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映画『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX -Beginning-』を観た。ガンダムを見れば教科書なんぞいらない?

今回はガンダムをこよなく愛する雲です。

真冬に暑苦しいと思わないでください!
熱い話になります。

上映中にネタバレ記事を書くのもどうかと思うので、どうやってガンダムの素晴らしさを説明するか考えました。
映画に行った経緯と、ガンダムシリーズの名言から心に残ったことをお話しします。
その前にガンダムというとしょせんアニメオタクが何か言っていると思われるので誤解を解きたいです。
私らしく、お金を軸にしてガンダムの経済規模の凄まじいことを軽く説明します。

今日は赤い色のシャツです。ジオン系です。

ガンダムは「ただの物語」だが、この国を支えている一大産業である

バンダイナムコホールディングスがガンダム関連の商品を扱っています。
サイトを確認しますと、ガンダムシリーズのグループ全体の売上高は、2024年3月期で1,457億円と過去最高を記録しました。これは、2020年3月期の781億円から5年間で187%の成長です。

1400億円の売り上げと聞いてもよくわかりませんよね。

日本の企業グループにおいて、売上(収入)金額が1000億円以上の企業グループの割合は約4.0%です。

つまり、ガンダムの売り上げのみで、この国の会社上位の4%に入ります。
45年間続いた作品が今もこの数字を叩きだしてます。

当然、法人税、消費税は毎年払われます。
小売りまで含めるともっと市場は広がります。
どれほどの人々の生活を支えているかです。

この変化の速い時代で、45年間も続くからには正義の味方が悪を懲らしめるだけのロボットアニメではないのです。

娯楽作品にお金を出せるのは、生活に余裕のある人です。
つまり、そこそこ社会で活躍している人でありバカではない。
お金を払う価値がある物語と判断しています。
ガンダムを否定するのは年間1400億円の市場を作ってからにしましょう!

本題のガンダム映画について

昔、上手いことを言った友人がいました。
「ガンダムを真剣にみれば学校の教科書などいらない」と。

まぁガンダムを真剣に見ても学力は向上しません。
ですが道徳については学べると思います。
現実問題として、私が受けた学校教育は社会に出てからほぼ役にたってません。
学力テストで高得点を叩き出した人が、必ずしも社会で知力が高いとも思えません。

しかし、国民の大多数が普通の会社員や公務員であるため学歴で就職先が決まります。
この点が、生涯収入を大きく作用するので高い塾代を親が出すのです。
企業も難関大学に合格した努力を認めているということです。

ですが、ガンダムは学力ではなく、人として最も大事な道徳を学べて、知力を鍛えるのです。

今回の映画は、noterさんはあまり知らないと思いますが、2025年1月末時点で上映中です。

2025/1/17から上映してます。
観てきました。他の優先順位の高い記事があってアップが遅れました。

『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX -Beginning-』て読めますか?
「GQuuuuuuX」は「ジークァックス」と読みます。

ガンダムオタクの同志Reiさんです。連邦系の白い帽子がトレードマークです。

友人がセーリングクルーザー(エンジン付きのヨット)の修理をするというので応援に来ました。

Reiさんは海ガールでもあり、船も好きなので声かけました。
新作ガンダム映画を観に行く約束してたのでこの日は時間効率がよいのです。
夕食時間帯の映画館は空いてるので夜の上映分の見やすい席を予約します。

Reiさんと合流すると、既にパンフレット買ってました。
しかも、お高い特別限定版を!

Reiさんは売り切れたら取り返しのつかない事態になるので、上映開始日にパンフレットだけ買いに行ったそうです。
それをわざわざ、見せてくれました。

ぶっちゃけ、このガンダムのデザインは好きではありません

これが新作ガンダムです。
これまでのガンダムと明らかに違います。

別のガンオタ友人から連絡が来て、「映画かなり良かった」と。
友人曰く、「ネタバレになるから言わないが、ファーストガンダムを知っているのなら見るべきだ。庵野秀明さんは素晴らしい!」

庵野秀明さんと言えば、エヴァンゲリオンや、近年ゴジラや仮面ライダーの映画を作った大人気の監督です。
この庵野秀明さんが作ったガンダム映画。しかもファーストガンダムに関係あると。
ファーストガンダムとは、ガンダム作品で最初に作られた作品です。

「宇宙世紀」と呼ばれて、「西暦」が終わり「宇宙世紀」というSF世界で未来の歴史アニメです。
「宇宙世紀のガンダム」のサブタイトルは変わっても、歴史は流れて新たな主人公たちが歴史物語を引き継いでいます。

ほぉ、庵野さんの宇宙世紀ものか、悪くないな。
しかし、このメカデザインは微妙だな
「見せてもらおうか、新しいガンダムの性能とやらを」

ヨットハーバーに近い映画館に行きます

映画館は「はたらく細胞」に支配されます
働く細胞の独壇場で、誰もガンダムに見向きもしません
ガンダムのスクリーンへ移動です
痩せたいのでゼロカロリーのコーラです

結論からいうと観に行って良かったです。
2部構成で、前半は庵野さん作品で、ファーストガンダムの映画と原作小説を理解した上で作っているファーストガンダムのパラレルワールド作品です。
前半の歴史を引き継いで令和らしいガンダム作品が後半です。
米津玄師のテーマ曲が最高です!
今まであまり米津玄師の音楽は興味なかったのですが、今回はめちゃ聴いてます。

映画の後は、スイッチの入ったReiさんとガンダムの名言について順番つけました

ガンダムから学ぶ道徳

映画観た後に、ガンダムから学んだことをReiさんとファミレスで長々と会話しました。
平成の名作「ユニコーンガンダム」の名言から学んだこと記載します。

名言1
「父親ってのはいつも一言足りないのさ。その分は子供が自分で埋め合わせなくちゃならない。」

訳しますと、父親がすべてを説明しないので、子供は自分自身で考えて成長していく。

この考え方は、実社会にも当てはまりそうです。
上司や先輩がすべて教えてくれないからこそ、部下や後輩は自分なりに工夫し、学び、成長していく。

時には不満を感じるかもしれませんが、その「足りない一言」があるからこそ、人は主体的になれるのかもしれませんね。

私の父親は私が小さいときに亡くなりました。
生前から多くを語る人ではありませんでした。怖い父親でした。
若くして亡くなったので、一言足りないどころではありませんね。

逆にうちのうちの母親は一言多いです!!

名言2
「歯車には、歯車の意地がある。お前も、お前の役割を果たせ。」

作品内では、兵士というのはただの駒です。
戦闘単位です。
決められた役割を果たすのが任務です。
どんな理不尽な命令でもこなす必要があります。

実社会ではどうでしょう。
会社員であれば、会社の歯車です。
国レベルでみると、みんな社会の歯車です。
税金は上がるし、年金は減るし、死ぬまで働くことを暗黙で強制されています。
だからこそ、社会の歯車であっても自分らしさを貫きたい。
歯車ぐらい演じきってやる。
仕事だろうが遊びだろうが意地とプライドを賭けて自分らしくやる。

名言3
「過ちを気に病む事はない。ただ認めて、次の糧(かて)にすればいい。それが大人の特権だ。」

そのままです。いちいち失敗を気に病むことはないのです。次どうやれば成功するか考えればいいのです。
大人にはそれが出来ます。成長した心を持っていれば困難も乗り越えられます。

名言4
「当たらなければ、どうという事はない!」
雨の天気予報だからと言って、当たらなければお出かけできます。ということではありません!

作品内では、敵から攻撃されたとき、どんなに威力のある攻撃でも当たらなければ無傷という事です。

圧倒的な性能差があるからといって慌てふためいても仕方なく、冷静に状況を見極めることの大切さを説いています。
将たるもの、配下の動揺を最小限にしようとした姿勢が滲むもので、「上司としての心得」的にも参考になりますね。

名言5
「正しい戦争なんてない。でも、正しさが人を救うとは限らない。」

戦争に正当性なんて現実にもありません。
お互いの正義感がぶつかるから戦争が起こるんです。
当人たちはお互い自分が正しいと思ってやっていますが、客観的にみるとどちらにも正当性が無いのが戦争です。
私流に言えば、善悪は多数決で決まります。
善悪なんて言葉を信じてはいけないと思います。
つい100年前は日本でも、正義のための闘いが正しい!常識だったのです。親兄弟大勢戦死してもです。
権力者や従うものが、正論や理想論を言っていても人は救われません。

おわりに

Reiさんと出し合って名言が100を超えて、このままでは収拾がつかなくなるので5つだけ厳選しました。
そのうち、また記事にします!

ということで、ガンダムを知らない人にとっては、どうでもよい記事なのでここらで締めさせて頂きます。
長文最後まで読んで頂きありがとうございました

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