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あなたが死にたいのは、死ぬほど頑張って生きているから

この本の表紙、すごく良いですよね。表紙を見ただけで涙が出ました。
この表紙だけで満足して、読んでないので、これは読書感想文ではありません(笑)
希死念慮について書きますが、専門的でもないし、暗い話でもないです。

希死念慮って、それぞれの形がありますよね。
そもそもそれ自体が無いのが普通と知ったのは30歳くらいのことでした。
衝撃を受けました。みんな死にたいと思うものだと思っていました。

私の希死念慮は結構小さいころからずっとあります。
理由はわかりません。
あるとすれば、あれでしょうか。
死へのハードルが低くなったのは確かです。

先に書きますが、子どもの頃の頭の中ですので、あしからず。

子どものころ、いつか覚えてませんが、宇宙に果てが無いのを知ったときです。
頭の中で、自分の視点がどんどん上空へ上がっていく想像をしてたんです。そしたら、大気圏を超えると宇宙じゃないですか。その宇宙をはしっこから地球の自分を見るつもりで想像するんですが、どこまで行っても果てがないことを想像しようとするとなる、あの感覚。
そして、自分が「プチッ」とつぶされるような小さな点になる。そこまで想像したときに、存在が無くなった感じになる。

それと、これも子どもの頃です。生まれ変わりという概念を知ったときですね。
自分が死んだ時を想像する。魂が離れていって、その魂はどこにいくのか、と考える。どこにも行かず、そのまままた、「プチッ」と消滅する。
消滅した後のことを考える。その時考えている自分に意識も自我もあるけど、想像上の死んでいる自分には意識も自我もない。それを想像しようとする、おかしなあの感覚。一瞬「無」になってましたね。
自分の意識も自我もないのであれば、自分が死んで悲しんでいる周りの人の感情は感じ取れない。そして、生まれ変わりがないとすれば、その何もない状態のまま。

そのままの感覚で、いずれ自分の親兄弟も友人も死んで、みんな「無」になる。だったら、なんのために生きてるのか?という疑問にたどり着く。
生きている意味はないのでは?と思ってくる。

おそらく、この二つが私の希死念慮のベースかと。

なにか悲しいことがあると、死にたくなるというか、生きていたくなります。言っているだけで死ぬ気は一切ないけれど。痛そうだし。
リストカットもしませんね。就職でひっかかるところ、結構あるんですよ。
自傷行為は、運動でしますね。ただし、根性無いのですぐに普通の運動レベルに戻ります。
かなり疲れるのに、さらにギアを上げようとするのは、精神力使いますからね。究極のポジティブ行動ですよ。
だから、ランニングで鬱病治ったりするんですよ。

「死にたい」「生きていたくない」とは、本気で思うんですけど、私の性質は基本的に超ポジティブですからね。あれほどの憎悪もたった4年でほとんど消えましたし。死を望むのは諦めました。
流れで生きていこうと思いましたが、急流すぎて自堕落にも生きれず、それに絶望して、やはり生きたくありません(笑)

希死念慮があったり、地獄のような日々にいる人は、本を読んでみてください。小説以外も。
すると、自分の色々なところを表現する言葉を見つけられます。
その感情も、環境も、説明できるようになります。
言葉を知っていければ、残念なことに暗闇は晴れていきます。
それを続けて、ほとんどを理路整然と説明できるようになったとき、本当に残念ですが、希死念慮がうすれてしまって、悲しくなります。

みんながみんなそうだとは限りませんが、恋愛と負の感情のエネルギーはすさまじいですからね。このエネルギーを有効活用しないのは損ですよ。

「人間万事塞翁が馬」
占いが得意な「翁(老人)」が住んでいました。あるとき、彼の飼っていた馬が逃げてしまったので、みんなが同情しましたが、彼は「これは幸運が訪れる印だよ」と言います。そして、そのとおり、逃げた馬は立派な馬を連れて帰ってきました。そこでみんなが祝福すると、今度は「これは不運の兆しだ」と言います。実際、しばらくすると彼の息子がその馬から落ち、足の骨を折ってしまったのです。またみんなが同情すると、彼は、「これは幸運の前触れだ」と言います。息子はその怪我のおかげで、戦争に行かずにすんだのでした。

故事成語、四字熟語って、面白いですよね。
この言葉、すごく好きな言葉です。これを口に出すだけで、穏やかになれます。

ちなみに、もう一つ好きな故事成語を紹介します。
意味は説明しなくてもすぐにわかります。

「ゲスの一寸、のろまの三寸、バカの開けっ放し」


扉や窓の話です。
私はもちろんバカの部類でしたね!
ただ、自学自習するようになって、のろまくらいにはなれました(笑)

以下、負の感情の死ぬほど強い人向けの楽曲紹介です。

マキシマムザホルモン『鬱くしき人々のうた』

負の感情の濃い時に聞くと、とてつもない感動があります。
4:10からの歌詞と声には涙を禁じえません。


a crowd of rebellion『dystopia』

3:00からのスクリーム?シャウトは感動です。コメントにも書かれてますが、これが正しいシャウトの使い方だと思いました。
これが、死んでしまいたい現状、地獄の日々を表している悲痛な叫びです。

負の感情が強いときは、感覚も強いので、普段はわからない芸術の良さを知れる良い機会です。
その感情は、残念ながら期限があるので、今のうちに色々試さないのは人生の損です。

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