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朝が来るのが怖くて 眠るのが憂鬱なんだ 耳を塞いで目を閉じても そいつは消え去ってくれない 完全に駄目なわけじゃない まだ大丈夫 やり過ごせるよ そう自分に言い聞かせてみても 僕の体は言うことを聞いてくれない 足はもつれて 蔦にどんどん絡まっていく こんなところで立ち止まってる暇はないんだ 頼むから離してくれ 一つ一つは簡単なことで 大したことのない問題なんだ そんなことは分かってる 分かっていることが全部実行できる そんなスーパーマンには 僕はなれない
赤みを帯びた光を透かした カーテンが揺れている 風は程よくぬるくて 僕の脳は痺れていく そこにいなかったみたいに いくつかの出来事が起こって まるで夢の中にいるみたいだ 腕も足も感覚がなくて もうどこにも進めない そんな夢 悲しくなんてないよ いつだって此処にいる 此処に立っていて 周りには何もない そんなことはずっと前から知ってる 辛いなんて言わないよ 優しさとか弱さとか 誰だって持ってるものだから 夕闇が何もかもを包み込んで いつの間にか見えなくなる 遠くに見えて