見出し画像

最近悔しかったこと、kーpopを楽しく聴くために

最近、K-POP界隈は騒がしいですね。
私が界隈に飛び込んだのは高校1年生の時で、早7年目に突入してしまいました(怖)

当時からはTikTokチャレンジができたり、TwitterがXに変わったり……近年はX旧Twitter呼びからX呼びとTwitter呼び貫く人と二手に分かれてきている感じがしますが。

話が逸れました。
この7年でいろいろなことが変化して、K-POP界隈も変化しているというわけです。
私は大して大金は落とさず、茶の間でその流れをただただ追ってきた身なのですが、最近応援していたグループでとても悲しく、悔しいことがありました。
メンバーの脱退です。

グループを応援していれば、メンバーの脱退や活動休止を経験することは、それほど珍しくないことだと思います。特に、kーpopは日本のアイドルと比べても契約期間が短く、契約期間の終了とともにグループを去るメンバーも出てきます。(最近は日本も少し変わりましたが)
なので、kーpopのそのような文化にはある程度適応した気でいました。が、今回のけんはとても悲しい。なぜかというと、一度復帰発表をしていたからです。

私はSM Entertainmentに所属するRIIZEというグループをデビューから応援していました。今回脱退したスンハンというメンバーは、私生活の暴露による誹謗中傷でメンタル不調となり、10ヶ月もの間、活動休止をしていました。デビューからわずか3ヶ月での長期間の活動休止は本人も不安が大きかったと思います。活動休止中、RIIZEは何度もカムバックをしていましたし、スンハンがいないRIIZEから応援を始めたファンもその間に増えていきます。私はスンハンを含む7人でのパフォーマンス、雰囲気がとても好きだったので、活動休止の期間が長くなる中、半分諦めながらスンハンの復帰を待っていました。

7人組ボーイズグループ RIIZE

そして、ちょうど1ヶ月前の10月11日、SMから「スンハン復帰」の公示が出ます。

復帰の公示の後、スンハンの手書きのメッセージ


スンハン復帰発表の次の日、ウォンビンが投稿したWeverse(現在は削除)

最初の感情は、「驚き」でした。デビューから3ヶ月で10ヶ月も休止して、その間に複数回のカムバックをしているRIIZEに戻るというのは、過去のグループでもなかったことなので、驚きました。それと同時にとても嬉しかったんです。さらに同時に心配もしました。休止中も、スンハンの復帰に否定的な意見を持つ人がいるのは知っていたので、そのファンの反発や、分断は容易に想像できました。ですが、そのような人たちの意見も時間が経てば収まっていくだろうと静観していた人が大半なのではないかなと思います。ここで復帰を歓迎する人たちが騒げば、さらなる分断を生みますからね。今振り返ると、この姿勢は一般的には正解ですが、間違っていたのだなと思います。

反発派(数はどれだけいたのかわかりません、可視化できないので)がスンハンに対して弔花を送り、ファンコミュニティで悪質なコメントを多数投稿し、購入していたグッズを大量キャンセルしました。このようなボイコットによって、復帰発表からわずか2日後の13日の深夜、スンハンの脱退が発表されました。

脱退を知らせる文書

この公示が出た時のことは忘れられません。その日はちょうどTOPIKの受験日で、試験を終えてベッドでぼーっとしていたら、SMから長文の公示。読んでみたら、長々色々書いてある中、「RIIZEを去る」の文字。正気か?となりましたが最初。
スンハンの脱退は、スンハンの意思によるものだそうです。悪質なファンダムによる誹謗中傷、倫理的にありえない行動の影響がないとは考えられません。
SMは現在まで、誹謗中傷の加害者に対する具体的な措置をとっていません。

タイトルに書いた「悔しかったこと」の大まかな流れは以上です。他にも細かい様々な出来事があるのですが、それらは省きます。また気が向いたら書こうかな。とても嫌な気持ちになるので、読みたい人はあんまりいないかもです。

怒りのフェーズは1ヶ月経って過ぎていって、今はひたすら悲しさと悔しさが残っています。なぜ、一度復帰を発表したのにたった2日で覆してしまうことになったのか?

事務所の対応にも腹が立ちますが、このkーpopという市場の未熟さも今回感じました。ファンの声が届いてしまう、意見が通ってしまうという状況は良いように思えて、実はとても不健全で、不安定で、今回のようなよくない結果を生み出してしまうのです。

kーpopをただ、純粋に楽しく聴く、応援するにはどうしたらいいのか?どう変わっていかなければならないのか?
まだ答えは出ません。スンハンの一件以降、ずっとそのことを考えています。

私はkーpopだけでなく、韓国ドラマ、韓国語自体も好きで、好きを追求して勉強してきましたが、楽しいものだけ目に入れたいのに、それが難しいという状況はとても心苦しいです。
今回の件で傷ついたのは、スンハンやスンハンを応援していた人、さらにRIIZE全体を応援していた人はみんな傷つきました。そして、メンバーたちも傷ついたと思います。kーpopというあまりにも急激に大きくなった市場の波に飲まれて、これ以上やさしいひとたちが傷つくところは見たくないなという気持ちが今は一番大きいです。

スンハンがもう一度RIIZEに復帰することは難しいかもしれないけれど、SMにはアーティストを保護する姿勢を示してほしい。数年前と比べて遥かに誹謗中傷、否定的な意見が回るスピードが早く、それを本人が意図せず見ることができてしまう世の中で、人目に晒される仕事をしているアーティストたちを守ってほしい。
私にできることは何もないかのように思えるけど、このように発信したり、考え続けることで何か変わっていくといいなと思います。

大変まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
1ヶ月経ったけど、今でも全然悲しいよ、うえーーーーんっていう内容のないnoteです。最初からそう書けばよかった笑

今この状況を心苦しく、悔しく思っている方、私も同じ気持ちです。
傷ついた皆さんが、同じ気持ちの人がここにいることを知って、少しでも楽になれば良いなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?