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黒歴史?若気の至り?やらかしたことを思い出します

今回は、アクション映画の主人公の雲です。

先日、須磨の海岸を友達と歩いたと時に、この近くの海岸でテトラポッドの上で寝たと昔話が出ました。
百人一首の話題が本当に面白い上に、私の話は長いので言いそびれました。
今回は昔話を記事にしました。

1.テトラポッドの上で熟睡

当時の神戸メリケンパークは自由でした

当時、入社して3,4年目だったと思うのですが。その頃は車に乗ってラーメン屋に行くのがマイブームでした。

私は団体行動には向かないタイプですが、食べた後は夜風にあたりながら神戸の港近くのテトラポッドに寝そべって皆で夜中まで話をしてました。

この日は眠いまま運転するのは危ないので、10分ほど寝るつもりでした。

当時はこんな感じで寝れる場所がありました

2.会社で昼休みに車を移動させようとして怒鳴られる

目が覚めて何故ここで寝ているのかわかりませんでした。
あ、平日の朝だ、会社に行かないと。
電車通勤ですが、時間ないので車で会社(当時工場内のビル)へ行きました。

ここまで大げさに驚きませんでしたが、車を家に止めに帰る時間もなかったです。

昼休みに車を近所の駐車場へ移動させようとしたら保安課っぽいおっちゃんが怒鳴ってます。

おっちゃんと私は距離約70m。
工場内は昼休みは車に乗ってはいけない?
申請もせずに工場内に車を止めているのが悪いのか?
まぁ怒られる理由はありますが褒められる理由はないです。

おっちゃんが仁王立ちしてます。
私が出頭するを待ってます。

今ならパワハラです

ニュータイプの勘です。近づいてはいけない、コイツに関わるとめんどくさいことになる。

私は気づかないふりして、顔を見られないように車を降りて、おっちゃんと反対方向へ歩き、ビルの曲がり角を目指します。

おっちゃんが、「こら、おまえ、こっちこい!」と大きな声を出します。
私は聞こえないふりして背を向けたまま早歩きです。

おっちゃんは名前がわからないので「おい、こら!、お前や!」と巻き舌で怒鳴ります。

おっちゃんは、しまいには両手をパーン、パーンとします。
(俺は犬か?!😭)

ビルの死角に入ったら、即猛ダッシュです!
ビルの反対側の入り口に入って、2Fまで全力駆け上がって更衣室で作業服に着替えます。(ビル内は走ってはダメですが)

捕まったら身の保証はないです

工場の中では作業服を着るものですが、私は出張が多いのでスーツで過ごすのを許可されてます。
(実際は、作業服よりスーツがカッコいいと思って作業服は着ません。それどころではないです)

午後から、そしらぬ顔して仕事をします。

今は神戸の港近くに寝れる場所はないを思います

なんと、おっちゃんが、職場に来てキョロキョロしている。
片っ端から探しているのか?私を?

マジで変なのに目をつけれました。
勤務時間中に暇な人!
前世は憲兵か?と思いつつ冷静に作戦考えます。

広いフロアで大勢人がいます。
念のため、横の席の後輩に眼鏡を借りてかけます。
度が入っているのでクラクラします。

反対の隣の席には私への指導員の先輩女性です。
オシャレな方で重力に逆らった髪型をしているので、ヘアフォームを持ってないか聞くとウルトラハードのヘアクリームを持っていたので借ります。
即前髪を上げてオールバックにします。
(指導員の女性先輩は、また何かやらかしたと口元が笑ってます。過去に自動販売機を壊したり、もろもろやらかして助けてもらってます)
30秒で変装完了!

念のため、おっちゃんの死角に回り込んでフロアから出て、トイレの個室に避難します。
10分後に席に戻るとおっちゃんはいません。

敵は去った。一安心です。

(この時から当分の間、私は作業服を着てツンツンした髪型にしました)

とりあえずの私は学びました
・逃げるが勝ちというは本当である
・木の葉を隠すのなら森の中とはよく言ったものである(作業服は使い道がある)
・最後は身体能力がものをいう
 (ニュータイプといえどもトレーニングは必須)

ですが、
まだ、おっちゃんとの戦闘は終わってはいません。

私の車がおっちゃんに拿捕されています。

無事に車を奪還してこそ勝利です。

3.車を奪還できないまま飲み会に参加しなければなりません

就業時間終了近くに窓から私の車を見ると、おっちゃんが車の中をガラス越しに見てます。
本当にしつこいです。
自分の仕事をしてほしいです。
後輩を囮にする作戦も考えました。
おっちゃんに診療所の場所を聞けと言って案内してもらい離れたら、車を奪取する作戦ですが。
後輩と私の人間関係から私にたどり着くことが考えられます。

しかも、工場内の車は徐行で、外に出るには門の保安職員に挨拶する必要があります。

既にナンバーも控えられていると思います。

既に門を押さえれている可能性があります。

なんで、こんなアクション映画みたいな展開になってしまったのだ?
運命を呪います。

どう考えても、車を奪還する作戦は思いつきません。

ベテラン社員のおっちゃんが、臨戦態勢の陣形で待ち伏せしているのでは、私ごときが陣を突破することは不可能と思われます。
今日は金曜日で飲み会、明日は会社休みです。
今日は車の奪還は断念して、おっちゃんの居ない明日なら勝算が出るかも

とりあえず、部の飲み会に参加します。

こんな感じでいっぱい食べた気がします

不審車両の話題は出ません。
どうやら、大きな問題にはなってませんね。
飲み会メンバーは同期も含めてほぼ一次会で帰ります。
2次会は、当時の上司と年の離れた先輩と3人で夜中に2時までワインを飲みます。

お二人は理想のオッサン像で大好きです。

そんなこんなで午前2時まで談笑しました

電車もなくなり、駅にタクシーもいない。
上司がタクシー会社に電話するというのですが、私が近所で車持ってる友人を呼びますと言いました。

まず、別部署の1年上の先輩に電話しました。お父さんが警察官、以前夜中に迎えに来てもらって、お父さんに怒られたことはあったのですが家が広くて個室を貸してくれました。上司達を送った後に私が寝るに相応しい家です。
5コール目ぐらいで出た瞬間に電話を切られました。
いかん、さすがに夜中の2時では寝てるか。。。

次にゲームオタクの後輩に電話します。するとこんな時間でもネットゲームをやってました。ゲームを中断するのを嫌がってますが、1vs1で朝まで私と勝負するなら上司達を送ることで合意!
(私はゲームをしないのですが、当時はゲーム好きでした)

その電話のやりとりを見ている上司と先輩が。「コンピューターオタクと思ってたけど、こんな時間までオッサンにつきあって、しかもわけのわからん電話で、先輩や後輩を呼び出せるお前は面白いな」と言います。

4.今にして思えば人生のターニングポイントだったのかも

深夜とはいえ、私は戦行動中です。
車の奪還がミッションです。
アルコールが抜けたら車を奪還して家に帰りたいので、朝まで会社近くにいるつもりだったのです。
正直にいうと、上司や先輩を家まで送るのはどうでもよくて、善意も何も無かったのです。

上司は入社3,4年ぐらいで親子ほど歳の離れた私が一人でオッサン達と普通に呑み、深夜でも送迎してくれる友人を持っているコミュニケーション力とかを評価してたと後に聞きました。(ある意味怖い人ですね)

その後、上司も先輩も偉くなりました。
特に先輩は、頭角を現しドンドン偉くなり、私も部下として新組織に呼ばれ、ほとんど家に帰れない出張族で、実際の能力以上に評価され職位も給料もあがりました。
後に先輩は、若いのに老後を見据えて猟を趣味にすると銃を所持しました。
面白いからお前も銃を持てと誘われました。
上司と仲良くしていれば、いいことあると「ヨコシマ」な考えを持ち、当時興味のない銃を所持することにしました。
結果的に、この先輩は、兄貴同然のような関係になり組織は離れても今も仲良くしてます。

その日の話に戻りますが、結局、上司と先輩を自宅近くまで送って、朝まで後輩の家でゲームしてから会社に行きました。
土曜日は工場内のグランドで野球など練習に来ている人が多いです。
車は無傷です。速攻で車に乗り、工場の門へ移動です。
門の人に説明します。「私は野球の練習に来たばかりですが、急用ができたので今から帰ります」
すっと門を通してくれました。
脱出成功!
長い戦いの日々もこれで終結です。
思い出したら今でも泣きそうです。

こんなカッコイイ車ではなかったですが、当時は黒いスポーツカーでした

あれから転勤になったり年月が流れて一度も取り調べてを受けることは無かったです。
黒歴史というか若気の至りで、変な悪行として思い出に残ってます。
もう、テトラポッドの上で寝るのは懲り懲りです。

この経験を通して色々成長しました。めでたし、めでたし!

というわけで、必ずしも正義が勝ついうは訳ではないのが現実です。
ということで、今回のお話は締めさせて頂きます。
(西国三十三箇所巡礼をして、魂を清めます!)

長文最後まで読んで頂きありがとうございました。

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