自己紹介 社会人編 8
いつもご拝読頂きまして本当にありがとうございます!
経験談をアウトプットしていくのは文章構成やニュアンスなどを考えるのはとても大変だったり、それで考えてもうまく伝わらない文章になってしまう事もあるかと思います。
それが今の僕のレベルなのでしっかりとありのままのあけすけな僕を見ていってくださいね!
・地獄の始まり
あの光景を忘れもしない。
いきなり見た事もない労働局を名乗るスーツ姿の局員達が『必要書類の拝見と回収をさせて頂きます』と営業開始後すぐに訪問してきたのだ。
スタッフ達の動揺は当たり前の事でそもそもこれは何の目的でこの人たちは誰なんだ?
理由を聞くと『雇用調整金の不正受給と判断したので抜き打ちで検査させて頂きます』との事だ。
は?何の事だ?不正?昨日まで通常通り営業していたじゃないか?
その後に部門統括者→管理職→現場スタッフのフローで通達が入る。
『今日の業務終了後に社長から全員に向けて説明があるから必ず参加してほしい』
僕自身社長や会社の人間関係がとても好きだったから色々な思考が頭を巡らす。とどめの一撃としてはその摘発された日に県内ニュースやYahooニュースにも掲載されたのだ。。もはや仕事どころではなかったし、サービス利用者様やご家族、取引先等から『ニュースの件は大丈夫なの?』と問い合わせが少しずつ入ってきた。
・社内説明会
業務終了後に部門ごとに説明会が開かれた。
『申請時の書類の確認不備で今回の事が起こってしまい、現場スタッフの人達やサービス利用者等を混乱させてしまい申し訳ない。今後はこんな事が起きない為なのは勿論の事信頼回復に向けて経営をしっかりしていきます。』というのが大枠の説明だった。
各利用者や取引先からの問い合わせに関しては結局現場レベルでの対応を求められただけでなく説明があまりにも薄すぎる。
そもそも書類の不備とは何だ?
視覚障害者を多く雇用してるから僕も彼らの書類を代表して代筆者名や署名捺印など全てダブルチェックまで重ねたのにそれで不備?
そして各取引先、利用者へは現場スタッフそれぞれに対応を任せるその統一感のなさにひどい呆れと怒りを感じてやまなかった。。
・マイナスな局面からも何かは得れる
各媒体での報道が始まってからこのご時世はSNSという協力な拡散ツールが拍車をかけて一気に広まってしまう。
問い合わせ自体は1日数件だが営業活動に行くと『どういう事なの?』と無愛想に質問される事が多くて逆にこれは書類の不備という文言だけでは無理な事が一瞬で分かったからこそ僕はもう包み隠さず嘘も言わず事実をだけを伝えた。
信用取引の観点からするとおそらくハズレだがそれよりもうこういう時は人としてどうあるべきか?その方がよっぽど重要だ。
それを繰り返して本音で話していくと『会社に対しては信用はないけど貴方の事は信用出来るからこれからもよろしくね。色々と大変だったね』と理解をしてくださる方が多かった。
冷静に考えれば混乱させてしまった事を代わりに謝りに行ったり、誠実に対応する事を現場レベルで対応出来るのは人としての信頼が得れるチャンスなのではないか?とそこで思えた。
誤解を恐れずに話すなら僕も言ってしまえば被害者だ。
仕事が終わっても不備がない様にダブルチェックをした書類、落とし込み全てが良いと思っていたのにそれが上層部のせいで世間には悪の様な言い方をされてむしろ腹も立つ。それならこっちだっていちいちルールを守るつもりもない。
人としてどう対応するかが結局組織をまた守る事につながればそれでいい。
そんな風に思いながら地道に挨拶回りをしなおした。
信頼関係は地道に回復は出来たが落ち着かないコロナ情勢に拍車をかけてのコロナ不正受給により事業所としても業績は下降する一方。
そこでまた新しい通達が入る。赤字事業所は全て閉める。
その通達により今度は2週間で2つの事業所を閉鎖する指令を受けた。
また地獄の始まりだ。。笑
今日はここまでにします!
いつもありがとうございます!