くだけで、自然と自己肯定感も上がります(笑)


3曲目:雑務


3曲目は「雑務」。
KIRINJI名義でリリースした4枚目のアルバム「cherish」のリード曲です。
面倒な雑務も、何かに繋がっているんだと気付かされます。
「こんなことを続けていて意味があるんだろうか……」とやる気を失いかけたときに聞いてほしい1曲。
「何事は、効率だけで判断すべきではない」と言われているような気がします……。
どんな作業にも意味があって、見方を少し変えれば「雑務も、れっきとしたエンターテインメントだ!!」と思わされますよ。


4曲目:祈れ呪うな


最後にご紹介するのは「祈れ呪うな」。
ここまでKIRINJI名義の曲を紹介してきましたが、こちらはキリンジ時代の曲です。
キリンジの9枚目のアルバム「SUPER VIEW」に収録されています。

ドキッとしてしまう、インパクトのあるタイトル。
タイトルだけではなく、歌詞とMVも衝撃的で、このMVを偶然テレビみてから、ずっと心に残っているほどでした。最近急にふと思い出し、聞いています。


東日本大震災が起こった後に作られた曲で、原発事故での、世の中の混乱を現わしているそうです。
※参考:侵食された日常のうた キリンジインタビュー

MVのなかでも、ある出来事がきっかけで、日常が一変してしまう様子が描かれています。
コロナ禍の現在にも重なる、心がざわめく1曲です。
荒ぶる心を落ち着かせて、心を奮い立たせたいときに聞いています。

歌詞と曲のアンバランスさが、心を揺さぶる

心を奮い立たせる曲といっても、テンションを上げたいときや、徐々に気持ちを盛り上げたいときなど、自分の置かれた状況や心情で聞きたい曲も変わるものです。
キリンジの音楽は、バラエティーに富んでいるからこそ、心にスッと自然になじむ感覚があります。
心を奮い立たせたいときに、キリンジの音楽に頼ってみてはいかがでしょうか?

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