貴方といた時間は、きっと「愛」だった
『恋はいずれ恋愛になり
恋愛はいずれ愛になり
愛はいずれ愛情になり
愛情はいずれ情になる』
という誰かの有名な言葉を聞いて。
これを時系列にしてしまうなら、私と彼の時間はきっと愛だった。
私たちは誰よりも気が置けない関係で、毎日が面白みで溢れていた。笑わない日は無かったし、喧嘩しても仲直りすればすぐにいつも通りだった。
別れてからあんなにも悲しくて毎日泣いていたのに、今の私はついに明日に迫った引越しを心待ちにしている。
新しい街(仕事で使っている街だけど)、新しい部屋、新しい私。
あ、なんだか、部屋とTシャツと私、みたいだ。
不思議な気持ちでいっぱいで、昼寝もできない。
寂しい寂しい言ってるけど、どうせ彼女と一緒に暮らし始めたら楽しくて私のことなんかすぐ忘れちゃうくせに。
まあ、そんなことどうだっていいけど。
きっといつか人は忘れてしまうから、忘れられないなんて言葉は都合がいいけど。
みなさんは、忘れたくない恋は、……いや、
忘れたくない、愛はありますか?
もし運命なら、どこかで必ず会えるから、また。
そうしたら、
今度こそ一緒に幸せになろうね。
手荒れは、綺麗になったよ。
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