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本の背表紙を眺める。

本屋さんに入って、背表紙を眺める。

例えば「学校」という単語を含む本を探す。

「学校・いじめ」「学校・こわい」「学校・経営」「学校・ICT」「学校・青春」「学校・事件」「学校・夢」「学校・大切なこと」「学校・転生」「学校・魔法」

ペタペタ単語を拾って切り貼りしただけなのに、その本の個性が何となく見えてくるのが面白い。

同じ「学校」という単語でも、色々な単語と結びつく。
人によってポジティブなイメージにもなりうるし、ネガティブなイメージにもなりうる。「学校」は場所を選んで、楽しい顔も、悲しい顔も、怖い顔も、簡単な顔も、難しい顔もできる。

「学校」にどういう言葉を組み合わせるか、どういう視点を持ち込むかにその人のセンスが出る。なるほどそう来たか、という感覚を味わいたくて背表紙を眺めるのが一つの趣味である。

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