会食恐怖症などの不安障害の方に対して他者ができることを考える話
よければ記事上部、下部の♡でいいねをお願いします(´・ω・`)
おみくじ始めました!♡スキを押してチャレンジ!
よければ記事上部、下部の♡でいいねをお願いします
記事を探すのに便利な目次ができました↓
note マップ – おがさんの絵本 (ogasan-ehon.com)
インスタグラムはこちら↓
おがさん 発達支援の知識と経験note 絵本作家(ogasan)(@ogasanehon) • Instagram写真と動画
これまでの、これからの有料記事が読み放題になるメンバーシップもお勧めです↓
絵本はこちらにも投稿しています
ラインスタンプもひっそり始めました
怒ってるのでちょっと文章荒れてます
ご了承ください
会食恐怖症の記事に対して、
「関わらないようにする」
と言う旨の教員の発言が大炎上していましたね
近年稀に見るやつでした
正直ムカついたし、それにいいねしている教員を名乗るアカウント、その他大勢
「バカなんじゃないかな」と思います
不見識なのに自分の都合の良いようにモノをしゃべって、なおかつ不見識な自分は棚にあげる
以前言ったように「子どもみたいな大人」がたくさんいましたね
ちょっと絡んじゃうくらい腹が立ちました
一方で、今後会食恐怖症の方にあった時にどのような対応をすればいいのか尋ねてくれた方も…
恐らく、基本
知識や経験、技術がなくても、「相手の苦手さに対して知ろう、こうすればいいのかという学びの姿勢」があれば最低限もう大丈夫だと思っているんです
それだけで多くの人が救われるんです
過去、発達支援や福祉、障害に対する知識や技術が未熟だった時代でも、その「学びの姿勢、研鑽、人格」があることで貢献した教員や支援者はたくさんいました
そういった人たちと、今回自分の被害感情だけをぶつける人は一線を画すのです
でも、更に知ろうとするその姿勢は何万いいねしている多くの人よりも抜きんでている方だと私は思いました
以上のことを踏まえ「会食恐怖症」などの不安障害を抱える方に対して私たちができることを、私の経験や知識を踏まえて記述していきます
会食恐怖症は不安障害の一つ
不安障害は
大きい不安感、恐怖心によって、生活に影響・支障が起こる状態
不安や恐怖が日常的に付きまとい、日常に悪影響を与える状態
を指します
大枠で
・パニック障害
・緘黙
・強迫性障害
・社交不安症(障害)
などなど
会食恐怖症はこの中の「社交不安症」の一つです
あたりまえですが、決して当事者の頑張りや努力不足、人格、性格などの個人要因によって引き起こされるものではありません
さて「社交不安症」を更に細かく見ると
他者からの注目、注視から強い恐怖心や不安感があらわれ、生活や活動に支障をきたすもので、そういった状況では
・顔が赤くなる
・声の震え
・吐き気
・めまい
・顔が硬直する
・食事ができない
・言葉が出ない
・身体の震え
・動悸
・発汗
・口腔内の渇き
などといった「症状」がでます
当事者はこういった症状をおそれ(予期不安)回避する行動(回避行動)をとるようになります
「会食恐怖症」と一つあげても、上記の症状以上の事が出ることも多く、上記に挙げた
パニック障害
強迫性障害
緘黙
等も回避行動で併発したり、精神的に追い詰められ、鬱などのも合併、二次障害的に現れたりします
「会食恐怖症だから食事に困ってるんでしょ」ではなく日常的、24時間365日の中にある対人関係で巻き起こる
上記の症状に「日常生活を脅かされる、病気になるほど困っている」という認識を持たなければなりません
例えば、当該ポストで「子どものこのしたり顔が…」みたいなことを言ってあざ笑っていた人がいましたが
私からみれば、インタビューといった注目を受ける中で、
「対人恐怖が高まり回避行動的に笑顔を出さざるを得なかったお子さん」
と捉えるほうが自然です
捉え一つみても、少なくともそのSNSにおける教員を名乗る人達の技量、人格的未熟さが際立ちます
二次障害の原因となっているのは「あなた達のような人」なのです
発達支援との関係
私は以前「児童発達支援センター」で業務をしていましたが、小学校前のお子さんでも「不安障害」につながる症状はみて取れました
緘黙や鬱症状などの精神疾患
感覚過敏
などなど
特に「感覚過敏」は放っておくと不安障害につながるものばかりです
ここでこの話題を出したのは、この発達支援でしていたお子さんへの関わりが、不安障害を抱える人達との関わりと大きく共通しているからです
決して「子どもにするように関わる」ではなく「相手の苦手さを尊重した上でどう関わるか」が大事 ということです
誤解なきように
「相手を尊重できる関わり」に大人も子どもも関係ありませんしね
どのような関わりが私たちにできるか
私たちができることはまず
・「相手の苦手さを知ること」
・「苦手さ、困っていることを見てみないフリをしないこと」
だと思っています
会食恐怖症の方でいうなら、上記で挙げた
「予期不安」につながるものを理解し、出来るだけ
・取り除く
・軽減する
・理解していることを伝える
ことで「安心できる環境」をつくるのです
禁忌は
不安症状のあるゆえの「否定的な評価」への多大な恐れに対しての誹謗中傷
その症状へ根拠のない我慢を促す行為
といったところでしょうか
当事者の自律神経、身体にも影響を及ぼすほどの不安症状を誘発させる禁忌を
無知で無配慮、合理的でない人ほど犯すのです
これは発達支援上の感覚過敏や発達障害のお子さんへの対応でも同じことが起こりがちです
例えば
自分の口周りが汚れていないか他者の目線が気になり食事ができない小学生の給食
の対応を考えてみましょう
ブレインストーミング的に考えるなら
・グループを作って食べるのはやめて自分の席で食べる
・食事を見られたくない人はパーテーションを使用していい
・グループになって食事をとる形式と一人で食べるスペースを確保する
・食事の時間をずらす対応をとる
などなど様々な方法が挙げられます
一人一人の意見や気持ちもあるので、
・全体でアンケートを取ったり
・定期的に話し合いを設ける
などなど
不公平感を出さない工夫も必要になってきます
何より大切なのは「自分の苦手さが他者に許される、認められている雰囲気」が構築されていることなのです
また、「自分の苦手さを他者に知られたくない」という思いは人間だれしもあることも理解しておく必要があります
間違っても「~君がこういう苦手さがあるからこうしました」なんてクラス全員に伝えたはいけません
よくやりがちですが、人権侵害になりうる対応なのです
クラスを把握する担任やリーダーは「個人の苦手さ」を把握しつつ、「集団の中でちょうどいいルール」を作ることも仕事の一つなのです
少なくともそれができる立場にいます
また、知人や友人で会食恐怖症の方がいるのであれば、上記で挙げたように理解していることを伝え「理解されている安心感」をもってもらうことができます
関係性ができているなら、
・何をしてほしくないか
・何をしてほしいか
を勇気をもって聞いてみるのもいいかもしれません
人によって症状は様々で、どこまでが良くて悪いかの境界線も違いますので…
ただ、先日のSNSのように
「こういうこと言う人とは関わらないようにする」
「一口くらい食べてみれば」
「社会が受け入れてくれればいいね」
「病気って言ってれば他人は何も言えないもんな」
みたいな発言をしてしまえば、相手を深く傷つけ、人間関係も終了するでしょう
知識を持って軽はずみで不用意な発言、行動をしない
これが私たちが一番実践できることかもしれません
皮肉なことに、普段対応されていない、理解が進んでいない会食恐怖症の方が一時的に解放された時期がありました
コロナ禍の「黙食」「3密回避」です
学生は個別で食事をとり、社会人は飲み会もなくなりました
あの時期、社会人、学生の会食恐怖症の救われた方が多かったんじゃないでしょうか
少なくともSNSでは「これでいい」と言うことは多数あったと記憶しています
今はまた復活してきている現状ですが、こういった「意見」を反映させる試みはあったんでしょうか
それとも、また見ないフリをされたのでしょうか
不安障害や感覚過敏、そのほか様々な障害や疾患は
「ワガママ」
と捉えられがちです
しかし、「ワガママ」と捉えている人の全員が
「知識不足」
「経験不足」
であると私は断言します 非常に不合理的です
そのくせ、自分のそういった「不足」は棚に上げて被害者ぶるのです
教育、支援のスタートラインにも立てていないことを自覚してほしいと思っています
そして、
「こういった人たちに出会った時にどうすればいいか分からないから教えてほしい」
そういった質問を投げかけてくれるような人が今後大きく成長し、尊敬される人になっていくんだと私は思います
関連記事
以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
よろしくお願いします。よければノート、ツイッターで♡でいいねをお願いします!
質問等あれば、書き込んでいただければと思います
ツイッターURL ↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?