美術館建屋がアート作品という奈義町現代美術館
岡山県の奈義町にある奈義町現代美術館に行ってきました。
SNSへのアップはOKということなで、動画撮影を兼ねて行こうと思って、動画友達のReiさんを引っ張って行きました。私の衣装選びに失敗してこんなカッコしてると性別不明ですが、Reiさんは美人の女性です(笑)
昨今、現代アートて人気ですが、私のような凡人は、ぶっちゃけ作品を見ても何かわからない作品が多いです。
現代アートの楽しみ方すらよくわかっていません。
せっかくなのでネットで現代アートの楽しみ方を調べてみました。
ふむふむ、作家さんのこれまでの作品や生い立ちとかやってきたことを事前に調べる。作品を観た他人の感想を調べる。
つまり、作品そのものだけを楽しむではなく、どんな人が何をテーマに作品を作ったかを妄想することが楽しみ方ということか。
中世の超有名な作家さんの作品を観るのも似たようなもんですね。
学芸員さんの解説書パネルのある美術展のほうが作品の理解はしやすいです。
とりあえず、作品のテーマと作品名を元に自分なりに太陽、月、大地から連想することだけはやってから行こう。
以下、感想です。
一般的に美術館というと展示されている絵や彫刻とかを観るために行きます。
ですが、奈義町現代美術館は、その建物そのものが美術作品です。
なんという異色な美術館!
それでお客さんのリピートを呼べるのか!採算大丈夫か??
太陽の部屋、月の部屋、大地の部屋、という3つの建物があります。
太陽といえば、光と熱をそそいでくれます。命のエネルギー源ですね。
月は地球の衛星で海の満ち引きと夜空の美を与えてくれますね
大地は私達の最も身近に触れる踏みしめる陸ですね。海も大地含まれるかな。
私は太陽、月、大地と聞いて生態系を連想しました。
ハンティングを通して自分自身が生態系の一部であることを実感します。
生態系とは異なる生物種が相互に作用して共存していることですね。
植物を食べたり畑を荒らす動物、その動物を狩る人、狩る人と命がけで戦う動物。私は飛び道具を持って狩りをしますが人間の肉体は脆弱です。動物の肉体は強靭です。お互い命がけで戦ってるので、生き物として対等の関係が実感できます。
私的には奈義町現代美術館は生態系のバランス、つまり相互関係をテーマにして美術で表現したのかと思いました。
これが太陽の部屋です。
荒川修作さん、マンドリン・キンズさんの作品です。
まず1Fの黄色い部屋に写真が張り詰めてあり、螺旋階段があります。
説明書きや看板なんてありません。
よくわらんけど、私は穴があれば入りますして、階段があれば登ります。
とりあえず、よくわらんときは、ボディーガード兼務のReiさんをレディーファーストとして先に入ってもらいます(笑)
真っ暗な螺旋階段の先の驚きの光景が。
もう、階段を登るとこの光景!
これを考えた作家さんはあなた天才。マジでカッコイイ。
逆光でこの世界観!
シーソーはバランスがテーマと見える。天井にも床にも鉄棒がある。
上下左右のシンメトリー。美しい。これぞ美術。
写真で伝えきれないのでショート動画作成しました。
これは圧巻ですから1分ですので絶対に見てください!
これが月の部屋です。
岡崎和郎さんの作品です。
なんじゃこりゃ。一面は白い何もない世界。しかも、足音がめちゃ大きく響く。月の部屋の特徴は絶対に音です!
音の反響がすばらしいです。建物の形状から計算された音が増幅されて足音が月面世界のように感じます。(まあ月は真空なので音はしないと思いますが)
この建物の壁の素材と形状から計算しつくして、絶妙なバランスから増幅される不思議な反響音。
ここにもバランスのキーワードがあった。
音を伝えるためにショート動画作成しました。ホンマこの世界感すごいから観てください。
これが大地の部屋です。
宮崎愛子さんの作品です。
水面と石の2つの部屋に分かれてます。土のいい香りがします。
ワイヤーが微妙なバランスでたっており揺れてます。
ここにもバランスのキーワードがあるとみた。
海と陸地にすべての生命体が暮らせる絶妙のバランスかなと勝手に思いました。
というわけで、隣に併設されたオシャレなお店でランチしてきました。
まあ、美味いがそこそこお高いですが、予約しないとかなり待つことになります。
というわけで、変わった美術館に行ってきてよかったです。
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