社会人以降、小学校教員免許を取得した方法【通信制大学の、免許取得課程で学ぶ】(異業種への転職)
私は、新卒で百貨店に就職しました。その後、29歳から通信制大学の教員免許取得課程で学び、2年後に小学校の教員に転職しました。
元々、大学は卒業していますが、教育系の学部ではありません。
周りから、「えー!社会人以降、教員免許が取得できるんだね。知らなかった。」と言われることも多いので、今回、取得した方法を書くことにしました。
※私が教員免許課程で学んだのは10年前です。時代の流れにより、現在は方式が変わっている所もあるかもしれません。(オンライン化が進んで、便利になっている所もあるかも。)
今から目指す方は、ぜひ最新の方法を調べてみてください♪
思い起こすと、「わっひゃー、大変そうなスケジュール!」と思いますが、当時は新たな目標ができて、そこに走っていく感じだったので、個人的には楽しい時間でした。
〇 この方法を知ったのは・・人生の大先輩の経験から。
元々、「通信制大学で、教員免許取得課程」という存在がある事を知らない方も多いようです。
私の場合は、「超身近な人生の大先輩」が同じ道を通っていたので子どもの頃からこの方法を知っていました。
その大先輩とは・・父です。
父は、工学部出身です。社会人以降に、通信制大学で教員免許を取得しました。そして、小学校教員として就職しました。父の時代から通信制のこの課程があったというので驚きです☺
私は、父と同じ通信制大学の、同じ教員免許取得課程に通うことにしました。ここにも何かご縁を感じます♪
〇 通信制大学、課程本科で学ぶ
私は(教育学部ではありませんが)大学を卒業しているので、この課程本科に該当します。
〇 免許状の種類 1種と2種
免許状の種類が1種と2種があるので、どちらで学ぶか選ぶことになります。
小学校の先生は、学校で基本的には全科目を教える事になるので、教員免許を取得する時も、たくさんの科目の単位を修得する必要があります。
1種は、全科目を修得する。
2種は、若干、履修する科目を選ぶことができる(1種に比べると科目数が少ない)。
という印象でした。
元々、この2年間でやる事は盛りだくさんなので、1種も2種も大変なのですが☺
私は、「ええい、一生の中で捉えれば短い時間だ。履修科目数は多くても一緒だろう」と思い、1種を取得することにしました。
〇 修行年限:2年間で行うこと
時間だけ見れば、「2年もあるのね。長い時間あるじゃん♪」と感じるかもしれませんが、実感としては、「あっという間の2年間」でした。タイトですよ~☺
・1年目:単位取得が中心
・2年目:教育実習(約4週間)、教員採用試験、介護等体験(約1週間)
スケジュールを見て・・「2年目がけっこう忙しい」ということが分かります。
しかも、「教育実習」「教員採用試験」までに、「単位がしっかり取得できているか」という事も確認されます。
(修了見込みなのか?を、とても早い段階から確認されます。)
という事は、1年目の間に、単位をほぼほぼ取得しておく必要があります。
1年目は単位取得を、めっちゃ頑張りましょう♪
そしてその単位数が・・「わっひゃー多い!」のですが☺
個人的な感想としては・・楽しかった!です。頑張ってください~!応援しています。
〇 履修方法
履修方法は、大きく2つありました。
①テキスト履修
②スクーリング履修
です。
①テキスト履修
私が学んだ通信制の学校では、テキストを読み込んで、A.レポート合格+B.筆記試験合格の両方を満たすと単位取得となりました。
A.レポートは自宅のパソコンで作成し、提出します。
B.筆記試験は、筆記試験会場に出向きます。私の通っていた通信制大学の本拠地は関西ですが、筆記試験は他のいくつかの都市でも受けることができました。
筆記試験のチャンスは、月に1日です。
筆記は、私の地元広島でも受けることができました。但し、2ヶ月に1回は広島会場というペースだったので、広島会場が無い月は、隣の県・岡山会場に受けに行くこともありました。
②スクーリング履修
本学(関西)に登学して、直接授業を受ける形態です。
開講日時は、休日が多い印象でした。
働きながら免許取得を目指している方が多いので、日程につてい配慮してくださっている印象です。
授業の内容も、興味深かったです。
〇 この間の仕事
私は、教員免許取得課程の2年間、大学の臨時職員として働きました。
教員免許取得課程と仕事との両立で、懸念事項は、「教育実習・介護等体験に行く期間に仕事を休めるか?」だと思います。
私の場合は、幸運にも・・臨時職員の採用の段階でこの事情をお話しし、実習などの間は休めることになりました。
今後教員免許取得を目指す方が、良い方向で日程調整できますように。
〇 おわりに
この2年間を思い出してみると、「わーお、盛りだくさんだったんだな・・!」という印象です。
一方で、楽しかった!という思い出もたくさんあります。
盛りだくさんで、楽しくて、あっという間。(+大変☺)
個人的には、人生のうちでこんな時間もあって良かったなあ、と思います。