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お金は使った方が得だよ【「自己肯定感低めの人」が、一生お金に困らない方法】山根洋士



おはよう・こんにちは・こんばんわ

「かき氷」 というアカ名で投稿している者です。
この投稿含めた「読んだ本の感想」を投稿しています。
今のところ毎週後半の投稿をこころがけておりますが、仕事などの都合で前後する場合もございます。


※制作スケジュール大幅に遅れてしまったのでこの投稿は先々週(9/30~10/6)分となります。お待ちしてくださっていた方々ホントに申し訳ないです。



今回紹介するのは


山根洋士 著


「自己肯定感低めの人」が、
一生お金に困らない方法


この本はお金についての思い込みを払拭する方法と" ありのままの自分 " を認めてあげるためのヒントが書かれた1冊です。

・自己肯定感を上げたい
・お金への意識を変えたい
・稼げる人に近づいてみたい

など抱いてるアナタにオススメです!


ページ数は全体で220ほどで、1ページあたりの文字も大きめでスラスラと読み進めることができました。
読書初心者にもオススメです。



著者の山根洋士さんは心理カウンセラーをされており、心のクセを直す「メンタルノイズ」カウンセラーとして活躍されています。
(本書巻末 参考)



私たち日本人は昔から「働かざる者食うべからず」「お金は汚い」「お金の話はタブー」などの昔から根付いている価値観を刷り込まれながら生きてきました。

ドラマの中でも、お金持ちは殺される役が多く。
時代劇でも、饅頭のしたに小判がしきつめられ、最後は悪人として成敗されるというお決まりエンドもしばしば。

こうしたお金へのイメージを刷り込むことを本書では「お金のメンタルノイズ」と称しています。

お金に抱くイメージ、罪悪感こそが稼ぐことを阻害しているというのです。

そして自己肯定感が低い人におおい考え方のひとつに「私なんかが、こんな報酬得ていいの?」という恐怖感でしょう。

お金に後ろめたい人のおおいイメージのある日本人という生き方をすぐ変えるのは至難の業でしょう。

ただ、ひとつ対策があるとするならば

心の在り方=マインドセットを変えること

これだけです。
わかりやすく説明すると

お金に抱いているイメージを少しずつ変えていくというものです。
それと同時に、自己肯定感のとらえ方も変えられるのです。

そんなお金、自己肯定感にまつわる助言の詰め込まれた1冊のご紹介です。

長くなってきたので、早速解説に移りましょう。



◆今の収入はあなたの「心」の反映



前置きでも説明したので書くまでもないかもしれませんが、人はお金に思い込みがあるというのが生きる大半の方に当てはまる状態かもしれません。

・今の自分はこの程度しか稼げていない
・満足してないが、我慢するしかない
・こんなに頂くのは申し訳ない

などの心が「お金の受け取り拒否」をしているので、多額を受け取れない状態となっているからです。

自分はこの程度と思っていると、それ以上の仕事ができないマインドに陥ってしまうのです。

少しでも多く稼ぐには、仕事を増やし働き詰めになる選択肢しか浮かばず、家庭も身体もボロボロなんて状態になってしまえば取り返しがつきません。

こうなってしまった原因について

それは、自己肯定感が低めだからです。
自己肯定感とは、欠点も含めて「自分はありのままでいい」「生きているだけで価値がある」と思える感覚=フィーリングのことです。

思考法ではなく感覚=フィーリングというのがポイントで、頭がよくても悪くても、成功しても失敗しても、「自分の価値は何にも左右されない」と思えることです。

19ページ

と書かれています。

幼い頃は自己肯定感が高かったものが、様々な経験を積み、メディアや教育によって自分と社会を比較されたが故に自己肯定感というものは低くなっていくというのが下がる正体の主です。

ここでの自己肯定感については、上げるというよりは昔のような元の状態に戻すというのが正しい表現となるでしょう。



◆自己肯定感の「現在地」を知る



先程の自己肯定感についてさらに深掘っていきましょう。

「自己肯定感を元の状態に戻す」と言われてもパッとしないかもしれませんね。

大切なのは「自己肯定感が今どの状態にあるのか?をハッキリさせること」です。

本書には自己肯定感のチェックリストが載せられています。

・自分が好き
・自分に好意的な意見がある
・自分を大切にすることを学べた
・自分に丁寧、相応しい気づかいしている
・自分の弱点、欠点が気にならない
・自分の人生に満足している
・他人から興味、関心をもらって当たり前だと思う
・自分の人生にいい事起こって当たり前だと思う
・自分に必要以上の厳しさは入れない
・自分に批判的でなく、むしろ優しく励ましている

21~22ページ参考

0~3個だと自己肯定感がかなり低め
4~8個だと自己肯定感が低め
9以上だと自己肯定感が高い

という結果になります。
この結果を参考に今の自己肯定感がどの位置づけかを明らかにすることが大事なのです。

もう一つ大切な点が
決して、無理に自己肯定感が高い人になろうとしないこと。

焦らず、いつか高くなればいいなぁ〜くらいの心構えでいることが大切です。

ここは論より自身の気持ちの問題なので、日々の意識などの自分次第な部分なので解決策としては最適な文が浮かばぬ。。

念願の昇進が決まった時。
いい物件に住めると決まった時
ビジネスが評価されて給与があがった。

などのいいコトを" 自分に相応しいこと " と捉えられるような心構えこそが大切ということです。

自己肯定感が高い状態に近づくまでらあと何を認めてあげればいい状態かを認識することで、1歩ずつ理想の自分に近づけることでしょう。



◆お金と感情はリンクする


ここまでマインドの話メインでしたので、ここからお金の話と繋げていきます。

「お金は苦労して稼ぐもの」と捉えながら働く人にとって「お金は辛さの象徴」となります。

給料やボーナスがいつの間に無くなる人は、辛さからくるストレスから解放されたくて浪費してしまうのです。

逆をいえば
楽しく稼ぐ人からすると「お金は楽しさの象徴」となるのです。
貯まったお金はとっておきの楽しみ、大事なことにだけ使おうという心理状態にしてくれます。

ここから得られる考えというものが
お金は「得た時のマインドで印象が変わる」

これだけでも肝に銘じたうえで「自分はどんな気持ちでお金を得たいか?」を意識しながら仕事に向き合う、または気持ちよく働ける環境身を置くなど変えられるところから変えてみるのもいいかもしれませんね。




◆お金を使うたび、アナタは得している



お金と感情のリンクは理解できたものの、そう簡単にお金への意識なんて変わらん!ということも理解できるよ大いに解る。

のでお金へのネガティブ感情を払拭する方法をひとつ紹介します。

それが
お金を使うたび、アナタは得をしている。
というもの。

わかりやすく説明するなら1杯のコーヒー
もしコンビニやカフェが無ければ、一から農園を作らなければなりませんし、そこから水やり、枯れないように調整、収穫etc.

想像するだけで気が遠くなったことでしょうが、これをたった数百円で得られることは当たり前のようで実はすごいことなんですよ。

お金は使うことで、必ず金額以上の得をしているのです。

126ページ

過去に読んだ書籍でも、お金は自分では得られないものを手に入れられる「魔法の杖」と称されていたので、私自身はとくに驚きではないものの、こう聞くと改めて「お金スゲェ」ってなりますね。

お金のメンタルノイズを取り除く直接的な手段じゃないにしても、この認識があるだけで、生活や社会の見え方ごと変わっていくかもしれませんよ。



◆お金は流れるものと認識する



本書を読み進めて、ここが著者が1番伝えたいメッセージかな?と思った箇所をピックアップして終わりにします。

お金は世の中を回っているもので、みんなのところを循環するものです。

128ページ


この社会は、お金が人に巡り巡って成り立っているもの。
すなわちお金を使わないようにすることは、お金を出すスイッチ、お金が入るスイッチの両方を閉じていることとなるのです。

・お金を出すスイッチ
・お金が入るスイッチ

この2つを意識することも大切です!

このふたつが停滞することを著者は「お金の便秘」と呼んでおります。

お金の便秘を解消する方法はたくさん書かれていますが、他者のために使うことです。

・コンビニのレジ横にある募金箱にお金を入れてみる
・親しい誰かにご馳走する。

などが特にやりやすいでしょうか。

お金を使って出すのが怖いという心理は、お金が入ってこない、という心理が前提になっています。

130ページ

誰かにお金を使うことで喜びが得られるでしょうし、またお金を入れたいというマインドに繋がりやすくなるのです。

気をつけるべき点としては「下心で使わないこと」あくまで自分の為として行ってください。

「お金を出すスイッチ」と「お金が入るスイッチ」の両方をオンにすることを日頃から意識してみてください。



◆まずはお金を「自分」のために使う


お金の入口・出口のスイッチで締めにしようと思いましたが、最後に注意事項だけ書いて終わりにします。

お金を使う際に覚えていただきたいルールがございます。
それが

まずは、お金を《 自分のために使う 》

これが先です!!!!!

この本を手に取る人は「お金にマイナス要素を感じてる人」でしょう。
お金にマイナスということは自分が買うものにもどこか満足していない印象です。

大切なのは自分の「メンタルダイヤモンド」のために使うこと。

「メンタルダイヤモンド」とはザックリ説明するなら決して傷つくことのない自分にとっての絶対価値基準のこと。

好きなスポーツを他人に否定された時に「やっぱ辞めようかな」など揺らぎやすい基準のものは該当しないでしょう。
仮に自分の推しがいるとして、周りから悪く言われようとも「何言われようと俺はこの人が好きだ!」と思える感情こそがメンタルダイヤモンドです。

この価値基準で、日用品や趣味、仕事道具を揃えることがメンタルノイズを払拭できる第1歩かもしれませんし、そもそもの話 毎日が気持ちよく過ごせることでしょう。

お金の使い方として

①自分のため
②周りのため
③世の中のため

という3ステップになります。
莫大な資産を築いた投資家が幸福そうなのも、この3ステップでお金を使ってきたからなのかもしれません。

実践するにしてもまずは「自分ファースト」になる事だけは決して忘れないでください。


自分を満たしてん認めてあげることこそが自己肯定感を底上げする第1ステップになるのですから。



『まとめ』

「お金が稼げない」「 満足いくまで入れれてない」「お金は汚い」という気持ちは、社会や教育 メディアによる刷り込みの積み重ねによって出来上がった価値観。

その対策のひとつが今の「自己肯定感」がどの程度なのかを明白にする。

お金は「嫌な仕事に耐えて手に入れる」という気持ちで稼ぐとストレスから浪費に走りがちになりやすい。
逆に、お金は「楽しく稼ぐ」という気持ちで働くと楽しく使うことに繋がりやすい。
お金とメンタルは直結している。

お金は使うたびに、自力で手に入らないものを手に入れることのできるスゴいアイテム。

「金は天下の回りもの」というようにお金は巡り巡ることで社会を循環し成り立っている。
お金を使う、入れるの循環は私たちにも必要不可欠なこと。お金の便秘を起こす前に、いいお金の流れを自分にも落とし込もう。

お金を使う際には『①自分②周り③世の中』の順番で使おう。
まずは自分自身を満たしてあげることで、見返り求めることなく相手にお金を使うことができます。そして次は世のために使うことができれば理想的です。

とここまで解説してきましたが。
結論として


お金は
「私たちを幸せにちかづけてくれる神アイテム」


お金は使った以上の得が返ってくると説明しましたが、これは体験にも当てはまりますし、家族や仲間と素敵な時間や不幸から守ることのできるツールにもなるのです。

そんな魔法アイテムは使いきれなければほかに回すという手段もある。

それならお金は無理しない範囲で入ってくれば来るほどありがたいじゃん!!!!!

と思えますね。

お金は汚いものじゃなく、私たちに快適な生き方を示してくれるもの。

この考えに至らせることこそが本書の中で特に響いたメッセージでした。


と書けたところで終わりにしましょう。



ほかにも

・お金が集まりやすい人とは?
・「お金は苦労して稼ぐ」という発想を捨てろ
・やりたいことで稼げない は間違い?
・裕福な家庭で育ってもメンタルノイズはある
・自分の命に値段をつけるとしたら?
・節約は目的を叶えるための手段
・稼げるようになるコツは「本当に求めるものに気づくこと」
・借金が減らない人の驚きの理由
・大金を得た罪悪感の払拭法


などお金・自己肯定感にまつわるヒントが数多く書かれています。

お金との向き合い方を改めて考えるのに最適な1冊と私は思いました。

ここまで読んできて気になったそこのアナタにおすすめしたい1冊です。



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