2024年 年初事件簿
新年早々、様々なニュースがあり、驚くことしきりである。
我が家も例に漏れず、ちょっとした事件があった。
年末にケガをした父に正月会うと、だいぶん調子が良くなってきており、ほぼパッと見た感じ、血まみれになったと思えないほど回復していた。
▽年末の父の血まみれな話はこちら
片方の手のひらのケガと、片足の膝の打ち身だけになっており、
「思ったより早く良くなって、本当に良かったねぇ、お父さん。」
と家族でその回復ぶりを喜んでいた。
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しかし、三が日が過ぎたある夕方、母から電話がかかってきた。
2つの話をしようとしているらしいが、母には珍しく、要領を得ない。
結局一つは親戚からの伝言、もう一つは父の事であった。
どうやら、正月3が日某日の夜中に母がトイレに行くと、トイレが血まみれだったらしい。
「え?それ、どういうこと?」と聞くと、
「私も、ビックリしてもてさ、取り敢えず掃除して、用を足した後、夜中やったけど、お父さんを起こしに行ったんよ。『お父さん、ひょっとしてトイレで血が出たの?』ってさ。」
やっとケガの血まみれから回復していたのに、今度はトイレで血まみれになるとは、どういうことなのか?私は驚いて頭の中が真っ白になった。
結局、本人は痛がっていないし、運転もできるとのことで、受診する科の関係で前回と違う病院で、父は診察してもらったらしい。
すると、私が心配していた胃腸系ではなく、奥にできていた“痔”が破裂して、出血したらしい。
「え?“痔”?」
「そうなんよ。痔ができてたみたい。」
「………。」
元々胃腸の弱い父だけに、そちらでとんでもないものが見つかったのではないかと、大変心配していたが、取り敢えずそれだけは違ったようで、痔もあなどれないが、少しホッとした。
しばらく座薬で治療とのことで、仕事も幸い1日のみ出勤したら、しばらく連休等があり、またゆっくり休めるとのことも、かなりありがたいし嬉しいことだ。
私は、
「もうビックリするよねぇ。明日仕事行けるの?」
と言ったら、母が、
「私は休んだほうがいいんじゃないかと思ってんけど、年末から休ませてもらってるし、本人は行く気でおるから、様子見てやけど一応行く予定なんよ。そこさえ行ったら、しばらく休みやしね。アンタに言ったらまた心配すると思ってどうしようかと思ったけど、一応言っておかないとね。」
そんな大事なこと、言ってもらわないと困る。
「まぁ、無理せんと、身体大事にしてね。お母さんも疲れ出さないようにね。」
と私は言って、電話を切った。
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今年から運気が悪化する父を心配していたが、年始の月運は良いので、まさかそんなことになるとは思わなかった。不幸中の幸いだが、キチンと治るまで心配である。
結局、母によると、翌朝の父の顔は青白く、それでも行くというので、パス亭の途中まで歩いて付き添い、帰りも念の為バス停まで迎えに行ったらしい。
あれだけ朝、絶不調な顔色と消え入るような声しか出なかった父が、昼休み心配した母が電話をすると、いつもの元気そうな声で、午前中も仕事ができたし、体調も大丈夫という返事があったとのことで、私もホッとした。
母もさぞかし疲れたことだろうと、電話で話した際に、その件も伝えて、電話を切った。
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さて、かくいう私も今年の運気はイケておらず、注意すべき時なのに、年始から自業自得なのだが、下痢を引き起こし、現在も体調を見ながら食べるものもおかゆ中心で、厳しい年始となった。
多分アレ(阪神の優勝じゃないが)を食べたのがアカンかったんやろな…という、おおよその予測はついているが、今更犯人を特定したところで、今後気をつけるしかない。
父とは運気も似ているので、やることなすこと、どこか血が争えないなと、あらためて思った。
最も今回の私の場合は、自業自得なので父とは違うが。
占いは好きで、学生時代からやっているが(人の出した本をやってるだけだが)、結構当たるので、羅針盤のようにして生きている。しかし注意をしていても、そうなることが多いのであなどれない。
その占いに対しては、“気にしすぎない程度に気にする”スタンスでこの年まで生きてきたが、両親も高齢となり、私達夫妻も大概な年になってきたので、これからも色々あるだろう。
まだまだ今年も始まったばかり。いつでもそうだが、細心の注意を払って、いつも以上に気をつけて生きないといけないなと、下痢止めの薬を飲みながら反省するらびっとなのであった。
あぁ、好きなもの、思いっきり食べたい(泣)