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#134 めざせ!えほんセラピー犬。私は、これで紫外線から守ります。

大公開!ブッカーの貼り方

図書館の本は、ブックカバーフィルムという透明フィルムが貼られていますね。
最近では、透明フィルムを納入業者さんが貼って下さるので、前よりは仕事量が減りました。(嬉)
ただし、作家さんや団体、出版社さんなどからの寄贈本は、司書が一冊、一冊、手作業でフィルムを貼ります。
これを、「ブッカーかけ」や「ブッカー貼り」と言っています。
キレイにピタっと貼ることができると資料も美しく見えるため、私はこの作業が好きです。(笑)

実際に、「どんな作業なの?」と興味を持たれた方は、株式会社日本ブッカー様の動画にて詳細が分かります。

「簡単に、そして美しく、しっかり仕上がるブッカーの貼り方!」でした。

「ブッカーかけ」の動画は、如何だったでしょうか?
スペシャリストですよね。(拍手)

「なんか面白そうだなあ」と気になった方もいらっしゃいますか?

7年前になりますが。
図書室で、ブッカーかけをしていたら、音楽の先生が来室。
本を探しに来たとのこと。
その際、興味深々で私の傍までいらっしゃいました。
音楽の先生「そうやって、カバーをかけるんですね。初めてみました。」
その一言!
楽しんでいただいたようで…。
合わせて司書の仕事も紹介できたような気がして…。
私は、内心とても嬉しかったです。(笑顔)
出来上がりまで、ご覧になって帰られました。

私は、喜んでいましたが…。
先生の探していた本が所蔵なく申し訳なかったです。(悲)

1週間後、たまたま、職員室で音楽の先生にお会いしました。
音楽の先生「図書室の先生、お願いがあるんですけど。」(恐縮)
司書「はい。どのようなことですか」(笑顔)
音楽の先生「楽譜にカバーをかけたいんです。学生の頃から、使っていて草臥れているんですけど。(照笑)先生、カバーは、ジョイ〇〇で売っていますか?」
司書「2階の文房具売り場にありましたね。」
音楽の先生「そうですか」(笑顔)
司書「カバーかけるくらいは、できますが…」
音楽の先生「自分でやってみます」(素晴らしい)

後日、カバーかけが上手くいったと報告ありました!(安堵)

このように、大事にしている本を守ってあげたいという先生方に、その後も何人かお会いしました。
ご縁があって、ブッカーかけもお願いされ仕上げましたが…。
「皴になったらどうしよう」
「空気が入って気泡になったらどうしよう」
等と変なプレッシャーで、憂鬱なブッカーかけになった時もありましたね。(笑)

出典 図書館のお仕事 ブックカバーフィルムを貼る©キハラ株式会社

大事な本にカバーをかける。

ブッカーをかけておくと、こんなピンチでも助けてくれます。

「こんなはずじゃなかった」

大ピンチ:
➀液体編
・花瓶の水をこぼした。
・水槽の水がはねた。
・コーヒーの入ったカップを肘で倒した。
・窓ガラスを開けたままにしていたら、急な雨で…。
・お風呂の蓋においたら滑って浴槽に浮かんだ。(悲)
②光編
・西日が当たる本棚。紫外線で色褪せ。
③ウィルス編
・ウィルスや菌が気になる
④固体編
・クレヨンで書いちゃた(2歳児がね)
・アスファルトでこすれた(どういう持ち方してるの?)
⑤その他
・公園のベンチにおいたまま。(忘れたらしい)
・留守番中の子犬が噛んだ(気持ちは分かる)
・砂だらけになった(どうやって?)

「長持ちするね!」

ブッカーをかければ!
これらの大ピンチも乗り越えられるでしょう。
実際に、拭き取っただけでキレイになりますから、本の貸出回数も減らすことなく長持ちします。(拍手)

「ブッカーっていいね!」
そう思ってくださる方がいらっしゃれば大変光栄です。(合掌)
図書館のお仕事紹介ができたようで嬉しい限りです。(感謝)

最後に、「あなたもすぐにブッカーがかけられる!」

企業さまの動画は、道具が沢山ありましたね。
もっと気軽にかけられればなあと感じました。
そこで、本日、自宅で、私がブッカーかけをしましたので、ちょっと覗いてみて下さい。
「なーんだ、簡単じゃないの」
と、感想を持ってもらえたらいいですね。(笑顔)

ジャケットカバーは、はずしました。
定規、ハサミ、透明フィルムがあれば、すぐに出来ます。
私が解説すると、ルナちゃんも登場したい「ワンキャン!」となってしまったので、無言で作業することになってしまいました。(謝罪)

すでに、みなさんは、本好きと思われますので、保管は完璧かと思います。
お気に入りのブックカバーなど…。

「手作りのブックカバーを持っている方を電車でみかけました。
さりげなく、素敵でした」

ブッカーをかけて、皴になったら、それこそ元も子もなくなってしまいますよね。(泣)

工作とか、手先の作業が好きな方、几帳面な方が「やってみようかな?」と思われたなら、おススメします。
きっとうまくできる事でしょう。(笑顔)
上手くできた時の高揚感は、保証します。(万歳)
頑張ってください!

本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。(感謝)
そろそろお時間となりました。(悲)
またのご利用を心よりお待ちしております。(合掌)


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