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現役大学生が日本政治を本気で考える

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現役大学生が日本の政治を本気で考える
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【Opinion】国民民主党の挑戦-リアリストの苦悩と葛藤

【Opinion】国民民主党の挑戦-リアリストの苦悩と葛藤

玉木雄一郎
官僚的な答弁に終始することなく、日本では数少ない自分の言葉を持つ政治家だ
民主党、民進党、希望の党、旧国民民主党、そして現在の国民民主党
多くの政界の荒波に揉まれ、ときに翻弄された彼が今、追求しているのは徹底したリアリズムだ

2021年、民主党の流れを汲む旧国民民主党は最大野党である立憲民主党への合流協議を行うも、エネルギー政策、経済政策で折り合いがつかず頓挫
62人の国会議員の内、

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【自民党総裁選 総括】8人の敗者のコントラスト

【自民党総裁選 総括】8人の敗者のコントラスト

石破新総裁、ひいては石破新総理が誕生した
5度目の総裁選
安倍晋三に負け、後ろから鉄砲を打ちまくり、そして冷飯を食わされてから10年以上が経過していた
ずっと非主流派に甘んじていたが、岸田前総理の派閥解散によるチャンスを見事ものにし、彼はついに勝者となった

歴史とは勝者が作りあげていくものであり、彼の元でまた日本の歴史が作られていくのだろう

一方で勝負には必ず敗者が存在する
今回は残り8人の敗

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【自民党の救世主?】小泉進次郎、総理誕生への期待とその虚構

【自民党の救世主?】小泉進次郎、総理誕生への期待とその虚構

小泉進次郎
言わずもがなあの小泉純一郎の息子であり、長年将来の総理大臣候補として期待されてきた人物だ
そして今回、政治とカネで窮地に立たされている自民党の救世主として、総裁選への出馬が表明された
世論調査を見ても石破茂と並ぶ国民人気を見せる小泉進次郎

しかし彼は本当に救世主となり得るのか
今回はこのことについて考察していきたい

なぜ出馬に至ったのかそもそもなぜ彼は今回、総裁選出馬と至ったのか

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【今更ながら】三者三様の都知事選総括-逃げ切る小池に、躍進の石丸、没落の蓮舫

【今更ながら】三者三様の都知事選総括-逃げ切る小池に、躍進の石丸、没落の蓮舫

どうもTJです
今回は大変遅くなってしまったが、この前行われた東京都知事選の総括を行いたい
各主要候補者の視点から彼らは何を望み、何を手に入れたのか、そしてこれからどこに向かっていくのかを徹底考察していきたい

選挙前の構図と思惑選挙結果を見る前に、まずは選挙前の構図を振り返りたい

まず現職の小池百合子は予想通り3選を目指して出馬
都民からもそれなりに評価されている中で、既に71歳
これ以外に政

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【考察】石丸伸二、「覚悟の論理」の裏にある思惑|東京都知事選

【考察】石丸伸二、「覚悟の論理」の裏にある思惑|東京都知事選

皆様は石丸伸二という市長をご存知だろうか
若干38歳で、出身地である広島県安芸高田市の市長選に立候補
何のバックボーンもない中で、見事当選を果たし、劇場型とも評される政治手腕でネットを中心に多くの注目を集めてきた

そして5月17日
安芸高田市長の任期が迫る中で、都知事の立候補を表明
より一層、多くの注目が集まっている

しかしこの一連の流れ、そしてこれを賞賛するネットの世論に少し疑問を持っている

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明治維新と岸田政権のアナロジー

明治維新と岸田政権のアナロジー

2023年12月、世間に驚くべきニュースが飛び込んだ
5年間で約5億円にのぼるという自民党のパーティ券を巡る裏金疑惑だ
このニュースは国民に大きな衝撃を与えるとともに岸田政権はかつてないほどの窮地に立たされた

マスコミなどではキックバックという言葉が一人歩きしているようにも思えるが、問題はキックバックされたものを収支報告書に記載していなかった(いわゆる裏金)ことであり、この裏側には安倍派を叩き潰

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増税メガネは本当に誹謗中傷なのか?

増税メガネは本当に誹謗中傷なのか?

11月20日
読売新聞は、岸田内閣の支持率が発足以降最低の24%に下落と報道した
もちろん各社によってバラツキはあるものの、岸田政権は崩壊ギリギリの超低空飛行を続けていることは間違いないだろう
そんな中で今、岸田総理はネット上でどのようなあだ名を付けられているかご存知だろうか

増税メガネ最近では増税メガネから減税嘘メガネへと進化したようだが、昨今のルッキズム反対の流れなどを見てもいくら悪政を敷く

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