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子ども同士の喧嘩、いざこざに大人がどう介入するかの話② 事例からみる喧嘩への対応

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note マップ – おがさんの絵本 (ogasan-ehon.com)

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以前いた職場(児童発達支援センター)(保育園)での子ども同士の喧嘩に大人はどう対応したかを以下に記述していきます。

喧嘩のエピソードなので、他の支援部分を結構削ります。いろいろ試行錯誤したのだとご想像ください(´・ω・`)

A君とB君の喧嘩

A君とB君は同じ年齢で、交友関係がありました。玩具の貸し借りや、「一緒に遊ぼう」と行動を共にすることが多かったです

そんなA君とB君が喧嘩をしました。手が出たり、泣いてたり興奮度の高い喧嘩です

保育士(支援員)はA君とB君の間に入り、気持ちの代弁を行いました。「A君はこう思ってるんだよね」「B君はこう思ってるんだよね」と

何度かたたき合いになりそうな場面を制止しながら、一度二人が離れてその場の喧嘩は終わりました

次の日、A君とB君は何事もなく遊んでいました。保育士が「昨日の喧嘩はどうしたの?」とA君に聞くと「もういいの!」と元気よく答えていました。

A君とB君の喧嘩の後、どう対応すればよかったのか職員同士で振り返りをしました

・喧嘩になる前に、大人が環境の調整ができたのではないか

・あの喧嘩の場面に職員がすぐに対応できる場所にいて、仲介できてよかった

・A君とB君の関係性、やり取りのレベルをみて、職員が「こうしたらいいんじゃない」と言わなかった判断がよかった

・仲直りまでの道筋は示したほうが良かったのではないか

・明日のA君とB君の様子をみて、どういう関わりが必要か、再度検討しよう

などの意見が出ました。

様々な意見が出た振り返りでしたが、基本的に職員の目線は「見守る姿勢」を大切にするものでした。

結果として、A君とB君の関係性はもとに戻り、また楽しく普段の生活に戻っていきました

「喧嘩をした先で2人が何を学べるか」かをチームで共有できていたからできた実践なのかなと思っています

相手のものを無意識にとってしまうC君


C君は衝動性、多動性が高く、アスペルガー傾向のあったお子さんでした。言葉でのやり取りが可能で、しっかり自分の思いも言えます。

C君はよく、おもちゃの取り合いで他児とトラブルになるケースが多かったです。

会議で「相手のものをとらない」とB君に繰り返し伝えること、「他害は止める」と支援方針を決めていきましたが、スタッフがC君に1人ついて
様子を観察することも1週間ほど行いました。

その中で、一番C君にハマったのは「とる前に人が持っていることを伝えること」でした。

スタッフが一人C君につくことで

「視線の動きが玩具に集中してしまうこと」

「本人がとりたくてとってるわけではない」

が分かったのです。

結果として、喧嘩も減り、声掛けでB君も自然と他者の存在を意識できるようになっていきました。

当たり前のことをしっかり伝えることの重要性を知った事例でした。

喧嘩から学びが得られないD君

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