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読み応えがあった【俺たちの「戦力外通告」】
「よくこんな連載を雑誌でやったものだなぁ」
そう思うくらい、読み応えがありました。
※2017年12月発売なので、情報は少々古いです。
「Wedge」という雑誌ですが、
東海道新幹線のグリーン車に置いてあるそうです。
売店やネットでも売っているようです。
25人のインタビューが掲載。
特に印象に残った言葉ベスト3を発表します。
・俺たちはいつか野球をやめる時が必ずくる。
こちらは、著者の高森氏が選手時代、
監督だった田代富雄氏の言葉です。
更に「そのときは、「この世界に入ることができた」と誇りを持ってほしい」と続きます。
毎年シーズンオフになると、「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」が放送されるので、夫と見ています。
あまり活躍できないまま引退する人もいますが、
一世を風靡した元トップクラスの選手もいます。
どんな人も、いつか終わりが来ると感じました。
・生きている実感を得る時はいつか?
2008年のオリンピックに出場していたGG佐藤さん。
西武を退団してからイタリアに行きました。
チームメイトに質問したところ、
「人とコミュニケーションをとっている時」と
返ってきたそうです。
「そもそもイタリアで野球やってるのか」と
思ったくらいです。
マイナーなスポーツだからこそ、本当に好きな人がやっていると触れられてました。
そこで自分を取り戻したようです。
西武時代、チームメイトとほとんど交流しなかったのに驚きました。作り上げた別人格が崩れるのが理由だそうです。
引退後は父親の会社に入り、
副社長をやってるそうです。
それにしても、15年前のオリンピックのことが
未だに記憶に残っていて驚きました。
最近のインタビュー記事がありました。
WBCについての提言が、
失敗してバッシングを受けた経験がある人ならではの内容と思いました。
・内部で人を育てないと組織は成長しないとわかった。
こちらは、東大卒の松家卓弘氏の発言。
珍しいですが、彼は5人目です。
引退後は、地元香川県で高校教師になりました。
香川県知事や香川県を牽引する人材を育てたいという夢を見つけたようです。
今の野球界を見ると、まさに感じます。
選手を育ててきた球団は若手の選手が育っているけど、外からとってばかりの球団は、いくら強い選手を集めても機能していないと感じました。
・感想
どの人のインタビューも考えさせられる内容でした。どれにしようか迷いました。
田代富雄元監督のいうとおり、
プロ野球選手は誰でもできるわけではないので、
入っただけでもすごい経験だと思います。
戦力外通告の番組を見ていて、
「引退後、自分で人生を切り開いていかないといけない」と改めて感じます。
この番組で目が行くのは、選手の奥様。
明日も保証されない世界です。
安定志向の私には務まらないと尊敬します。
そして、美人な方が多いのは気のせいでしょうか?
美人な女性は、リスクを果敢に取る人が多いのかと考えてしまいました
以上、ちえでした。
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