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ベルギー&オランダアートひとり旅

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ベルギー&オランダひとり旅#05.アントワープはお洒落が溢れる街だった

ベルギー&オランダひとり旅#05.アントワープはお洒落が溢れる街だった

 ブリュッセルを後にして、列車に揺られること1時間弱。

 ベルギー北部に位置するアントワープにやって来ました。

 思っていたよりブリュッセルが長閑な街だったこともあり、アントワープものんびりとした古都なのだろうと勝手に想像していました。

 ほぼ知識ゼロの状態でやって来たアントワープ。

 ――もうね、街を歩いてびっくり。

 人は多く、活気に溢れ、あちこちからお洒落オーラが漂っていました。

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ベルギー&オランダひとり旅#04.マグリット美術館

ベルギー&オランダひとり旅#04.マグリット美術館

 ルネ・フランソワ・ギスラン・マグリット(René François Ghislain Magritte、1898-1967)は、ベルギー出身のシュルレアリスムの画家です。

 今回の旅行までは名前くらいしか知らなかったマグリット。

 ビートルズが設立したレーベルの「アップル・レコード」は、マグリットが描いたりんごから来ていることから、私が抱いていた印象は、青りんごをモチーフに不思議な絵を描くシ

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ベルギー&オランダひとり旅#03.王立美術館(オールドマスターズ)

ベルギー&オランダひとり旅#03.王立美術館(オールドマスターズ)

 ガタンゴトン、ガタンゴトン……プシューン。

 通り過ぎる路面電車のその先に、ベルギー王立美術館はありました。開館5分前に到着しましたが、入り口には行列が――。

ベルギー王立美術館 王立美術館の始まりは200年以上前に遡ります。

 1794年、フランス革命戦争の末にベルギーはフランスに占領されますが、その際に膨大な数の美術品を収奪されます。当時フランスはヨーロッパ諸国から略奪した多くの美術品

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ベルギー&オランダひとり旅#02.ブリュッセルは煌びやかで可愛らしい街だった

ベルギー&オランダひとり旅#02.ブリュッセルは煌びやかで可愛らしい街だった

 ブリュッセル国際空港に到着したのはお昼過ぎ。

 思っていたよりも規模は小さく、スムーズに入国できました。入国審査の方も親切でフレンドリー。

 そして移動した鉄道駅では、駅係員の方に「お困りですか?」と声を掛けられました。

 大学生くらいの若い方だったので、バイトだったのかもしれません。笑顔が素敵でエネルギッシュな子。チケットを購入したはいいものの、プラットフォームが分からなかった私に気づい

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旅行記は仁川空港の話から

旅行記は仁川空港の話から

 そんなことを考えながらリムジンバスに乗り、到着した仁川空港。韓国に住んで10年以上経つ私にとって、ここはパスポートを見せた瞬間から英語で話し掛けられる不思議な場所です。それまではどこに行っても、何をしても韓国語だったのになあ。

 案の定、今回も脳が追い付けなくて困りました。

 突然の英語に韓国語で答えようかと思いましたが、ここは予行演習として英語でしゃべるぞ!・・・と意気込むも、肝心の言葉が

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ブリュッセル~アムステルダムひとり旅#01.始まりと計画と

ブリュッセル~アムステルダムひとり旅#01.始まりと計画と


1.旅の終わりが旅の始まり 昨年、オランダ旅行から帰って来たときにはすでに、次はブリュッセルへ行こうと決めていました。

 時期は同じく3月下旬。できる限り安いフライトをと探していたら、図らずも昨年と同じ日に出発することになりました。

2.ベルギーからオランダへ 今回の旅行も目的はアート。西洋画を巡ります。

 ブリュッセルに行くとなればアントワープは欠かせません。ベルギー第2の都市で、バロッ

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