#321 暇な時間を勉強にあてよう。だって勉強は楽しいから!
昨日,「PS純金(”ピーエスゴールド”と読みます)」という東海地方のローカルテレビ番組を見ていました。
「暇つぶし」をテーマに特集されていました。どうやら,世の中には暇を持て余している人が多いようです。
ちょっと話が飛びますが,最初に哲学が生まれたのは,古代ギリシアで,3000年ほど昔です。
ただ,古代ギリシアが人類最初の文明ではなく,その前にも,オリエント地方(メソポタミア文明やエジプト文明)に,巨大な文明国家は存在していました。
でも,最初に哲学が生まれたのは「古代ギリシア」と言われています。メソポタミア文明やエジプト文明で哲学が生まれてもよかったんですが,そうはならず,古代ギリシアで初めて哲学が生まれました。
その理由として,古代ギリシアでは,奴隷制によって,市民階級が自由な時間ができたことがあったそうです。古代ギリシアより前の,メソポタミア文明やエジプト文明では,王様=神様だったので,王様の言うことが本当かどうかを考える必要はありませんでした。
こういった,古代オリエントの王朝では,王様に仕える側近以外は全員奴隷みたいなもんで,自由に使える時間なんてありませんでした。
ひたすら,王様のために働き,死に絶えていったわけです。哲学なんてしている場合じゃありませんでした。
それが,古代ギリシアではちょっと違いました。もちろん,奴隷制度はありましたが,それは,王様を支えるだけじゃなく,市民階級を支える存在でした。しかも,古代ギリシアでは,王様の支配ではなく,今につながる民主政(デモクラシー)が採用されていたので,王様に仕える側近なんておらず,市民たちが対等に議論して,政治を決めていたんです。
そういった,対等な議論や,哲学を生み出したのが「暇な時間」だったわけです。奴隷のおかげで,考える時間ができ,いろんなことを考える余裕が生まれたんです。
僕は,今の時代も「考える余裕がある」はずだと思っています。
もちろん,社会人がみな必死で働いています。それは認めます。
平日は毎日毎日忙しくて,週2日の休みにゆっくり休息をとって月曜日からの仕事に備える・・・。
「考える余裕」なんてありませんよね。
僕もそうでした。毎日毎日,とにかく忙しくて,忙しくて・・・。
忙しい日々を繰り返した結果,うつ病を患ってしまいました。
僕はうつ病のおかげで忙しい日々から解放されましたが(その代償としてモウレツな苦しみを味わったことを念のため書いておきます),そうじゃない人たちは,毎日ギリギリの状態で働いています。
それはわかっているつもりです。
でも,今は,そこまで必死で働かなくても,豊かな暮らしが送れるはずです。
つい最近,オリエンタルラジオの中田さんが,「働きすぎない」という動画を上げました↓。
これは,本当に同感です。
僕としても,そこまで必死に働いて生活費を稼がなくても,今の時代なら,充分に豊かな暮らしを送れると思っています。
毎月3万円を食費に充てることができれば,セブンイレブンで栄養バランスのとれた「日替わりおかずセット」を食べることができ,おいしく健康を維持できます。娯楽だって,図書館で無料で読書できますから,充分に事足ります。
これに家賃と光熱費と日用品を加えても,せいぜい月に12万円くらいです。毎月12万円ほど収入があれば,別に貯金がなくても暮らしていけます。年金がなくても貯金がなくても,毎月12万円の収入を確保できれば,豊かな暮らしを送れる計算になります。
だからこそ,働きすぎるとダメです。せっかく人間に生まれたのに,人間らしい生活ができなくなってしまいます。
働きすぎると,仕事と会社に人生を奪われてしまいます。
「人生」というのは,自分の精神です。自分が感じ,考えること,それこそが人生なんです。なのに,働きすぎて仕事に追われると,自分が感じ,考えることが疎かになってしまいます。
だから,仕事に負われることは,イコール,仕事と会社に人生を奪われることを意味します。
で,僕は,働きすぎないことが,人生を変えるだけじゃなく,社会のあり方,国のあり方を変えることにもなると思うんです。
働きすぎないことが,もっと幸せに生きられる社会,幸せに生きられる国につながると思うんです。
ちょっとまた話が飛びますが,日本では民主政(デモクラシー)が採用されていて,1人1票で国会議員を選出し,その人達に政治を行ってもらっています。
どの人に政治を行ってもらうか,国民1人ひとりに選ぶ権利があるわけですが,選ぶ前提として,僕らには知識が必要です。
どんな政策が今必要か,どんな方向が望ましいか,自分で考え判断するには知識が必要で,知識を得るには,勉強が必要で,勉強するには時間が必要です。
時間を確保するには,「働きすぎない」のは必須です。働きすぎていたら,勉強してられません。毎日目の前の仕事を処理するだけで人生が削られていきます。
僕は,うつ病のおかげで自由な時間が増え,それを勉強にあてています。
特に歴史が好きで,日本が1941年にアメリカとの戦争を始めた理由や,敗戦後に対米従属路線をとってしまい,米軍基地が固定化してしまった経緯などを勉強しています。
いろいろと勉強した結果,今のところ,この国に必要なのは,対米従属から脱却し,自衛隊を国防軍として正式に位置づけ,なおかつ,戦前のような侵略戦争を引き起こすことを絶対に回避する仕組みを整え,そのことを周辺諸国に理解してもらうことだと思っています。
将来,対米従属から脱却し,アメリカの後ろ盾を失っても,敵対する周辺諸国(中国,韓国,北朝鮮,ロシア)と対等に外交交渉を進め,日本の領土を守り,拉致被害者は返してもらう。
北方領土も,択捉島・国後島は返還し,色丹島・歯舞諸島は,北海道の一部という形でロシアと合意する。
こういった,正しい方向に日本を導いていきたいと思っているわけです。
どうも,日本での議論は,対米従属からの脱却をさけぶと,憲法9条と関連させられ,自衛隊も米軍も一緒くたに「軍国主義だあ!」となってしまいます。
そうじゃなくて,対米従属からの脱却のためには,やっぱり日本独自の軍隊が必要で,憲法改正して日本独自の軍隊を設けない限り,対米従属からの脱却はできないわけです。
言ってしまえば,対米従属推進論者にとっても,憲法改正には反対するんです。だって,憲法9条があるからこそ,国防を日米安全保障条約に頼らざるを得ないという構図ができあがってくるわけで,それは,対米従属論者にとっても好ましい。
憲法9条を振りかざして戦争反対をさけぶ人たちには,多分2種類いて,1つは,日本が再軍備されると不利益が生じる周辺諸国(中国,ロシア,韓国,北朝鮮)で,もう1つは,日米安全保障条約による対米従属を今後も継続したい,アメリカに近しい方々です。
自民党の憲法改正案を見ましたが,あれだと,せっかく,日本を防衛するために設けた国防軍が,「国際平和」を守るために海外派遣されてしまいます。あの改正草案は,間違いなく,アメリカに近い人たちが起草しています。
憲法9条を改正するなら,自衛隊を正式に軍隊にすると同時に,日米安全保障条約にかこつけて,アメリカと一緒に国際紛争に駆り出そうとしている人たちがいるわけです。
たぶん,自民党の草案通りに憲法9条が改正されれば,日米安全保障条約とセットで,自衛隊がアメリカの関連する国際紛争に巻き込まれてしまうのは間違いないでしょう。
まあ,現状でも,その可能性は当然あるわけですが・・・(笑)。2015年の安保闘争で,その可能性は当然広がりました。この点は,「リベラル」な方々がおっしゃるとおりでしょう。
ただ,日米安全保障条約の問題を出すときに,「戦争反対!」をさけぶだけで,「じゃあ,自国の防衛をどうするか」という視点が抜けている。
自国の防衛は絶対に必要です。「リベラル」な方たちは,米軍に反対するだけじゃなく,自衛隊にも反対しちゃうんですよね。これじゃあ,「リベラル」な方々の主張が通るはずもなく,「リベラル」な方々は「中国やロシア,もしくは北朝鮮の手先ですか?」ということになって,米軍従属の自民党勢力の牙城が崩されないんです。
僕らは,真に日本の国益を優先し,日本を本当の独立国家にしなきゃいけないんです。
ただ,これを目指すのは,今の日本の政治構造ではほとんど不可能なんです。保守勢力は対米従属だし,リベラルな方々は,憲法9条を守ることで,日本の戦力弱体化を図ろうと躍起になっている。
こんな今の政治構造を崩壊し,真の独立国家を目指すためには,日本人全体が覚醒するしかないわけですが,日本人はみんな働きすぎで,こんなことを考えている余裕がある人は全然いません。
僕も,うつ病になって初めてまとまった時間ができ,日本の歴史,世界の歴史を勉強することができました。
今の日本の現状を正確に理解し,より幸せな未来を切り開くためには,やっぱり,勉強しなきゃいけません。
しかし,その「勉強」もイヤイヤじゃダメです。勉強は,本来楽しいものです。楽しく勉強していれば,どんどん好奇心が湧いてきて,その好奇心に従っていた結果,いつのまにか,自分の社会や,日本という国のことも理解できてくるんです。
言うなれば,知識は「好奇心」に付随してくるだけなんです。好奇心をどんどん暴走させてればそれでよくって,「知識」なんて二の次でいい。
先ほど,「働きすぎない」のが大事jだと書きました。そんなに働かなくても豊かに暮らせるわけですから,もう,毎日つらい仕事に耐える時代は終わりました。そんなに稼がなくても,幸せに暮らせることを正面から認めましょう。
さきほど,PS純金で「暇つぶし」がテーマになっていたと書きましたが,出てきたお年寄りたちは,とにかく暇を持て余しているんです。
その人たちは,みんな,どこそこに集まって,「お金がありゃあねぇ」といった,どうでもいい世間話を繰り返しているんです。毎日毎日,お金の話と生き死にの話をしていて,そういった話を毎日繰り返しながら,最終的に死んでいきます。
そんなことを毎日繰り返すよりも,もっともっと楽しいことが世の中にはあるんです。それが勉強です。
年を取ると勉強するのもツラいのかもしれません。老眼で本を読むのも大変なのかもしれない。
でも,僕は,勉強してほしい。日々の不満をこぼすより勉強のほうが絶対に楽しいと僕は思います。
楽しく勉強して,国を動かし,時代を変えてほしい。
自分の勉強が,より幸せな未来につながることを知ってほしいんです。
でも,「より幸せな未来」なんかを勉強の目的にしてちゃ,勉強が長続きません。勉強それ自体が楽しくないと,勉強が続くわけない。
勉強は楽しい。歴史を勉強して,自分が置かれている今の時代,場所が,歴史の流れの中で,どんな位置にあって,他国との関係は,どんな歴史が前提となっているのか。
そんなことを勉強するのはめちゃくちゃ楽しい。
大事なのは,勉強している最中に,ヘタに誰かに自分が得た知識を話さないことです。話してしまうと,相手も全然勉強していないくせに,無知だと思われたくないがために,話を合わせてきます。
話を合わせてきただけなのに,その話を聞くと,「相手もよく知っているなぁ。僕はこれだけ勉強してやっとたどり着いたのに・・」という,不要な劣等感を抱いてしまいます。
だから,別に勉強したことを相手にひけらかなくていい。自分で勉強に没頭すればいいんです。
没頭して没頭して,そして没頭して勉強していると,ある日突然,普通の人たちが到底たどり着けないほどの知識量が身についています。
それが理想です。だから,誰かに知識をひけらかしたり,誰かよりも「上になりたい」なんていう理由で勉強するのはよくない。それだと,他人と比べてしまうことになるので,他人よりも上回っていないと目標が達成できず,すぐに勉強を放り投げる結果になってしまいます。
勉強は,それ自体がめちゃくちゃ楽しい娯楽です。
そう思って,とにかく勉強に没頭しましょう。
まずは,図書館で『世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史』を借りて読みましょう。
最近の本は,とても読みやすくて,わかりやすいです。スイスイ読めちゃいます。その後は,この本の参考文献をどんどん読んじゃってください。参考文献が参考文献を呼び,読みたい本は無数に増えていきます。
別に参考文献を全部読む必要もありません。図書館にある(タダで読める)参考文献だけ読めばいい。つまらない本はさっさと読むのをやめていい。
そんな感じで,勉強を楽しみましょう。
僕だって,寝るまでずっと読書しているわけじゃありません。テレビもYou Tubeも見ます。ただ,テレビやYou Tubeが娯楽であるのと同じように,読書も娯楽なんです。そこに優劣はありません。
どんどん娯楽として勉強を楽しみましょう。その勉強が,社会を変え,国を変えます。より自分が幸せになるよう社会を変えるには,自分が楽しく勉強するしかないんです。
「勉強はつらい・苦しい」という,幼い頃に知らずしらずインプットされた先入観をとっぱらい,まっさらな気持ちで読書に取り組みましょう。
【今日のうつ病】(うつ病経過まとめ:こちら)
今日までに経過した期間↓
・うつ病発症(2019年7月10日~):466日(1年3か月と8日)
・実家療養後の1人暮らし(2019年9月27日~):387日(1年と21日)
・午前中の散歩(2019年11月7日~):346日(11か月と11日)
・毎日ブログ(2019年12月3日~):320日(10か月と15日)
・出勤練習(2020年3月30日~):202日(6か月と18日)
今日で,出勤練習を始めて6か月と18日目になります。新型コロナウイルスの影響で,4月13日~5月11日までの約1か月間,一時中断されていましたが,それを差し引いても,5か月以上出勤練習を積み重ねてきました。
今日は出勤しました。午前9時に出勤しましたが,午後1時に退勤しました。午後6時が定時なんですが,昨日書いたように,疲労の蓄積が見て取れるので,疲労の回復を図るため,昨日に引き続き今日も早めに退勤しました。
そんな今日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),昨晩は午後11時46分に布団に入りました。昨日とは異なり寝つきは良かったです。ただ,朝は午前6時41分に目が覚めてしまい,必要以上に朝早く起床してしまう結果となりました。睡眠時間は7時間弱で,SleepCycle独自の睡眠品質も70%/100%とよくありません。
(なお,僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)
今日は,午後1時に帰宅し,疲労回復のため,昨日と同様昼寝しようと思いましたが,できませんでした。40分ほどベッドで横になっていましたが,結局寝つけず起き上がりました。昨晩から今朝にかけての睡眠は,それほど充分ではなかったので,疲労は蓄積しているはずなのに昼寝できなかったのは気になります。
とはいえ,まあ,明日から2日間休日なので,それほど気にせず,これから体力づくりのために走ってきます!
今日もブログ書けてよかった!
それではまた明日!→こちら
昨日のブログ→こちら
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※うつ病への負担を考慮し、「書き始めてから1時間くらいでアップする」という制限時間を設けています。