なんでもないことが宝物(日々のこと)
2月2日㈮
私の住んでいる街では、子どもが14歳になるとお祝いする「少年式」という式典がある。ラフな格好で行っていい、参観日の延長のようなものである。
式は午後からだったので、午前中に家の用事や買い物をすませ、さあ出発しようと家を出た。
なんとなく気になり、ポストをあけたら、なんと息子君からの手紙が入っていた。学校から出したらしく、宛名は、旦那さんと私。
とても丁寧な字で書かれている。
封を開けて読んだら、思わず涙が出た。照れくさそうに書いているのが文面から読み取れた。そして最後に、この手紙を読んだ感想とか言わずに普通に接してね…と。
息子くんらしい手紙だった。
本当にそのまま話してる内容が文面に書かれてあるみたい。
たどたどしいけど、シンプルに気持ちが伝わってきた。そしてそこには、「毎日、ご飯作ってくれて、おやつまで用意してくれてありがとう。」と。なんでもない当たり前のような日常に感謝してるって書いてあった。
母親やってきてよかったと思った。
ずっと家族旅行に連れて行ってあげられなかったことを気にしていたけど、ふきとんでしまった。
そんなこと、どうでもいいんだよって、普段していることに、こうして感謝の気持ちを書いてくれることは、何より嬉しかった。
「少年式」では、子ども達の作文や学校生活の紹介、合唱などが行われた。200人近い生徒の中で、この子かなと思っていたら、やっぱりそうだった。なぜか息子くんのことは、遠くからでもキャッチできる。
合唱がとにかく素晴らしくて、大勢で歌うし、もう男の子は大人の声だからすごい迫力。
14歳。なんだかずいぶん大人になったなぁと思った。これから未来へ向かっていく決意のようなものを感じた。
ずっと応援しているよ。
今日は、ありがとうの気持ちでいっぱいになった1日だった。
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