認知の症状は皆似てるのかな?
職場で最近、親の認知症について話すことがあります。
同僚の年齢はまちまちですが親がみな高齢になるとともに認知症になってきているということです。
やっと仕事が終わって家に帰れるというのは、一般的には職場のストレスから解放されゆっくりできる。
そのはずなのに「あー帰って親の話聞かなアカンしんどいわ」という言葉が出てきてしまっています。
多いのは短時間の間に同じ話を何度もし、例えばその話が数回目だと言ってしまうと親が怒り出しけんかになってしまうので疲れると言います。
うちもそうでした。話し終えたかと思うと「それでな」とまた同じ話を繰り返していました。
「もういい加減にしいや。何回おんなじ話するん?5回目やで」と言ってしまうと
「お前はすぐにそう言う!さっき話しただけやろ!!」と食ってかかってきていました。
終わりの見えない会話に疲れ切っていました。
なので仕事が終わってもお茶してみたり、軽く飲みに行ってみたりとわざと時間をつぶし、一呼吸してからでないと家に向かう気になれませんでした。
同僚の一人はご両親が健在で自分が仕事に来ている間、お母さんが認知症のお父さんを看ているので帰るとまずお父さんと話した後、お母さんの話も聞かないといけないのですごく時間を取られるし、すごく疲れると言います。
また別の同僚はお父さんが「死んでやる」と言ったかと思うと家を飛び出していったのを慌てて追いかけるとケロッとしていて「どうしたん?」と聞き返されたそうです。
最初はやはり「死ぬ」と言われて焦ったけど最近はまた言ってると思ってしまってると言っていました。
うちは死ぬとは言われませんでしたが
「自殺はようせんけど生きててもしょうがない。何で生きてんのかわからん。早よ死んだらええと思ってんねやろ」
としょっちゅう言ってました。
以前書いた母の主治医に認知症のことで相談しに行ってからよくそう言うようになりました。家にいると多少の物忘れを自覚していても家事をこなしていました。
でも施設に入れられたらそうやって長年こなしてきた日常が取り上げられる、そんなことになったら生きてる価値がないとでも思っていたのでしょうか?
事実、施設に入ってる今でも時々「何もしてないのに何で生きてんねやろ」と言います。
起きてから寝るまで自発にすることが何もないので、存在価値がなくなっていると感じてるのではと思います。
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