勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法
「こんな方にオススメ」
・お金と幸せの両方を手に入れたい人
・時間を有効活用したい人
・より良い自分になりたい人
①人生最大の利益を生む「時間割引率」のコントロール
私の信条でもあり、これさえできればだいたいのことは幸せになれる、と思っているのが時間割引率をマスターすることです。
時間割引率は経済学や行動経済学で用いられる概念で、「将来のよりよいこと」のために「今の欲望をいかに我慢するか」、という指標のことです。
割引率が低い選択肢をする人はギャンブルにはまったり、消費者金融で借金をしたりするなど、将来の自分を苦しめる行動はしません。
お金だけではなく、健康面でも時間割引率が低い選択をすると健康寿命の延長につながります。
ところが、時間割引率が高くなると、体に悪いとわかっていながら今の多幸福感を選んで禁煙や飲酒をします。
私たちは加齢に伴い、様々な体力的な能力が衰えていきます。
その衰えは、時間割引率が低い選択を持続することで補うことができます。
ただ、注意してほしいのが、時間割引率を引き下げること自体を目標にしすぎないように気をつけましょう。
将来の幸せのために今の幸せを犠牲にしてまで時間割引率を下げるのは本末転倒、ということです。
②「妬む」「怒る」「愚痴る」の三種毒を追放する
三種毒とは、「妬む」「怒る」「愚痴る」のことで、これをやること、すなわち「妬まない」「怒らない」「愚痴らない」を心がけて行動することが「三種毒追放」です。
怒らないというと、どんな嫌な目にあっても、文句一つ言わずジッと我慢する、ということをイメージする人もいるでしょう。
でも、それは勘違いです。
怒らないとは、不満に思ったことを感情に任せて言わない、ということで、不満に思うことがあったら誠実かつ丁寧に伝えて、こうしてほしい、という要望も伝えます。
③稼げるかどうかは自分の能力一割、環境因子九割
どんなに抜きんでた才能や資格、技術があっても、それを生かす場を確保できなければ有効活用はできず、収入につながりません。
稼ぐには、自分の能力とそれを最大限に生かせる環境とのマッチングが必要不可欠です。
稼げるかどうかは自分の能力一割、環境因子九割です。
つまり、自己投資は、環境とのバランスを図った上でするのが基本ということ。
それなのに、多くの人は全体の一割程度に過ぎない能力への自己投資にばかり必死になって、環境を探す努力をあまりしません。
『まとめ』
何もしなかった個人や組織と、うまくリスクを取りながら前に進もうとした人たちでは、大きな差がつきます。
少しずつでもアタックし続ければ、必ず道が開け、開いた先にフロンティアが待っている可能性も上がります。
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