#133 主動筋と補助動筋のお話⑥
私たちは、日常生活やスポーツ
などを行っていく上で、
たくさんの筋肉を使っています。
人には何個の筋肉があると思いますか?
人の筋肉は、筋肉は640個と
言われています。
筋肉には2通りありまして、自分の意志で
動かせる筋肉を骨格筋といい、
全体の筋肉の約40%になります。
残りは、自分の意志で
動かせない筋肉となりまして、
ここには心筋と平滑筋がございます。
普段、身体を動かすために使っている
筋肉は骨格筋になります。
骨格筋で身体を動かすときに、その動きを
行うために主に働く筋肉は主動筋と呼ばれ、
補助的に働く筋肉は補助動筋と呼ばれます。
今まで多くの方を施術を
させていただいておりますが、
主動筋(メイン)と補助動筋(サブ)の
逆転現象が起きてしまっている方や
主動筋の中でもバランス悪く使われている方を多く見てきました。
メインはメインの働きを、
サブはサブの働きをさせてあげることが、
ケガをしないためには大切になります。
ここでは、足関節の主動筋・補助動筋を
綴っていきたいと思います。
主動筋をメイン、
補助動筋をサブとしていきます。
足関節の関節運動には
・底屈(屈曲)
・背屈(伸展)
があります。
・底屈(屈曲)
メイン:長腓骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋、
足底筋
サブ:短腓骨筋、後脛骨筋、長趾屈筋、
長母趾屈筋
・背屈(伸展)
メイン:前脛骨筋、長趾伸筋、第三腓骨筋
サブ:長母趾伸筋
足関節は下腿と呼ばれる脛骨・腓骨と
距骨から構成されるため、
距腿関節とも呼ばれています。
距腿関節はらせん関節(蝶番関節)
となっております。
足関節は距骨が距腿関節窩に
はまり込んでいる
「ほぞとほぞ穴のような構造」を
しておりまして、
荷重時の関節安定性の多くは
骨に依存しています。
距腿関節により足首を上げる背屈や
下げる底屈の動作を行うことができます。
底屈に関わるヒラメ筋は、足関節だけに
作用する単関節筋でありまして、
現代人は同じ姿勢で長時間いることが
多くなっているため、
知らぬ間に硬くなっていることが
多くなっています。
ヒラメ筋が硬くなりますと、
足関節の可動域が出にくくなりますので、
選択的にマッサージやストレッチなどを
行っていただけると幸いです。
ヒラメ筋に関しましては、こちらの投稿も
参照していただけると幸いです。