香りと煙。
最近の朝のルーティンの1つは
お線香を1本焚く事。
ご近所だけど未踏だった山田松香木店。
同じ職場のスタッフは亡くなったのをきっかけに足を踏み入れたら豊富なラインナップととても行き届いた素晴らしい接客がとても居心地よく気軽に立ち寄れるようになった。お試しセット的なやつをいくつか買ってその日の気分で1本選んで火をつけもう会えない人達への想いを馳せる時間をなんとも言えない香りが包んでくれて救われた気分になる。この朝の儀式がすっかり気に入った私は手元のお線香が無くなると次はどれを買うのかと楽しみになってしまった。ちなみにお線香なのだけどアンティークの大きめの灰皿にお香立てを置いて使っている。格式も何もなくてごめんなさいーー
そして最近の私の手土産やちょっとしたギフトで使っているし、もちろん自分用にも即決で手にしてお気に入りなのが花京香という12の印香が入ったもの。なんとも日本らしいというか季節感もあって一目惚れ♡私は毎月の朔日の楽しみにしてます♪
受け取る側が疲れない気を使わないささやかなもの。で、いて印象に残るもの。このサイズなら香りも煙も少なくさほど好みのモノじゃなかった!とはならなさそう。手のひらサイズのもの。
香りは癒してくれる。
マッチのカタチのお香なhibiもコンセプトや誕生秘話も含めて大好きでリリースされてすぐファンになったもののあっという間に人気モノになった。外国人へのお土産にもベターだったけど今では国内外で大人気なのだ。とても嬉しい事♪
信仰には香りが付きものなのもとても面白い。
人の暮らしにおいて香りは大事なのだ。
20代の頃はずっとCHANELのアリュールの香水を使っていた。シャンプーはロクシタン。石鹸はLUSH。どの場所でも好きな香りをそれぞれ。そして私の香りになっていった。世界でただ1つの私の香り。
いつのまにか香水を使う事がなくなりライフスタイルもずいぶんと変わってしまった。冬のあのファンヒーターのジェット燃料みたいな香りもずっとご無沙汰な気がする。そんな生活の中で朝の凛と空気で一筋の煙があがり香りが広がっていく。
日本人は火葬でよかった。
あの、火葬場の独特の香りが空気が苦手だったけど
煙がずっと天に向かって上がっていくのは
今生の別れに相応しい気がする。
朝は紅顔ありて夕べは白骨となる。
だから、煙が上がり、香りが広がる
この香を焚くというのがとても好きなのだ。
これとひとつのマンドフルネス!