行動に移せる哲学【「鬼滅の刃」に学ぶ絶望から立ち上がるための27の言葉】合田周平・堀田孝之著
中村天風という思想家を初めて知りました。
哲学と言うと難しいイメージ。
高校生の時に力技で暗記して
試験を解いた印象です。
内容も難しく、全然頭に入りませんでした。
実践哲学は、
実世界に生かせなければ意味がないという発想で
生まれたそうです。
実際のTodoに落とし込めるのが
最大のメリットだと感じました。
「鬼滅の刃」に学ぶ絶望から立ち上がるための27の言葉からです。
・気づき1.潜在意識は本質が現れている
無限電車編で登場人物4人の潜在意識が登場。
炭治郎は澄み切った空、
煉獄杏寿郎は炎で燃えています。
伊之助と善逸はなぜか本人が登場します。
我の強い人間だと、
潜在意識に本人がいることがあるそうです。
観念要素という
潜在意識を組み立てている素材があります。
・ポジティブな観念要素…優しさ、思いやり、慈悲の心理、利他の心など。
・ネガティブな観念要素…怒り、嫉妬、自虐、諦め、人を騙すなど。
潜在意識は掃除することが可能です。
ネガティブな関連要素は心のゴミと表現。
この心のゴミを掃除して、
ポジティブな関連要素を入れていけば、
炭治郎の潜在意識のような澄みきった空になりそうです。
余談ですが、政治家が失言したニュースを見ることがあるでしょう。
「口が滑りました」と言い訳。
そもそも潜在意識にないことを人は言葉にしません。それを言葉にするということは、少なくとも潜在意識の中にはあるということになります。
よくスピリチュアルな話題で、
潜在意識という言葉を見ます。
心のゴミ掃除ができるのに驚き。
負の感情をできるだけ少なくし、
掃除して優しさ、思いやりなど
ポジティブな観念要素を
詰め込んでいきたいと思いました。
・気づき2.利他の心を持たない人は退化!?
最初この言葉見たとき、
「そんなバカな」と思いました。
利他の心があるとかないとかどうやって判断したんだろうと疑問。
その答えですが、
原人類の方が大脳の前頭葉が大きかったからです。
前頭葉が大きいのは何を意味するのか?
こちらより、一部引用です。
ネアンデルタール人は自己中で滅亡したと結論。
その発想はなかったので大変驚きました。
自己中な人は退化しているんでしょうか?
自分がそういう振る舞いをしていないかドキッとさせられる事実です。
・気づき3.耐えるしかなかった
師匠と婚約者を毒殺された猗窩座。
結果的に彼は鬼になりました。
鬼になるまでの経緯があまりにも残酷で、
自暴自棄になっても不思議でないと感想。
しかし、この件について、
著者の先生の見解はこうです。
「耐えるしかなかった。
時の経過を待つしかなかった。
祈り続けるしかなかった」
この一文を読んだ時、正直目を疑いました。
もし私なら、
自分の家族や大切な人を
理不尽に殺された人に対して
「耐えなさい。時の経過を待ちなさい。」と
言えないなぁと思いました。
・Todo1.肛門をキュッと締める。
特にネガティブな気持ちになったときに
効果があるそうです。
クンバハカ法と言われ、ヨガの秘伝。
具体的には、
平常心を失うような衝撃や感覚の刺激を受けた場合、まず第一に肛門を締め、同時に肩の力を抜いて下腹部に力を充実させるというものです。
パニックになっても、不思議と落ち着きました。
・Todo2.「○○したくないなぁ」と思ったら
その続きに、「と昔は思ってたな」とか、
「というのは嘘!本当はやる気満々!」とか
打ち消す言葉を続ける方法があります。
「それ嘘!本当はやる気満々」は特に使えそう。
・Todo3.3つの専門分野を持てば、最強の人材になれる
著者の先生は、ロボット工学、実践哲学が該当。
どちらも面白かったそうです。
専門分野を持つと言っても
「おもしろい」を基準に動けばいいそうです。
私なら…1つは薬学かな?
あと2つは何だろう?
最近新聞の切り抜きを整理しましたが、
圧倒的に子ども関係のニュースが多かったです。
更に長男がASDで福祉にお世話になっているため、
福祉関係も見逃せません。
FPや宅建を勉強するくらいなので、
お金についても興味あります。
むしろ絞りきれないかもしれません。
おもしろいことを基準に行動します。