自立と依存
春の陽気の中、東京、大阪も、3度目の緊急事態宣言が出てしまいましたね。
去年の今頃は出張に行きまくりながらも、
心の中は不安やあせりでいっぱいでしたが、今年はなぜか、穏やかな気持ちです。
この3年くらいはスランプ続きで、状況は特に、変わっていませんが、
自分の中の不安定さは自分で、なんとか、乗り越えられたような、
階段を上がれたような、上がれてないような、、
そんな4月でしたが、今日はちょっと、真面目なおはなし。
女性の自立について。
ワタシは、精神的にも、経済的にも、仕事においても、何より、自立したヒトに憧れます。結婚していても、いなくても。子供がいても、いなくても。
人間も動物もまずは、自立するところから、すべてがはじまるように思うので。
自立の反意語は依存ですが、
自立ができての、依存、助け合いだと思ってます。
自立というヒビキには、いつだって、自由で明るい未来を感じ、
自立している人はそれだけで、魅力的で羨ましく見えます。
誰かに依存し続けないといけない生活や時間は、退屈で不安すぎて、
あんまり、心ひかれません。
例えば、恋愛や結婚といった、人生を左右するようなことでさえ、
自立し、選択権があったほうが、自由で幸せな気がします♪
いくら、相手が心から、信頼できる素敵なヒトでも、精神的、経済的に依存した関係、
誰かがいないと、自分の生活や人生が成り立たない生活は考えただけで、
不安がよぎってしまいます、ワタシは。
自分が自立していてこそ、ながく、パートナーとも対等な関係を築け、相手からも求められ、必要とされるような関係でいられるように思うからです。
ちなみに、この前、テレビをつけてみたら、
最近の結婚適齢期の男性が女性に求める、結婚したい女性について、性格の1位は、なんと!
「精神的に自立していて、男性に依存したりしない女性」らしいですww
ああー 世の中は、確実にもう、変わりつつありますね☺︎
精神的自立
20歳以上の大人の女性にとって、必要だと思うものをひとつだけ、あげるとしたら、
私は迷わず、精神的自立!と答えると思います。
ブランドプロデューサーの柴田陽子さんが、新しくディレクションした、コスメブランドのコンセプトは
「自分の気持ちは自分でつくる」だそうですが、すてきなヒビキですよね☺︎
精神的な自立は、仕事や経済的自立のきっかけにもなり、
人生の中で、精神的な自立がはやければ、はやいほど、自分らしく、幸せに過ごせる時間も長いように思います。
私自身も、20代なかばで、実家を出て、一人暮らしを始めました。
8畳くらいのワンルームマンションでの何もない生活は、自由でいることの大変さ、自分の無力さ、親の偉大さ、いろんなことを思い知りました。
自分で働き、自立するため、頑張れたのは、親から独立し、なんとしても、自分の力で自由に、自分の好きな選択をしながら、幸せに生きなくては!という、
いいかげんなようで、かたい意志があったからかもしれません。
その後、20代後半、大の怠け者なワタシは働きすぎて、自己管理を怠り、2度も入院したりしましたが、実家に帰ろうとか、親に頼ろうとか、そんな選択は自分の中に、なぜか、ありませんでした。
経済的自立
毎回、新人研修のたびに、皆さんへ同じ質問を1つ、しているんですが、
「みなさんは、なんで、働いてますか?」
なんで、働くのか。なんで、仕事するのか。
この質問で、圧倒的に多いのは
「生活していくため。」
そりゃ、そうです☺︎
人生に収入、お金が必要なのは間違いありません。
経済的な自立。
20歳をすぎて、成人になると、自分の生活や人生に責任をもつことになります。
私達は、人と動物達が幸せになるようなサービスを提供し、
この仕事を通して、お客様達だけでなく、関わる人達すべてが成長し、幸せになれるような組織づくりを目指しています。
それは、チームの共通の目的のひとつですが、
そのまえに、チームや組織は、個人の集まりなので、ひとりひとりの目的や目標がないと、成り立ちません。
本質的なところから、考えてみると、
お客様達やチームの為に頑張っていることは、結局は全部、自分のためにつながっています。
うちのスタッフ達にも、この仕事を通して、それぞれが、技術も人間性も成長し続け、自分と周りのヒトを幸せにできるよう、少しずつ、自立してもらいたい!
それが、私の1番の願いです。
とにかく、成長してもらいたい、女性であってもというか、女性だからこそ!たくさんの収入も得て、経済的にも自立するメリットを知ってもらいたい、
大切なスタッフのみなさんへは、いつも、そんな気持ちでいます。
仕事での自立
自立した仕事の仕方ってなんだろう?と考えるときがあるんですが、人それぞれ考え方が違うかもしれませんが、
たとえば、上司が何でも、しゃしゃりでてきて、全部、やってしまう、そんな職場でヒトが育つでしょうか?
親子関係とおなじかもしれません。
成長するまで、何年かかるんでしょう。考えただけで気が遠くなりますww
メンバーの成長度とか、時間とか、年齢とか、何も考えていなければ、それでいいかもしれません。
自立とは無縁な働き方、職場。
何でも上司にきく。何でもまず、誰かに頼る。
一見、効率的で優しいようにみえて、中長期で考えると、上司の言われたとおりのことしかできない、ひたすら、指示を待ち、自分の頭では何も考えない、思考能力のないヒトを育てているようなものです。
それじゃあ、AI、ロボットに負けてしまいます。
私達の仕事はAIにはかわれない、センスや感性、お客様達への配慮が必要な仕事です。
ワタシは仕事で自立するとき、3つポイントがあるように思っていて、
●自分の現状を知る→これまで働いてきた全ての職場での自分を客観的にふりかえり、上司や周りからの助言、評価などから、自分の強みと弱みを把握する(上司からはどのような評価をされていたか振り返ってみる)
●自分の行動、一つ一つに責任を持つ→その行動の一歩先を想像しながら、自分なりの最善の選択を考え実行する(感情だけに頼らず、自分の頭でよく考えてみる)
●周りのヒトのことも思いやる→自分のことだけでなく、周りのことを考えるから、ポジティブになれる(チームも個人としても成長する)
自分の得意なこと、苦手なことをまず、知り、自分が現状、どこでつまずいているのか、ミスがどれだけ、あるのか、
成功してうまくいったこと、いかなかったこと、どこで力になれてるのか、どこで失敗しているのか、客観的にまず、今の自分を知り、受け入れるところから、始まるような気がします。
たとえば、自分に与えられた、仕事の中で、誰かを頼らないといけない部分がどれくらいあるか、考えてみるのもいいかもしれません。
当事者意識と主体性を持って、自分で考えて、
行動する→ふりかえる(考える)→行動する→繰り返し継続する
これだけです!
自分の判断が確実に不安なときは、行動する前に、先輩達や上司へ、
○○の件、△△なので、□□しようと思います。大丈夫でしょうか?
と確認しみる。
どうしても、なにか、足りないな、自信がないな、というときは、上司へ相談し、助言を求めてみる。
これを真面目に積み重ねれば、1〜2年で、ほとんどの事を自分で判断し、自立した仕事ができるようになるものです。
当事者意識、主体性、周りへの思いやり、これがないヒトは成長するのに、すごく時間がかかり、なかなか、自立もできません。
自分の成長、変化が止まっているなと、感じるときや、成長してはいるのに、どこか、思うようにいかない、何か、うまくいかないな!というときは、自分を客観的に考えて、多面的に自立できるよう、努力してみることです。
成長したいヒトは、今日から、他責思考を捨てて、まずは自立することから、意識してみると、
近い将来、何かが変わるかもしれません☺︎