【小説】韓国アイドルとの恋〜逆ハーレムの行方〜 スカイの怒り 13
バンに乗り込むと
勢いよく手をひっぱられ
スカイの隣に座らされた。
すかさず、ラビに立ち上がれさせられる。
スカイ:ヒョンばっかずるいですよ!
少しくらい〇〇と話しさせて下さい。
ラビ:…わかった
そう言ってラビは
空いてる席へ座った。
この車には来日の時と同じメンバーが
乗っていた。
スカイ ラビ ジョイ
スカイ:〇〇は相変わらず連絡してくれないね?
〇〇:ごめん、連絡する暇なくて。
スカイ:そんなに、ヒョン良かったですか?
ドキッとして、スカイを見ると
真顔だった。
〇〇:なんのことよ!(笑)
しどろもどろになりながら答えた。
スカイ:警告はしてあるからね。
〇〇:?警告ってなんなの?
スカイ:これ、凄いね
そう言って隠していた首の跡を撫でる。
慌てて隠すが、恥ずかしさで顔が赤くなる。
スカイ:ねぇ、どんな夜だったの?
頭をがっつり抑えられて
耳元で言われた。
どんどん顔が近づいてくる。
なんだか、その視線が
怖くなって話をそらす。
〇〇:ねぇ、今日ディズニーだよ!
絶対事務所NGだと思ってから、
行くの楽しみ!!!
スカイ:……そうだね
〇〇:スカイは何が1番楽しみ?
スカイ:…うーん、ホーンテッドマンションかな
〇〇:じゃあ、乗ろう!
スカイ:うん…。〇〇は?
〇〇:スペースマウンテンかな!
スカイ:じゃあ、一緒に乗ろう〜。
〇〇:うん!楽しみだね!
スカイは話題を変えられて、
納得いかないといったような
顔をしている。
困っていたらジョイが声をかけてくれた。
ジョイ:そういえばさ、
あんまり〇〇ちゃんと話してないから、
こっちこない?
スカイ:ヒョンそれは駄目です
ジョイ:そんなに必死にならなくても(笑)
全く可愛いな〜。
そう言って諦めて、元の席へ
戻った。
スカイ:〇〇が話し逸らすの本当にイラツク
〇〇:ごめん…
それから、暫く機嫌とりしていたら、
いつの間にか爆睡していた。
スカイ:おーい、起きて、着いたよ
〇〇:うわっ!?ごめん、寝ちゃってたー
スカイ:お疲れですね(真顔)
なんだか意味深に聞こえてしまって、
俯く。
スカイ:ほら、行くよ。
そう言って手を繋いでバンを降りた。
つづく