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樹叢ってなあに?

1)樹叢とは?

樹叢は(じゅそう)と読みます。
難しい字ですね。
植生ではない自生した樹木が
密生している林地を指します。

神社の参道などによく見られる
【木のトンネル】のことです。
境内林の事を指す場合もあります。

樹叢(じゅそう)と名前が付く場所は
そうそう多くはないと思われます。

叢の文字は群がる、草むらという意味があります。
気の遠くなるような年月をかけて
出来上がった木のトンネルは
歩くだけで身も心も浄化されていく
パワーがあります。

家の近くにあったら
毎日でも行きたい
樹叢(じゅそう)をご紹介したいと思います。

ただの木のトンネルと
樹叢(じゅそう)の違いは
樹木が人を迎え入れる
やさしい氣を発していて
浄化力が高い所です。

神様に会いに行く前に
木々が全身をお清めをして
穢れや邪気を取り除いてくれます。

では
写真を見ながら
トンネルを歩くイメージを
してみてくださいね。

日差しがきらきらと降り注いで
鳥の声も聞こえてきます。
葉擦れの音は心地よく
あなたの全身を包んでいき
体の隅々まで清めてくれます。

さあ、お清めの散策に行きましょう。

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2)木々のささやき

「よく来た」
「よく来た」
頭の上から降り注がれる声に
驚いて上を見上げたのを覚えています。

ここは名古屋の熱田神宮の参道です。
私が初めて木々の声を聴いた場所。

あまりにもやさしい声に
うれしくて「はい!」と答えていました。

木はやっぱり生きていて
人の命と呼応するのだと
改めて感動しました。

そんな木々のささやきが聞こえてきそうな
木のトンネルをもっと見ていきましょう。

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300メートルの樹叢(じゅそう)を参道に持つ
茨城県日立市
酒列磯崎神社(さかつらいそさきじんじゃ)


鳥居をくぐると
緑の木のトンネルが御社殿まで
300メートルも続きます。

海沿いなので潮風と波の音が
とても心地いい
樹叢(じゅそう)です。

それなりに時間をかけて歩くので
日々のことを思い返しながら
じっくりと思考を巡らせることも
出来ます。

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大きく堂々とした枝ぶりが
人の罪穢れをもやさしく
清めてくれる気持ちになります。

さっさと歩かずに
気になる木の前で佇んで
ゆっくり深呼吸をするのもいいですね。

ゆっくりと思考を整理して
心身を清めて
その先に神様が待っていると思うと
涙が出そうになるのは私だけかな?

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3)ちょっと厳しい樹叢の木々

やさしい木々もいますが
少し厳しめの樹叢(じゅそう)もあります。

そこを通るなら覚悟を決めなさい
そう言われているように感じる樹叢(じゅそう)です。

自分を律したいとき
奮い立たせたいとき
決意を決めて進みたいとき

厳しめの樹叢(じゅそう)を歩くのが
おすすめです。

迷いが晴れて
いざ奥宮の神様に会う覚悟が決まる
そんな体験ができますよ。

奥宮はやさしくはない
荒々しい御魂をお祀りしている神社が
多いので願いを成就するために
覚悟が必要になります。

厳しめ2社を紹介しますね。

①鹿島神宮の樹叢(じゅそう)から奥宮

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スーッと冷たい風が
通ってきて胃の辺りに
きゅっと力が入る気がします。

ここは茨城県の鹿島神宮の
奥宮までの参道です。
樹齢も古い杉が数多く並び
歩くだけで身が引き締まってきます。

ごちゃごちゃの思考のままでは
神様の前に立った時
何も言えなくなる・・・そんな場所。

呼吸するたびに
神聖な空気を体に入れて
呼吸までもが浄化されるような樹叢(じゅそう)。

鹿島神宮の
御祀神はタケミカヅチノミコト
武神であり雷の神様でもあります。

奥宮は徳川家康の寄進です。
見てください・・・

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怖い!ってくらいの御神気ですね。
何度も来ていますが
いつ来てもビビります。

タケミカヅチ様の前では
潔くはっきりと申し上げるのがピッタリな参拝です。

御社殿の裏には関ヶ原の戦いの勝利の
お礼に奉納されたご神木があるのですが
そちらもすごい氣なんです。

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ね?
ピリッとした緊張がありますよね。
そう易々とは近づけない
神の領域を感じることが出来る神社です。

見ているだけで感じの良い人は
ピリピリくるかも知れませんね。

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でも、帰りは優しく見送って下さるのですよ。
光が全く違うように感じられるから
不思議です。
決意をした私たちを
励ましてくれているように感じませんか?

②戸隠神社奥宮参道

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厳しめ神社2社目は戸隠神社です。
5社巡りでも有名な
長野県のパワースポットです。

ここは龍のエネルギーもすごいのですが
特に奥宮への参道が素晴らしいです。

奥宮への道のりは
2キロですが、カンタンな道のりではありません。
最後の頃の石段はそれなりに厳しいです。

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もともとは修行の地であった
印象が強い場所ですが
随神門から約500メートル続く
樹齢400年を数えるクマスギの並木は圧巻です。

この参道杉並木を含む
戸隠神社奥社社叢は長野県の史跡
天然記念物に指定されています。

人より自然の力の方が断然強い
と感じるご神域です。

石段を上るたびに
試されているような気持ちになり
余計な思考もどんどん
頭から剥がされて
奥宮へ着くころには
すっかり頭の中も真っ白になっていることでしょう。

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九頭龍社

奥宮です。

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真剣な決意を持って
拝殿に立ちましょう。
主祭神は
天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)様。

天の岩戸を投げ飛ばした
力持ちの神様です。
戸隠の【戸】は岩戸を示していて
戸隠神社へ参拝すると
自分の閉ざされていたと
内側の扉が開くと言われています。

私は長い樹叢(じゅそう)を
歩いていくことに意味があると思います。

参道をひたすら歩く時間は
自分を見つめる時間だからです。

自分を見つめることは
出来るようでなかなか出来ないものです。

疲れ切った体や頭に残る思いは
飾り気のない
魂の願いなのだと思います。

樹叢(じゅそう)は人の心の皮まで
剥いて真実を見せてくれる道なのでしょうね。

樹叢(じゅそう)とまでいかなくても
神社の木々の間を少しでも
歩くと自分の心と向き合って
真実の願いに気づくかも知れませんね。

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4)樹叢(じゅそう)紹介

三重県
島勝神社樹叢【県指定天然記念物】

神奈川県
山神の樹叢

宮城県
宮崎鹿島樹叢


*数例なのでほかにもあります。

日本かみさまアカデミー
香坂琉月オフィシャルブログ
↓「人と神様をつなぐ」アメブロ

https://ameblo.jp/1122ro/


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