「老後が不安」 お金に向き合う勇気をくれる本【お金が増えるノート術】安田修著
なんとなく「老後のお金が不安」と思っていませんか。
かつて私は、お金について考えることから逃げてきました。
どう見たって足りないのに、見て見ぬふりです。
そんな私に転機が来たのは長男の出産。
体調が悪くて退職したため、収入がなくなりました。
それから、真剣に向き合うことにしました。
少しずつ、お金の不安を書き出すことで
解決してきました。
今でこそ、買い物にせよ、お出かけにせよ、
「このくらいお金がかかる」と肌感覚でわかるようになりました。
『づんの家計簿』と出会って、家計簿をつけ始めました。
家計簿アプリなど、デジタルデータもありますが、
なぜか何度やっても挫折しました。
結局ノートに使ったお金の記録を書き出すのが一番性に合っていました。
この形式で始めたのは2018年です。
気がついたら6年間続いています。
今回『お金が増えるノート術』を読んで
「使った記録だけでなく、こんなこともノートに書き出すのか」と発見がありました。
・稼ぐ方法を書いてみた。
「稼ぐ方法」について、メリット・デメリットを書き出してみました。
今のところ、再就職は考えていませんが
仕事を探す際のメリット、デメリットを考えてみました。
一言に「再就職する」と言っても
こんなにパターンがあるのかと驚きました。
副業や独立についても考えてみました。
どんなことにもメリット、デメリットがあると実感。
「譲れないものは何だろうか」と冷静に考えるきっかけになりました。
・お金を使う時にやってみたい方法
さっきの「稼ぐ方法」のように、
買うことのメリット、デメリットを
書き出してみようと思いました。
特に有効だと思ったのは、
家電製品やパソコンなど、
比較的高価な買い物をするときです。
メリットなら「予算内に収まる」、
デメリットなら「この機能がないから不便」など。
このメモのすごいところは
買う、買わないの判断でだけはなく、
「今は買わない」「半年後買う」など条件を決められることです。
書き出すだけでここまで冷静に考えられるので
すごいと思いました。
・ノートに書く目的
今でこそお金について
ある程度考えられるようになりました。
私がお金について考えるようになったのは、
長男の出産を機に、仕事を辞める頃です。
その時、真剣に考えるようになりました。
それまでは、考えることから逃げていました。
私の場合、家計簿の本に出会って、
使ったお金の内容を書き出すことから始めました。
今では書かないと気持ち悪いです。
不安な気持ちの時こそ、
頭の中で考えるより
ノートに書き出した方が
思考を整理できると改めて感じました。
・感想
以前よりお金への不安は少なくなりました。
それでも今は物価が上がっています。
今の収入のままなら、
物価高で生活は苦しくなります。
そうなると「今や明日を生きるために必要なもの」の優先順位が高くなります。
今、「ウェブ心理塾」や「彩塾」で学んでいたり、
日々好きな本を買って読んでいますが、
ないならないで生きていけるので、
削らざるを得なくなると実感しました。
今回ノートに書き出してみて
「こんな未来は嫌だ」と気づきました。
そのために「今できることは何か」と考えるきっかけになりました。
一般的なマネー本のように
節約術やお得な方法が
紹介されているわけではありません。
ノートを書き出すことで
お金に向き合うきっかけを
与えてくれる本だと感じました。
お金について不安だけど、
マネー本に紹介されているような節約術や
お得な情報はあまり興味がないという人に
試してほしい1冊です。
以上、ちえでした。
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