神仏を尊んで神仏を恃まず-八大神社-
こんばんは!
今日は剣豪「宮本武蔵」に馴染みのある「一乗寺下り松」と「八大神社」について書きます。
1年ほど前にも散歩がてらに訪れたことのある小さな神社です。本日も京都は晴天に恵まれたため、研究室に行く前に立ち寄ってみました。坂の上にあるので、自転車だと足が鍛えられます・・・笑。
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一乗寺下り松
「八大神社」へ向かう道中に、「一乗寺下り松」があります。松を境に道が分岐しています。この辺りは平安時代から変わらず存在する街道のようです。下り松の植え替えは度々おこなわれ、現在は5代目になります。
松の後ろにある石碑には・・・
宮本 吉岡 決闘之地
と、書かれております。「宮本武蔵」の数々の決闘のうち、最も大きな戦いが吉岡一門との闘いであると言われています。
当時、将軍家の兵法指南役を吉岡道場が務めていました。その師範を倒してしまった武蔵は吉岡門弟と決闘することになります。その決戦の地が一乗寺下り松というわけです。
この大きな決闘を前に、武蔵は「八大神社」へ参拝したと言われているのです。
八大神社
下り松からずっと坂を上ったところに八大神社は居を構えています。
手水が鮮やかです!ここの手水は一定距離近づくと自動で水が流れるようになっていました。近代的!
境内にはガラスに花を挿したハーバリウム的somethingが置かれています。
階段にも・・・
祠に備えられた花もガラスの器に入っています。他の神社では例を見ないので結構珍しいのではないかと思います。
こちらが宮本武蔵像です。この像を見るまで、武蔵が二刀流であったことを忘れていました笑。この人はなんで決闘ばっかりしていたんでしょうね・・・。
勝たせたまえ。きょうこそは武蔵が一生の大事。
神社の前で武蔵は祈ろうとしましたが、鈴を振らずに下り松の決戦に向かうのです。この時、決戦を前に武蔵はこう悟ったといいます。
我れ神仏を尊んで神仏を恃(たの)まず
かっこよい笑。(タイトル決定。)
やはり最後は自分ですからね。"神に誓うな、己に誓え"とBUMP OF CHICKENのボーカルも言っていました。
その横には下り松の古木が展示されています。この松は武蔵の決闘をどう見ていたのでしょうか。
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ということで、「一乗寺下り松」と「八大神社」でした。
以前にここを通ったときは宮本武蔵ゆかりの地とだけ記憶していました。実際に武蔵の生涯を調べてみて、下り松の歴史的な価値?面白さ?を理解できたかなと思います。
正直なところ、今日まで「一乗寺下り松」は馴染みのあるバス停の名前でしたかありませんでした笑。次にバスに乗るときは印象が異なりそうです!
八大神社の方は小さな神社なのですが、その付近には以前記事を書いた「圓光寺」や「詩仙堂」といった素晴らしい寺院があります。ぜひついでに訪れてみて下さいまし!👍
では、最後に八大神社の素敵な花手水を載せて、本記事はおしまいです!