結婚1年目は遠距離だった。私:地方公務員(教員)、夫:東京で会社員。そして専業主婦になると決めた時のこと。
こんにちは✨
私は、百貨店から教員(地方公務員)に転職して2年目に夫と結婚しました。そこから1年間、夫とは遠距離で暮らしました。なぜなら、せっかく新しい職場に転職できたので、辞めたくないという思いがありました。
東京と地方で800キロ離れていました。新幹線で移動です。その後、夫の転勤に帯同して専業主婦になることを決めました。
専業主婦になると決めた時のことを思い出してみることにしました。
〇結婚1年目
教員に転職して1年が経った頃、夫と結婚しました。
その時、私は百貨店販売職から教員に転職していました。
・念願だった「教える」という業種に転職できたこと
・異業種から公務員に転職できたこと
・雇用が安定しており、自分から辞めなければおそらく定年まで続けられること
などがあり、転職できたことについて自分の中では嬉しい気持ちでいっぱいでした。
気の合う夫と知り合うことができ、そちらも嬉しい気持ちでいっぱいでした。
夫の勤める会社は約5年ごとくらいに全国転勤があります。一緒に住むということは、私が今就いている仕事を辞めることになります。やっとの思いで就職できた仕事を手放すことが、もったいないと感じました。
夫や双方の実家には、「とりあえず今の仕事を辞る予定は無いので、私は地元で働きます。夫は東京で働き、遠距離です。連休などに会います。今後一緒に暮らすかは未定です。」と伝えて結婚しました。
結婚してから1年間、夫と会ったのは数えるほどの日数でした。気の合う夫と一緒に過ごせて本当に楽しい。でも仕事は辞めたくない・・。そのジレンマに暫く悩みました。
結婚した年の冬の連休に、夫と会いました。夫を新幹線の駅まで見送ったあと、私は一人部屋に戻りました。静かな部屋の中で、今後のことについてあれこれ考えはじめました。
そろそろ、次年度の進退について職場には伝えたほうが良いような時期でした。
ふと、「私は何を守っているのだろう・・」
と思いました。今私が守っているのは、一生続けられる仕事に出会えたという雇用の安定性もありますが、「異業種で念願だった仕事に転職できた」という自己肯定感を守っていました。
教員の仕事では、様々なことを学びました。一生をかけて自己研鑽をしていくような、奥深い世界です。理想と現実・・。周りの方々の期待に応えることができず、申し訳ない気持ちもありました。
私はその頃30歳代前半でした。一生の中で、夫と暮らさない時間をこのまま続けるのだろうか・・いや、一緒に暮らす時間を持ちたい。
何で世の中に転勤制度があって、女性がついていくのが前提なのかな?と悔しい思いもしました。今まで積み上げてきた努力ががらっと無くなってしまうような感じもしました。男女同じように努力をしても、なぜ「転勤」でキャリアが途絶えるのは女性なのか・・。
(日本の転勤制度に思う所はあっても、改善するのは壮大な話なので、心だけに留めておきます☺)
色々なことをゆっくり考えたくなりました。「人生の中の大切な時間。夫と一緒に転勤先で暮らす。専業主婦もアリかな。」と思い始めました。
専業主婦についての本について調べてみました。すると、その時の私にタイムリーな本を見つけました。
専業主婦を「キャリア」と捉えているのが斬新だと感じました。
薄井シンシアさんの本に背中を押されました。
「よし。専業主婦になるので仕事を辞めると伝えよう。」
そう決めて、次のステップを歩むことにしました。
人生には、様々な決断をする転機がやってくると思います。
その時、その時の決断が100%ベストだったのかは分かりません。
でも、その時なりに最大限の決断をして進んできました。
専業主婦になった後で、「キャリア」について学びたいという新たな目標ができました。こういった新たな学びとの出会いがあったので、仕事の進退について悩んだ経緯も大切な経験だったと思っています。