#204 うつ病発症14~15日目・発症後349日目 ~情緒不安定なメンヘラ系うつ病~
今日は,『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』を読んでいましたが(佐藤航陽,2017),めちゃくちゃおもしろかった(リンクはこちら)。タイトルの通り,お金の姿形について,過去現在,そして,未来について書かれていました。そもそもの「経済」という用語の定義を刷新し,近代以降,価値の算定基準をお金に頼るしかなかった資本主義から,テクノロジーの発達によって,お金以外の方法で価値を算定することが可能になり,その結果,最終的には,各自が自分だけの経済を生み出すようになる,そういった予測まで書かれていました。
これだけだと,ただ単に夢物語を書いてるようにしか見えませんが,著者が,経営者としての視点から,現場でトライアンドエラーしながら会得した知見(ビットコインの基本となる知識だけでなく,経済,自然,脳の構造がマトリョーシカみたいに似ていることなど)について,わかりやすい言葉で書かれていて,とても面白かったです。そして,「人間は感情で動く」ことを正面から認めていることも,好感が持てました(まあ,当たり前なんですが)。
また後で,余裕があったら少し書きます。
前置きはこれくらいにして,今日もうつ病経過を記録していきます。(第1回目はこちら。第2回目も大事なのでこちらからどうぞ)
【過去のこと・思い出したこと(発症14~15日目)】
・7月23日㈫:さて,うつ病発症から14日目となるこの日,僕は,前日にボロボロになりながらも,「逃げる」ことに成功し,実家での療養2日目を迎えていました。この日の時点では,まだまだお金に囚われていたということを,昨日のブログで書きました。今はだいぶお金にとらわれずに済んでいることも昨日書きました。↑の本を読んでいたら,「お金を失うことは怖くないけど,視聴者を失うのはめちゃくちゃ怖い」というユーチューバーのエピソードが出てきました。多分,僕の考えも,そのユーチューバーと似ているようです。というのも,手元の預金残高以上に,このブログの閲覧数やいいねの数が気になってしまっているので(笑)。
で,この日は,お金にとらわれているせいで,彼女に辛辣なLINEを送ったりしていて(「弁護士になって稼いだお金は全部借金の返済とお前と会うために使った」など),メンヘラ言動に拍車がかかっているんですが(#彼女には本当に申し訳ない),とはいえ,情緒不安定だからこそ,たくさん泣くこともでき,泣きつかれてゆっくり眠れていました。
この頃は,号泣することが精神安定剤になっていました。涙を流せば流すほど,メンタルが安定して,夜はぐっすり眠れるんです。泣いて泣いて泣き疲れて寝るという,赤ちゃんみたいな暮らしを送っていました。仕事もしていないし(笑)。
号泣したり,怒ったり,情緒不安定行動をしながら,この日は夜の12時半頃には寝付いています。寝つきや睡眠に問題はありませんでした。しかし,また寝る直前の夜中に彼女に対してめちゃくちゃなLINEを送っています。「僕が会いに行くときにどれだけたくさんのお金を使っていたか味わってほしい」という内容です。もうね,メンヘラがやばい(笑)。自分で勝手に尽くして苦しんでいるのに,その苦しみを相手にも味わってほしいなんて,とんだメンヘラ野郎です。
こんなメンヘラ野郎は社会から排除されるべきだろうなぁ(#社会から排除されるべき系弁護士#象牙の塔でひっそりと暮らしたほうがいいのかもしれない)
・7月24日㈬:朝の7時頃に目が覚めています。睡眠には問題なかったのですが,今日も今日とてLINEの内容には問題ありまくりです。「僕が病気になったのはお金がなかった○○(彼女の名前)のせいなんだから,おわびに500万円貯金して,そのうち100万円をくれよ」という内容で,くどくど長文を書いています。これはやばいなぁ。彼女も彼女で責任感じちゃって「500万円貯める」「100万円渡す」なんて返答しちゃってます。
こんなカップル,どう考えても,さっさと破局したほうがいい。こんな2人は,どんどんメンヘラの深みにはまってしまい,お互いに病んでしまうでしょう。
結果的に言うと,僕たちは,こんな局面を乗り超えることができました。それは,ひとえに,彼女の精神力の強さがあったからこそで,本当に彼女のことは尊敬しています。もちろん,彼女にそういった精神的な強さがあったことが,乗り越えられた理由なんですが,それだけじゃなく,僕の病状が回復したことも大きな要因と思っています。
僕がここで言いたいのは,「病状は回復する」ということです。去年の7月23日当時の僕は,こんなハチャメチャなLINEを送るほどに,情緒不安定かつメンヘラだったのに,今は違います(#そのはず)。少なくとも,僕の場合は,メンヘラ・情緒不安定期を脱することはできたので,病状が回復したと実感できています。僕のような,仕事のストレスで一過性のうつ病になった場合であれば,病状はいつか回復するよと,僕は経験談として話すことができるのです。
病状が回復する経過は,これからもこのブログを毎日読んでくだされば,おのずとわかってくると思います(#唐突に宣伝)。
この日も,情緒不安定・メンヘラが爆発した僕は,彼女を糾弾するLINEを続けざまに送り付け,耐えきれなくなった彼女が「ごめんなさい」と何度も謝ってしまっています。「私はクズ女」とか返信しています。これを見て心が傷んだ僕も「ごめん」と謝っています。自分で喧嘩を吹っかけておきながら謝るなんて,本当にどうしようもない野郎なんですが,うつ病というのは,普段の自分では説明できないような言動をとってしまうほど,精神と身体が追い込まれているんです。
※ちょっと念押ししとくと,僕は,うつ病はあくまで「身体(フィジカル)が原因」と考えています。このブログにも書いていますが,ストレスがかかると身体が硬直し,それによってエネルギーの循環が滞ってしまうのがうつ病だと考えています。医学的には,セロトニン分泌量の低下などが原因と言われていて,僕の考えは違うのでしょうけど,この考え方で僕自身が納得したのは間違いありません。
この日は,メンヘラ・情緒不安定をこじらせながらも,少しは冷静さはあったようです。というのも,このままでは弁護士会費などの引き落としが止まらない(なお,弁護士会費はうつ病を理由に2019年7月分から支払いを免除されています)と考え,引き落としをストップさせるため,熊本でたった1つしかない,三菱UFJ銀行の支店に行っています。
僕ら弁護士は,しばしば,「引き落としが止まらないんですけど」といった相談を受けます。その際は「口座をカラにすりゃいいでしょ」とアドバイスすることが多いです。
「払ったら戻ってこない」を,僕ら弁護士は日々痛感しています。「法的に払わなくていい」「払ってしまっても法的には後で取り返せる」としても,「払ったら戻ってこない」ことはよくある。こういう場合は「最初から払わない」「引き落としを止めちゃう」が一番手っ取り早くて効果的です。
そんなアドバイスをしている僕自身が,その自分のアドバイスに従って,引き落としをストップさせに,真夏の昼間にバスで繁華街まで行きました。自宅を10時35分に出発し,帰宅したのは4時58分です。かなり長時間の外出で,頑張っているようです。お金は大事ですからね(笑)。この日の僕は,そうとう疲れたでしょうが,「疲れた日ほど眠りに問題が出る」という法則が発動する前だったので,この日も睡眠に問題はないようです。
仕事の疲れ(というか,人生そのものに対する疲れ)がたまっていて,それを回復させるため,うつ病発症当初は,よく眠れていたような気がします。
→今日はここまで
【今日経験したこと・経験して考えたこと(発症349日目)】
・今日できた仕事・勉強
今日は出勤しました。午前9時から午後5時30分まで滞在しました。出勤中は,冒頭で書いた本を読んでいました。めちゃくちゃおもしろくて,午前中に読み終えました。午後は『10万個の子宮』(村中璃子,2018年)を読んでいました。これもめちゃくちゃおもしろい。
・仕事・勉強以外に今日やったこと
今日は特に何もしていません!
【今日のうつ病】
昨晩は10時40頃に布団に入りました。早めに布団に入ったので,寝付くのに時間がかかると思っていましたが,期待を良い意味で裏切られ,すぐに寝付けました。昨日は寝つきが悪かったのですが,それを取り戻すように,ゆっくり眠れました。朝方,一度少しだけ目が覚めたような気もしますが,結局は,7時のアラームまでぐっすり眠れました。7時半にはベッドから出て,バーピージャンプも20秒できたし,昨日よりはだいぶ調子良いです。
今日もブログ書けてよかった!
それではまた明日!
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