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師匠と激闘!ランニングターゲット射撃対決 

今回は下剋上のスナイパーの雲です。

今までクレー射撃の記事は載せていました。
今回は初めての競技を記事にします。
銃猟に特化した競技です。
国体などの正式競技ではありませんが、猪などを撃つことを想定した練習競技です。

怪しいものではありません!スナイパーとはこんなカッコしてるイメージです

30メートル離れた位置から、単弾(散弾ではなく一発の大きい鉛弾)を、動く的に向かって撃ちます。
10発撃って、真ん中は10点、中心から外に離れと9,8,7と点が下がります。
合計得点を競います。
ランニングターゲットという競技です
まさにハンターのための競技です!

30m先の動く的を撃つのです
こんな感じでプレイします。的が小さいです。

真ん中の射台に立って、30m先の左右に動く的を撃ちます。
兵庫県立総合射撃場は、「的撃ち」と「ランニングターゲット」を30mでプレイできる珍しい施設です。
ハンターズフィールドと呼ふのは、ハンター育成のために工夫された施設だからです。
山で猪など獲物を撃つときは、大体30m以内です。
山には木があるので撃てる範囲は意外と狭くて、獲物が見える時間は長くて3秒です。

クレーほど早くないし、クレーより大きいのが獲物です。

今回は思い切って師匠に勝負を挑んでみました。
師匠は、ハンターではありません。

100m先の止まった的を撃つことを趣味にしてます。
スキート射撃では兵庫県トップレベルです。

普通に考えたら、私が師匠に挑むのは無謀です。
勝ち目なしです。

しかし、狩猟経験のある私としては、ランニングターゲットであれば山での実践経験があります。
私の銃は30mの獲物を撃つために最適化されてます。

師匠は30mでの射撃はほとんど経験ありません。
師匠の銃は100mを想定した拡大して見るスコープです。
30mを拡大スコープで見ると視野が狭いのです。
(まあ倍率は調整できますが)

私の銃はドットサイト搭載で、普段から両目開けて猟してます。
山での実践経験で視野が広いのです。

これなら勝負にはなると判断しました。
師匠も本気で勝ちに来てますので、後攻を選びました。
つまり、私が先行で撃っているときに、的をスコープで見て目を慣れさせる作戦です。

私もこの状況で勝つための条件を考えます。

まず私が師匠に勝っている点の戦力分析です。
1.マネーパワー
2.性格が厚かましいのでこの程度では緊張しない
3.ハンターで30m先の獲物を撃った経験は豊富(当たるかは別)

師匠に勝っている点!

この3点を活かす作戦
①4000円+弾代払って、30m先の動かない的で練習する
 (師匠は今日これ以上お金ない!)
②先攻で私がそこそこ当てると師匠のプレッシャーになる
③ドットサイトで両目で撃つスタイルの私は30mの動く的では有利

師匠に勝つための作戦

射撃の腕は足元にも及ばないのですが、この作戦なら戦力的に拮抗します。
互角で戦えると判断します!

この勝負は雲フィルム(雲のYouTubeチャンネル)で世界に配信します。
師匠は兵庫県トップレベルです。
師匠は勝って当たり前、負けると周りにおちょくられます。
何のメリットもない勝負です。

それでも、この勝負を受けてくれて、気さくな師匠に感謝です。
射撃場の職員さんの佃さんも、こんなおバカな戦いのレフリーを引き受けてくださって感謝です!
佃さんは、本当に射撃が好きで射撃競技人口が増えるために、どんな苦労でやってくれます。

このお二人は射撃の世界ではすごいのです。
私レベルでは、全く相手にしてもらえない位置の存在です。
まさにダイヤのハイヒールとトイレのスリッパぐらいの差があります!

新しい射撃場で最高の舞台で勝負です!

左は運営兼レフリーの佃さん、右が師匠です

全力で戦います!

まずは、マネーパワーを使って、私だけ止まってる的撃ち練習します。

地下に的紙を貼りに行きます。
エヴァンゲリオンの発進みたいで好きです
地表に的が現れます

銃の精度を確かめます。
銃を固定して的に撃ちます。

こやって銃を固定して撃ちます
銃の精度は問題ないです。固定しても多少はズレます。

少し上に当たりますが、実はわざとズレます。
私が立って撃つときに癖に合わせてます。
立って撃つとど真ん中当たります!
銃の性能の差が、戦力の決定的な違いでないことは見せます。

いつもの射撃姿勢で真ん中に当たるように調整してます
スコープで見ると的は小さいのです
イタリア製ベレッタと私の相性は抜群です。まさにガンダムとアムロです。

作戦のひとつ「師匠にプレッシャーを掛ける」は成功です!

私の銃はイタリア製ですが、師匠はアメリカ製のモスバーグの使い手です。
まさにアーティストの国イタリアと、パワーの国アメリカの勝負です。
使い手の性格が表れていますね!

さて、動く的で勝負開始。先攻の私が10発撃ちます
最初の3発は的にすら当たりません。
2番から4番の間で発射するルールです。

初めての動く的は狙いがつかない
スコープにターゲットは入るのですが真ん中に合わせるのが難しいです

やばいなあ。
8発目から撃ち方を変えます。山で撃つ方法に変えます。
山では、木がやたら多い時に獲物が木を抜けて頭が見えた瞬間に発砲します。

長いスイングは難しいです。

動いている的と照準を動かすスピードを相対速度ゼロに保ちながら、的の中心核へ照準を移動させることは難しいです。
この技は師匠のお家芸ですが、今の私では無理です。

こうなれば、こっちはハンタースキルで勝負!
いわゆる勘です。
的の到達想定ポイントにあらかじめ照準を定めて、的の中心核が見えた瞬間に撃つ!

ラスト一発まで諦めません


よし!ラストはどほぼ真ん中命中!

さて師匠です。
スイングは専門です。
一発目から貫禄で当たります。
それなりに中途半端なスピードに苦戦してますが。

わかりにくいですが師匠です。後半スコアが崩れます
しかし、前半のにスコアが効いてます


とりあえず射撃終了です

さて、レフリーの佃さんの判定です。
私の結果を計算します。

雲26点!

師匠の結果を計算します
師匠36点!

負けたーーーーー

左が雲、右が師匠です
26対36で師匠の勝ち!

10点差、、、、もう一発真ん中に当たっていればなあ
最初からハンター撃ちをしていればなぁ。。。。
くやしい。
師匠が慰めてくれます。
ど真中へ近いのを撃ったのはお前のほうだと。

「そうでしょ!!! もう一発ど真中に当たっていれば私の勝ちですよね!」
私はポジティブです。慰められてすぐ調子に乗ります!

まあ、負けはしましたが、県のトップレベルにここまで戦えたのは善戦したと言えます。

練習して今度は勝ちます。

負けはしましたがドキドキして面白かったです。
やはり、真剣勝負は楽しいですね!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

※兵庫県立総合射撃場に特別な許可を頂いて撮影・掲載をさせて頂いてます

この動画は初めてランニングターゲット対決です。
結果はわかっていますが、尊敬する師匠と佃さんが出てくれます。

こちらは1分のショート動画です


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