「事実は小説よりも奇なり」
テレビ東京のバラエティ番組「家、ついて行ってイイですか?」のドラマ化が決定し、8月14日から放送開始となった。
主演は竜星涼で、ディレクター役を演じている。
「家、ついて行ってイイですか?」は、終電を逃した人などに『タクシー代をお支払いするので、家、ついて行ってイイですか?』と番組ディレクターがお願いし、同意を得られた人の住居を訪問してインタビューするという内容。
ドラマ版は、実際に放送され、話題を呼んだ回を基にしている。
21日土曜日に放送されたドラマ『家、ついて行ってイイですか?』の第2話を観て、このタイトルがふと頭に浮かんだ。
【事実は小説よりも奇なり】
現実に起こる出来事のなかには、巧みに作られた小説よりも奇妙で不可思議なことがある。
そのドラマ内容とは…。
マッチングアプリで待ち合わせた男にすっぽかされた女性の家について行ってみたら、別れた元カレの写真が飾ったままに。
元カレとは出身地も生年月日も一緒という偶然に運命を感じながら、お互い惹かれ合い付き合うことになる。
それぞれの夢を追いかけながらも楽しい日々を重ね、ふたりは結婚を決める。
しかしある日突然、彼は彼女に別れを告げる。
理由はなんと…彼は自分が彼女の幼い頃に生き別れになった双子の兄だったということが分かったからであった。
知らなかったことにしよう、それなら一緒に生きていける。
そう言う彼女だったが、彼は好きだからこそそんなことは出来ないと言い、結局別れることに…。
その後少ししてから彼女の元に、彼が自殺したという連絡が入る。
彼といた時間はとても幸せだった。
一生分の幸せをもらっちゃったぐらい。
私は今でも彼のことが好きなんで。
彼女は笑ってそう話すのだった。
こんなこと、本当にある?
それこそドラマやアニメの世界でありがちなストーリー。
これが現実にあった話しというから驚きである。
普通では考えられないことが起きるのが人生だ。
しかしなぜ彼は死を選んだのか…。
残された彼女のことは考えなかったのだろうか…。
私なら腹が立って仕方ないと思う。
勝手に別れを切り出され、勝手に死なれて…。
あぁ、でも彼女はきっとそんな感情も色々乗り超えて、今にたどり着いたのかも知れない。
悲しんで、恨んで、悲しんで、恨んで…
そしてようやく「彼といた時間はとても幸せだった、今でも彼のことを愛している」と、堂々と胸を張って言えるようになったのかも知れない。
私なら…という発想は、当事者でない人間が言うべきではないのかも知れない。
本当の辛さや悲しみは、当の本人でないと分からないはずだから。
なんとも切ないお話に、胸が痛くなってしまった。
どうぞ彼女に明るい未来が訪れますように…。
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