不快な時に頭を床や壁に打ち付けるお子さんと関わったときの話① 分析と考察
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児童発達支援センターでのお子さんとの関わり際に、かなり悩んだ事例があります。それは
「頭を床や壁に打ち付けるお子さん」
の対応です
今回は「なぜ頭を打ち付けるのなぜか」、「どう対応していたか」を記述していきたいと思います
なぜ頭を打ち付けるのか
なぜ、お子さんは頭を壁や床に打ち付けるのか
センターのスタッフで関わった一人のお子さんの様子を見ながら、原因を分析したことを以下に記述していきます
今回は関わったお子さんを中心とした分析となるので、必ずしも当てはまるわけでないことをご了承ください。参考になれば幸いです(´・ω・`)
頭を打ち付けるときはどんな時だったっか
お子さんが頭を打ち付けるときは主に「不快」な感覚を持った時でした
・遊びを中断されたから
・自分の思い通りにならなかったから
・眠いから
・かゆいから
・お腹がすいたから
等など
人間である以上日常的に起こる様々な「快」、「不快」の入れ替わり、その感覚に振り回されている様子でした
そして多くの場合は、お子さん本人がなぜそうなっているのかを理解していないことが多かったです
固有覚、前庭覚が鈍麻であること
お子さんが好きな身体遊びに高い所に上りたがったり、そこからジャンプして足裏に強い刺激を入れたりする行動が目立ちました
足裏を強く押すマッサージ、足つぼマットなどの上でジャンプする様子
強い回転刺激なども求めてくる様子もありました
強い刺激でないと本人はその感覚を感じられず、感じられるその感覚は本人にとって「快」の刺激になるようでした
知的障害がみられる
知的障害がみられ、言語面、理解面、対人面に苦手さが多くありました
言葉でのやり取りは難しく、お子さんも大人の声掛けなどが理解できていない場面が多かったです
発達段階もゆっくりで、遊びも年齢に比べて幼く、感覚遊び(水遊び、ブロックを箱からザーッと流す)に中心でした
ASD傾向(特に自閉傾向)が強い
以前の記事に書いた内容が、お子さんの特性に強くありました
・人への興味が薄い
・野性的解決に向かう
・記憶の保存方法が「点」
・因果関係の有無があやふや
・行動をルーティンにしがち
等です。この特性が本人の行動に強く関係していました
頭を打ち付けるとき、お子さんはどのような状況にいるのかの考察
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