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手先が不器用・力加減が難しいお子さんへ行っていた関わりと支援と教材研究の話
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ラインスタンプもひっそり始めました
力加減が苦手
筆圧が強すぎる
消しゴムで消す事が苦手
書きたいのに、折れる
手先が不器用
ツイッターで教材研究の質問をさせていただいた際、そういったお子さんに対して何かないのかなって お声をいただきました
上記のことに対して、何かいい方法がないかと悩んでいる方は多いと思います
なので今回は、私が支援の中で、このようなお子さんに対して
・どのような支援や関わりをしていたか
を記述しつつ、どんな教材が必要かも考えたいと思います
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基本的な考え方として 「苦手なものは苦手なものでアプローチしない」
以前にこんな記事をUPしました
この記事でも載せているように、「苦手なことを苦手なことで力を育もうとすること」はあまりお勧めしてません
それよりも本人が「できること」から副次的、2次的、別の視点から力が伸びる方向で考えたほうが、支援する側も、お子さん本人も楽しみながら成長できます
遠回りに見えることが、近道なことが多いのです
力加減や手先が不器用なお子さんにどのような関わりをしていたか
基本的に、
・指先を使える遊び
・身体全体を使える遊び
を万遍なく行い、定期的にお子さんの力の使い方や指先の巧緻性をアセスメントするような流れで支援を行っていました
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指先を使える遊びとして
・小麦粉粘土
・新聞紙ちぎり
・寒天遊び
・アルミホイル遊び
・泥遊び
が挙げられます
ここで大切な考えとして
力加減が難しい、不器用なお子さんにとっては、糸通しやパズルといった大人が考える手先遊びは「とても難易度が高い」ものになります
そうなると、お子さんは途端に嫌気がさしてしまいます
この手の支援や遊びの提供時に、「もうできない」「やりたくない」とお子さんがいえば私にとってそこで終了なのです
無理やりやらせようとすると更にその活動が嫌いになり、以降の経験を避けるようになるからです。これでは本末転倒です
感覚をベースにした遊びは楽しめるお子さんも多く、発達段階的にみて幼く見える遊びも実際には、それこそがお子さんに必要な遊びだったりします 大人が固定概念に縛られるのも、お子さんの成長を妨げる因子となります
まずは、触覚を重点に置いた「感覚遊び」を中心に手先を使うことで、「楽しく」指先を使うことが大切なのです
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身体全体を使える遊びとして
・綱引き
・公園遊び
・バランスボール
・風船遊び
・水遊び(プール)
・バスタオルで魔法のじゅうたん
・スクーターボード
等が挙げられます
なぜ、手先や力加減の力を伸ばすのに、身体全体を使える遊びが必要かと言えば
①指先の細やかな動作には姿勢が安定していることが不可欠であること
②力加減をする筋肉はインナーマッスル(深層筋)を育てることが大切
という理由があるからです
特に②は、多動のお子さんは普段「表層筋」という瞬発力に大切な筋肉ばかり使うので、深層筋が育っていなケースが多かったりします
また、いつもだるそうにしている低緊張のお子さんも、深層筋を普段から使っていなく、姿勢が崩れているケースがあります
上記の遊びをすることで、
・身体全体の深層筋に刺激を入れること
ができるのです。そして手先の巧緻性や力加減の力につながるのです
発達の順番でいえば
①身体全体の体幹、深層筋の発達
↓
②手先の巧緻性、力加減
なのです(´・ω・`)
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力加減の教材研究の話
質問された方にもおすすめしたのですが、自分の描いた絵本はまさにこのためにあったりします
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帯にもあるように身体の基礎を育てるために描いたものです
特にお勧めしたいのが、「相撲怪獣」と「犬怪獣」です
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この「すもう怪獣」は「押し続ける」ことで深層筋にアプローチします
そして「犬怪獣」は「優しく触る、なでる」を意識してもらうことで、
力を入れる、力を抜く という行動を楽しく引き出す構成にしています
絵本という体裁も大事で、運動の場で伝えるよりも落ち着いた環境下でこの動きを味わってもらいたいというのも狙いの一つです
また、もう一つあって、最近HPにもUPした
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という作品も「指で押す」という動作を引き出し、優しく押すことも大人の声かけで意識をさせてあげることもできます
画像クリックでHPまで飛べますので、ぜひご家庭、保育園、幼稚園、放課後デイでも試してみてください ついでに下記にURLも貼っておきます
PDFダウンロード、印刷できますのでラミネートしてご使用ください
上記で紹介した指先の遊び、身体を使ったの遊びも記事で個々で紹介していきたいと思います
その中で教材となりえるものがあればご紹介させてください
遊び方や効果を知っていれば、知らないよりも大人の意識や関り方も変わってきます
私的に言えば、あれです。温泉の効能・効果を知っていればより効くって思うイメージです(´・ω・`)
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