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2021年春のヘビロテ曲

1回目の投稿から約1年が経ってしまいました……。

久しぶりにヘビロテ曲を勝手に紹介します。

2021年春のヘビロテはTempalay「ゴーストアルバム」

今回紹介するのは、2021年3月に発売したTempalayのアルバム「ゴーストアルバム」。

このアルバム、名前のとおり一度聴き始めたら取りつかれたように聴きこんでしまう中毒性があるんです。

(私のAppleMusicのプレイリスト「リプレイ2021」は、このアルバムの曲が上位を占めてしまうほどです)

Tempalayの持つ不気味な美しさが溢れる楽曲が集まっています。

私がTempalayを知ったのは、2019年。

偶然ラジオで「どうしよう」を聴いて、即Shazamで調べました。

もうイントロの歪んだ音がたまらない!!

そこからすっかりTempalayのとりこになりました。

Tempalayのアルバムは、SF映画のような世界観があり、聴き終えると映画1本観たような気持ちになることも。特に「どうしよう」が収録されているミニアルバム「なんて素晴らしき世界」は、SF色が強い1枚です。

今回新たにリリースした「ゴーストアルバム」もSFの世界観があるアルバムになっています。

今までのアルバムからは洋画のSF感を感じましたが、「ゴーストアルバム」は日本のSF感がある1枚です。

……いろいろと個人の見解を語ってきましたが、とにかく聴いてほしい!!

ということで、どの曲も捨てがたいですが「ゴーストアルバム」の中からお気に入りを3曲ご紹介します。

「ゴーストアルバム」のお気に入り3曲

1曲目:シンゴ

シンゴのイントロ!!もう優勝です!

歪みの中に美しさを感じる1曲で、イントロ聴いただけで、この曲は絶対好きだと確信したほど(笑)

「シンゴ」という変わったタイトルは、楳図かずお氏の代表作「わたしは真悟」にインスピレーションを受けて作られたことからきています。

MVも「わたしは真悟」を彷彿をさせる登場人物が出てくるようです。

儚げでもの悲しさを感じさせる曲ですが、「シンゴ」のプロモーション動画には、なんと柳沢慎吾氏を起用!儚げでもの悲しいイメージとは真逆すぎて笑ってしまいました。現在、動画は非公開になっていますが、こういう動画を作るのが、さすがTempalayだなと思います!(もちろん誉め言葉)

2曲目:ああ迷路

Aメロ、Bメロとサビがジェットコースターのように落差がある1曲。

「三蔵法師」「般若」「釈迦如来」など仏教用語がたくさん出てきて、煩悩の迷路に迷い込んだように感じます。

しかしサビで急変!!突如としてオシャレで爽やかなメロディーに変わるので驚きます(笑)

この転調する感覚がまさに迷路に迷い込んだようで、癖になる曲です。

3曲目:何億年たっても

コロナ禍の心境にかさなる1曲。

いくつになっても何年経っても好きなものは好きだろうし、そういうものを持ってるのが何だかんだ幸せだよなと、この曲を聴くと感じます。

日常のことを歌っているようで、ものすごく先の未来を俯瞰で見つめているような曲です。

昔懐かしさも感じる和のエキセントリックな1枚

Twitterでは、MONO NO AWAREの玉置氏が「ゴーストアルバム」をイメージしたイラストを連載して話題になりました。

アルバムとあわせて、イラストを見るとまた違った想像がふくらむかもしれません。

今回リリースした「ゴーストアルバム」は、実はインディーズからメジャー移籍後、初のアルバム。

メジャーに移籍してもTempalayらしさが変わらずに、さらに歪みの中の美しさを突きつめていて、今後がますます楽しみになりました。

Tempalayが、これからどんな不気味で美しい曲を作るのか「ゴーストアルバム」をリピートしながら待ちたいと思います。

しかしTempalayのライブに行ってみたいなぁ。いつかライブで見れる日を夢見て……。

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