「因幡の白兎」「日本vsバタク族(インドネシア、スマトラ島)」〜「古事記外伝」34
このお話も有名な「因幡の白兎神話」!!神話というより、童話として語り継がれている感じですね。
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
古事記公認イケメン「大国主様」がめっちゃ良い人に描かれてる話です!!
【日本神話】
隠岐にいたウサギが海を渡る為、ワニを欺いて一族の多さを比べようと持ちかけ、ワニを並ばせ、数を数えるふりをして渡る。最後の1匹になった時に油断して企みがばれ、ワニに毛皮を剥がされる。そこへ通った大国主の80人もいる意地悪な兄達がウサギにさらに悪化するような塩を塗り込めと教えられて散々な目に合って泣いているところを、兄達の荷物を持たされて最後に通りかかった大国主に助けられるお話。。。顔がイイのは罪なのかな?兄達は根性までブサイクです。
【バタク族(インドネシア、スマトラ島)】
マメ鹿がワニを呼び、川上の人間達がワニと戦う為に魚毒漁をしようとしているが、自分が殿様の言いつけで防御の道具を作ってやる、その為に数を数えると言って一列に並ばせる。マメ鹿はワニ達の背の上を渡って向こう岸についた。
インドネシアに知られる多くの類話では、ワニは騙されるだけになっている。朝鮮の「三国史記」や「旧三国史」には高句麗の朱蒙が魚や亀の上を渡った話が出ている。「因幡風土記」逸文にも「古事記」とほぼ同様の伝承が出ている。とのこと。
圧倒的な強さを誇った恐竜時代を経て進化した世界では、弱肉強食でも例外があるということなのか?普段弱いとされている動物でも、生きる為に頭を使っていることを示しているのかもしれません。
食いちぎる牙もなければ、寒さに耐えるだけの毛皮も備えていない人間はどうすれば生き延びられるのか?動物の中でも捕食される側のウサギや鹿が凶暴なワニと知恵比べする話は、人間に置き換えると「企てる」ことの重要さを教えてくれているのかもしれません。
イイ人は、ただ一生懸命にやっているだけで良いと思っている節があります。でも、それだけではもしかしたら「企てた人」にやられてしまう恐れがあるのではないでしょうか?
「企業」とは「企てる業」と書きます。生きる為に企てて社を立てるのが「会社」です。
みんなでより良い「企業」を作ることが楽しく生きることにつながるのでは?と思っちゃいます。これって、「SDGs」なのではないですか!!?持続可能な開発目標!!
生きる為に「企てる」。現代に置き換えると、お金がないと生活ができないので、お金を得る為に何をするか?
お金を得る為に自分の出来ることで誰かを幸せにする。その対価を得ることがより良い社会を作ることにつながるのでは?と考えるとワクワクしませんか?
因幡の白兎も、マメ鹿も目的の為に最高の策を企てたんですよね。弱いから考える。強いものは強さにかまけて考えることをしないかもしれない。無限の可能性を示してくれたウサギさんと鹿さんに感謝です!
そして、やっぱり神話は面白い!!
まだまだ不思議な神話のシンクロは続きます!次回をお楽しみに!!
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
参考文献/歴史群像「古事記/記紀神話と日本の黎明」、学研
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