時代に追いつけ、追いこせ、私!
セブンルールを観て
フジテレビ系列で放送されている『セブンルール』という番組が好きだ。
様々な分野で活躍する女性に密着し、彼女たちがいつもしているルールを7つ見つけ、「なぜそれにこだわるのか」を掘り下げるドキュメンタリーバラエティ番組である。
いつだったかその『セブンルール』で、〝3COINS〟でMD(マーチャンダイザー)として働く40歳女性を取り上げていた。
3COINSについて
〝3COINS(通称スリコ)〟とは、いわゆる〝300均〟と言われる300円を中心とする雑貨を販売する店舗のこと。
1994年大阪市に1号店がオープン、全国展開する転換点となったのが2000年で、最初の出店から24年後の2018年4月には、店舗数が185まで拡大したという。
ほとんどの商品が300円で買えるということに加え、アイデアに富んだ幅広い品揃えも魅力のひとつになっている。
11人のバイヤーとひとりのMD
『セブンルール』で知り得た情報で驚いたことは、毎月800種類の新商品が入荷しているということ。
確かに、お店に立ち寄るたび、必ず新しい商品が並んでいるのはそういうことなのだ。
そして社内には11人のバイヤーがカテゴリー毎にいるということ。
カテゴリーは、モバイル・キッチン・バス・収納・キッズ・ペット・アクセサリー・トイレ・服飾・レジャー・ヲタ活。
それらをMDであるひとりの女性が統括し、開発から販売戦略まで担っておられる。
番組を見て正直思ったのが、『すごく大変なお仕事、私には無理だな』ということ。
この手の番組を観ると、いつも自分に置き換えてしまう。
今の私が無職で〝腑抜け〟のような状態でいるから余計そうなのかも知れないが、ここまで会社のために働けるのか?と、いつも思ってしまう。
それほどいつも番組で紹介される女性達は、その仕事に誇りを持ち、その仕事を愛し、全身全霊で取り組んでおられる。
300均と100均の使い分け
私自身、〝3COINS〟のいちファンである。
100均のお店もよく行くが、100均は平均的に敷地面積が広すぎて、フラッと立ち寄ろうとは正直あまり思わない。
それに比べ〝3COINS〟は、どのお店も程よい広さで、何か目的の商品がなくとも、フラッと立ち寄り店内を一周しても全く疲れない敷地面積であるような気がする。
私の場合100均に行く時は、何か的確なターゲット(物欲)があって行くというのが殆どだ。
今の100均のお店は本当に扱っている商品の数が充実しており、我が家の中を見渡してもかなりお世話になっている感は否めないのだが、私としては申し訳ないが〝ワクワク感〟というものは殆どない。
100円と300円の差がどうなのか分からないが、とにかく〝3COINS〟には不思議と〝ワクワク感〟というものが存在するのだ。
それは商品のデザイン性や機能性によるもの、またチョイスのセンスの良さが大きいと思う。
100均は予め欲しいものがあって、それを探しに行く感じ。
〝3COINS〟は特に何が欲しい訳でもなく、何か素敵な良いものがないかを探しに行く感じだ。
たとえゲットするものがなかったとしても、『あー楽しかった』と思える。
それが〝3COINS〟の魅力なのかなと思っている。
それもこれも、11人のバイヤーさんと1人のマーチャンダイザーさんの努力の賜物であろう。
番組を見てから、お店の商品を見る目が少し変化したように感じている。
と、ここまでが2〜3ヶ月前に下書きしていたものだ。
熟成下書きの仕上げ
そこからあっという間に時間は過ぎ、近々〝3COINS〟を覗きに行く機会があれば、その時なにかまた新商品をゲットして、その感想を交えながら記事を仕上げ、upさせたいなーなどと考えていた。
そんな矢先、一昨日の朝のことだ。
何気なく流していた朝の情報番組で、100均の有名どころ〝ダイソー〟と、私のお気に入り〝3COINS〟がたまたま紹介されており、私の耳に驚きべき新情報がふたつも入ってきたのだ!
新たな展開その1.『ダイソー』新ブランド立ち上げ
ひとつめは、大創産業が何やらシンプルなデザインに特化した〝新ブランド〟の立ち上げを始めたというニュース。
「ちょっといいのが、ずっといい。」をコンセプトとした新業態「 Standard Products by DAISO 」の1号店を、3月26日渋谷マークシティ1Fに開店。
同フロアには100円ショップ「ダイソー」も同時に出店したという。
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〝新ブランド〟のコンセプトは「ちょっといいのが、ずっといい。」。
普段の生活で使う日用品を楽しく買い揃えたり買い替えたりが、自由に気軽に楽しめる。それがお客さまにとって「ずっといい」になっていく、ということらしい。
一部の商品を見てみると、私好みのシンプルデザインと落ち着いた色調の展開。
全てがオリジナル商品で、価格帯は税抜で300円を中心に、500円、700円、1,000円だそう。
2号店・3号店はどの地域にできるのか、今後気になるところではあるが、関西でいうとまた別の新業態「 Natural Coordinate 」の1号店が4月3日大阪・梅田にオープンしたらしい。
このお店は、大創産業が展開する300円ショップ「 THREEPY 」が取り扱う約7万6000アイテムの中から、ナチュラルテイストの商品を中心に約2000アイテムを取り揃えたという。
これらの新業態「 Standard Products by DAISO 」も「 Natural Coordinate 」も、個人的には『3COINS』をかなり意識しての展開ではないかと勝手に睨んでいる(わからないが…)。
しかしその『3COINS』もまた新しいことを始めていたのだった!
新たな展開その2. 『3COINS』食品の取扱い開始
主に雑貨を中心とした各部門毎の11人のバイヤーさんで成り立っていた『3COINS』は、新たに食品部門の展開を始めたらしい。
いや、調べてみて初めて知ったのだが、昨年の12月21日より既に一部店舗で販売が開始されていたらしいのだ!
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「ごはんもん」と銘打ったそれは、ご飯にあう瓶詰や缶詰のおかずなど。
美味しいものが大好きなバイヤーが日本各地の美味しいものを食べ比べ、お客さまに味わって頂きたい食品約90商品をセレクトしたという。
私がこの記事を書き始めた頃には、既に〝ごはんもん〟の販売がスタートされていたとは…。
しかし行きつけの店舗ではまだ取扱いされてないようで、手に入れるには少々遠い店舗まで足を運ばなければいけない点が残念。
まとめ
おうち時間が増えた今、〝より良いものを長く使いたい〟という声が多くなってきている。
両社ともその声に応える形で、100円や300円という金額にこだわらず、けれども比較的定価格にて、品質やデザインを重視した商品の展開がなされているように思う。
新業態の商品を取り扱っている店舗はまだ少ないが、下書きしていた時の100均・300均への概念が少し変化しつつある。
もしこれらの店舗が近隣に出来たとしたら、毎日のように足繁く通うに違いない。
時代はものすごいスピードで変化している。
『セブンルール』で紹介される女性たちは、常に日々勉強し、常にその先に目をやり、毎日輝くようにお仕事と向き合っておられる。
私自身も時代のスピードに置いていかれないよう、もっと情報を取り入れながら、時代にあった生き方を常にしていきたいと思う。
時代に追いつけ、追いこせ、私!
※最後まで読んでいただき有難うございます!