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猫の心拍数。

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胸に溢れる色を吐き出す場所。
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2018年6月の記事一覧

人間になりたくない。

僕にあの頃の才能はない。 肩が凝っていたら書かない。 眼精疲労が唸れば考えない。 腕が世…

H I N A
6年前
2

心に咲く一面の白

花が咲く 月夜の晩を美しく想う夜は 何時何時も、 僕の心が美しき白に変わる時。 幸せと…

H I N A
6年前
3

口答えが優しさになる夜に。

ある夜の話。 僕は口がきけなくなる。 真っ暗闇の部屋に 目が慣れて逝くのを感じて 「寂し…

H I N A
6年前
4

遺体から観ないで。

僕の心が特別だったら、僕はきっと普通になりたいです。 僕の耳が聴こえすぎたなら、僕はきっ…

H I N A
6年前
2

堕ちた透明。

如何して、 水に触れることはできないの。 洗面台に張った水が僕の指の間を通り抜ける。 触…

H I N A
6年前
3

朽ちたい花に午後の病室

耳奥が騒がしい。 遠くで鳴る救急車のサイレン。 五月蝿いな。 僕の指から指輪が落ちて僕も堕…

H I N A
6年前
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夜の空は貴方の星。

販売機に向かう僕。 夜空を見つけた。 立ち止まって見上げた夜空に 僕は貴方の幻覚を見る。 貴方の顔が見たくて。 僕は貴方の幻想を見る。 吐いた煙草の煙が 貴方のカタチを成して そうして 消えた。 輝く星は 貴方を思い出させるもの。 貴方と歩いた夜空は 星が煌めいて 貴方の手はいつも温かくて 一緒にはしゃいでくれた。 貴方が買ってくれた天体望遠鏡。 「都会の空に、安い天体望遠鏡じゃあ何も見えないな」 そう少しがっかりしたように笑っ

期待の味は裏切りで。

涙が しょっぱくて少し 少し 驚いた。 涙が甘いはずなんてないのに。 だけれど、…

H I N A
6年前
2