妄想サバサンド
サバサンドは、イスタンブール名物のようだ。
塩とレモンで味つけるのがトルコ流らしい。
鯖の塩ヨーグルト漬けにバケットだったり、色々なレシピがあるようだ。
何年か前に、学生の頃から知っているカメラマンの友人が、フジロックで「三宅島サバサンド」を売っていた。
お兄さんのお手伝いだという。
「おいでよ!」
と誘ってくれて、ぜひ行きたかったけれど、なんと入院していけなかった。
悔しくて、どんな味だったのか聞いてみた。
トルコのサバサンドとは違い、照り焼き風だったという。
思い出したら、作ってみたくなった。
実際の「三宅島サバサンド」は見たことがないので、想像した。
照り焼き風に味付けをした鯖にプラスして、レタス、玉ねぎのフレンチドレッシング和えにパプリカ。
「こんな感じに作ってみた!」
と写真を送ると
「別物だけど、うまそうだな!」
との返事だった。
カイザーで作ったら、どうやら本物のパンは違ったようだ。
そういえば、「妄想ニホン料理」という番組があったことを思い出した。
NHKで放映されていて、日本料理をみたことがない外国人が、簡単な説明と名前を聞いて、どんな日本料理を妄想するのか?
そして、各国に赴いて実際に料理してもらう異文化交流バラエティ番組だった。
えええ!?というものが出来上がり、面白かった。
日本で逆に、外国の知らない料理名と説明だけで作ってみても、すごいものが出来そうな気がした。
「三宅島サバサンド」の味と雰囲気を聞いて作ってみるという試みだったが、違うものが出来上がっても、美味しければオリジナルレシピになってしまうという面白さがあった。
妄想「三宅島サバサンド」なのだけれど、食べてみたら手前味噌だけれど美味しかった。
鯖は体にもいい。
次は、塩とレモン、バゲットという正統派もよいかも知れない。
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書くこと、描くことを続けていきたいと思います。