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没男@駄文の墓場
2024年10月11日 21:45
この春、僕は大学受験に失敗した。4月からピカピカの浪人生だ。言われるほど凹んでない。なにせ、予備校のクラスにはいい匂いを放つ大人びた女の子がウヨウヨしている。 そう、僕は男子校出身で、ピカッピカのドウテイだった。つまり、僕の中の「女子」は中学3年生で止まっていた。ということは、僕の中の女子と浪人女子は少なくとも3年の隔たりがある。 僕が1年浪人して学んだことは「女子の3年はデカい」。以上
2024年10月8日 19:23
ある夏、息子が彼女を捕まえてきた。彼女は立派な角をしたカブトムシで、虫カゴの中でじっとしていた。 私の中の彼女は20歳、学生時代の姿で止まっていた。私たちは若いなりに深く愛し合っていたし、なんなら死ぬまで一緒にいるつもりでいた。熱に浮かされていた。当時は。 彼女は車に轢かれて死んだ。子どもを庇って吹っ飛ばされた。彼女らしいと思った。誰もが彼女を英雄視した。 私は助かった子どもの手前、
2024年10月1日 15:45
2024年夏の未明、エセ関西某所の牛丼屋で。 男はいつものように店員を怒鳴りつけると、牛丼大盛り微妙に汁だく卵乗せに薄めの味噌汁を注文した。白い開襟シャツに金の鎖のネックレスがいやらしく輝いている。 この男こそカスタマーハラスメントのショウ。お客様でなくても自分は神様だと信じているどうかしちゃってる奴である。 バイトの男子大学生が震えた手で味噌汁をよそっている。もちろん、「薄めってど