お伊勢の方

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「トロカマ」とかいう、マグロ様がもたらした貧民のための大トロ。(後編)

さて、この記事はマグロの希少部位である「トロカマ」を食し、これを礼賛するものである。 タイトルに後編とあるが、無論前編の記事もある。しかし、それはいい。結局世の中で求められるものは結果であり、過程はどうでもよかったりする。また、ぐずぐずと結論を言わず、経緯や背景を回りくどく説明した後に、やっと曖昧な結論のような何かを述べるのが、一般に批判されがちな日本人の話し方でもある。私が書いた前編の記事はこの日本人の旧弊に則って、気仙沼へカツオを見つけにいく旅の模様をだらだらと記した、

    • 「トロカマ」とかいう、マグロ様がもたらした貧民のための大トロ。(前編)

      いつもよりゆっくり起床して、しばし天井と虚空との間を見つめた後、時間になったらバイトへ向かう。そんな冴えない週末の最終日。ふと時計に目をやると、午前4時を表示していた。およそ人間的ではない時間に頭が冴えていることに嫌悪感を覚えつつ、「魚を食べたい」という強い衝動に襲われた。そうだ、魚を食べよう。 まだ肌寒い5月の朝、財布と何枚かのCDをつかみ、私は車に乗り込んだ。目指すは気仙沼の港。たしか5月にはもうカツオが出ていたんじゃなかったか。思考と知識の破壊エンジン、グーグル様に問

      • 無駄な事だって、記録しておいて損はないでしょう(ごあいさつ)

        「朝ベッドで起きた時、外出先でトイレに入った時、電車から降りてとぼとぼ家路をたどり始めた時、、日常の其処此処の場面で、ふと5年くらい前の出来事を思い出し、月日の残酷なまでに早い流れと、変わってしまったものへの喪失感で急にさみしくなることはありませんか?」 唐突にすみません。一般の日本人的な生活環境の中で、あまり色の冴えない大学生(以下、一般人)をやっている、「ise」と申します。 たかだか二十歳前後のクソガキですが、早くも上に挙げたような、懐古的で、湿っぽい想念にたびたび

      • 「トロカマ」とかいう、マグロ様がもたらした貧民のための大トロ。(後編)

      • 「トロカマ」とかいう、マグロ様がもたらした貧民のための大トロ。(前編)

      • 無駄な事だって、記録しておいて損はないでしょう(ごあいさつ)