うつ病闘病記
前回の「うつ病発症まで」の続きとなります。
吐き気の再発
最初のうちは本当に順調でした。
最初に受診してから約1年半くらいですかね。
毎日寝る前に薬飲むのが日課になっていましたが、それさえ忘れなければ、この間は仕事行くのも、遠出するのも問題なかったです。
そうこうしているうちに、妻の妊娠がわかります。
元々ずっと妊娠せず、婦人科を受診したところ、子宮内膜症と子宮筋腫があることがわかり、このまま手術も何もしないと99%自然妊娠は不可能と診断されていました。
お互い子供は欲しかったので、手術することになりました。
その手術まであと数日というところでの妊娠発覚だったため、すごくうれしかったのを覚えています。
ところがその頃から、薬の効果がなくなるというか、吐き気が止まらなくなる日が増えました。
一過性のものだろうと思っていたのですが、だんだんとひどくなり、結局最初発症した時と同じくらいの酷さになっていました。
病院に症状を伝えて、予約前倒しで診察してもらったのですが、結局仕事に行くのもままならなかったので、人生初の休職となりました。
このとき、先生から言われたのは、
「うつ病はストレスによって生じるが、そのストレスとは決して仕事とかのマイナスのものばかりではない。結婚や出産などめでたいことでも環境変化を伴うので知らず知らずのうちにストレスを感じていることがあり、それにより発症することもある」
とのこと。
確かに症状再発は妊娠発覚直後だったので、認めたくはなかったですがその可能性もあるのかなとへこみました。
長男誕生後
今度は薬をいろいろ調整しても、少しの改善はあれど、前までのような通常生活を送れるような体調に戻ることはありませんでした。
仕事も数か月休職し、なんとか復職できそうだと復職、その後数週間で再休職というのを繰り返していました。
当時、真面目に家計簿をつけていたので、休職していると収入が0になるので、休職時期が今でも一目でわかります。
そんな中で長男が誕生しました。
この直後からさらに体調が悪化しました。
出産直後の自分が子供を抱いている写真が残っているのですが、ぱっと見はうれしそうなのに明らかに体調が悪そうな、なんとも複雑な表情をしていて、改めて見返したくない写真になっています。
出産後、しばらく同じようにごまかしごまかしで生活していたのですが、このままじゃ埒が明かないので、一度入院して治療に専念した方がいいと勧められました。
これまで幸いなことに入院というものをしたことがなく、初入院が大学病院の精神科というかなりのレアケース(?)となりました。
次回は精神科入院したところから書いていこうと思います。
読んでいただきありがとうございました。