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保育園や幼稚園が障害や特性を理由に受け入れを断ることはどうなんだろうね という話

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SNSでちょっと前にみかけた言説です

・保育園や幼稚園が障害や特性を理由に受け入れを断ることは適切に対応しているからである

・園が障害や特性を理由に受け入れを断ることは差別ではない

・その子に合った環境にお子さんを入園させないことこそ不適切だ

といったものですが

「見るべきところから目をそらしてる言説だな」というのが私の正直な感想です

園側の理論なんですよねこれ。園側に都合が良すぎます

「子ども」という枠組みを「自分に都合の良い子ども」に置き換えていると思ってます

私が引っかかる部分を言語化していきますね


●支援に臨む当事者意識の希薄さ


これはその対応をした園や職員は分かっている、自覚していることだと思います

・人員、環境が整っていない

・自分たちに知識や技術がない

という理由はいかにも「もっとも」にみえます

しかしそこには

・人員、環境を整える意識がない

・知識や技術を身につける意識がない

とも言えませんか?

そういう対応をした園自身は変わるつもりはあるのでしょうか

お子さん自身の内面を推測したり関われる知識や力量は身につけるつもりはありますか?いつまでに身につきますか?

環境の整備はいつまでに整いますか?

少なくとも「いつまでにその足りないモノを整えられます」と説明するのが筋でしょう

「療育に通ってください」は言えるけど「うちで整えます」が言えない

「適切に関われる環境が必要」 と嘯いていても、「自分たちが適切な環境を提供できるようになろう」 という言葉が出てこないのは子どもと関わる専門職としての「当事者意識」がないと言わざるを得ないのです

●園側の当事者意識の希薄さからくる園が原因で知識と技術、環境を整えた園に一極集中する話


これは私が現場で体験した話ですが…少し本音で話しますね ほんの数年前の出来事です

この話はご家族やお子さんに責任は全くありませんし、支援者や園側、行政の恥だと思ってお聞きください

園の中には支援の知識や技術を取り入れ、自身の園のスタイルと見事に融合させている園も昨今ではしばしばみられます

与えられたインクルーシブではなく、できるインクルーシブの実践を試行錯誤することの重要性を理解している園は多くあります

私自身勉強になることも少なくないのです

ただ、そういう園があるなら「その園にいけばいいのではないか」という考えや動きも実際にありますよね?他園や行政側にも…

そうするとどういう事態になるか

その園に配慮や支援が必要なお子さんが集まります。ご家族も勧められます。それだけならいいのですが…

園のキャパシティを超えてしまうことがあるのです

その園が「受け入れが難しい」と言いにくい立場にあることを良いことに…

自分たちが見て見ぬふりをしていることを棚にあげて…

環境を整えない、技術を身につけない責任はだれがとっていると思いますか?


「環境を整えた、技術を身につけた園や保育者、支援者、ご家族、お子さん」です


その結果は果たして好ましい状況、結果なのでしょうか

私はそうは思いません

なぜ、園側の不都合、未熟さで、ご家族やお子さんがわざわざ遠い、自分の住んでいる地域から離れた園に通う必要があるのでしょうか

そこで得られる人間関係は?

地域との融和は?

無視でしょうか

園も行政もそういった考えからは一刻も早く脱却すべきなのです

この考えは「楽」だと思いますが「非合理」で「身勝手」です

●園のあるべきお子さんへの対応、関わり


これは私の記事からの引用と追記になります

本来なら、

そのお子さんの苦手さを見つけること

どのようにすれば手助けできるかを探ること

得意なこと活かす活躍の場をつくること

それが「目の前のその子」と関わる支援者、保育者、教育者に求められることなのではないでしょうか

「療育が不必要」なのではありません

「療育」と呼ばれるものを「分離」「排除」「放棄」の口実にしていないか ということです

排除や隔離ベースの思考になっていませんか?

自分達の園には環境や能力がないから園児を断る とずっと主張していませんか?

ご家族、子どもに問題の根幹があると、自身の関わりや園の方針を省みない状態ではありませんか

学校にも福祉は必要と主張しつつも、自分達ではなにもアクションを起こしていない状態にありませんか?

これはそもそもご家族やお子さんとのコミュニケーションすら取らない という選択にほかなりません

ご家族が望むのは

「あなたの息子、娘さんは障害がある」

「服薬が必要」

「訓練が必要」

「療育へ行ってください」

という告知ではなく

一緒にご家族の不安や悩みを考え、歩幅を合わせながらそのお子さん成長を見守ること

なのです

障害や特性を理由に入園を断ったり、退園を迫った園の方にお聞きしたい

あなた達は関わるお子さんをえり好みしていませんか?

それを「療育」「発達支援」にかこつけて正当化していませんか?

やれることを本当にやってますか?



以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
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