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最近読んだ食の本4冊

我家にある本といえば、、ほとんどが食の本または小説、エッセイ、ときどきビジネス書…という感じです。

食の本は趣味と仕事を兼ねて、興味があるものを片っ端から読むこと15年。

古いものは、図書館やBOOK・OFFを料理して読み、新刊本や手にいれたいと思った本は本屋さんで購入するようにしています。

とはいえ、どんどん本が増えてしまうので、手元に残しておきたいと思うもの以外は、メルカリに出したり図書館に寄付したりして、増えすぎないようにしています。Kindleもいいけれど、やはり本という形が好きな昭和世代です。

さて、最近読んだ食にまつわる本で断トツ素晴らしかったものといえば、、今さらと言われそうですが、、こちら。

正直に言うと、本屋さんで見かけても、このタイトルを見て読む気になれず、手に取らないままでした。

でも、売れてるし、少し読んでみようかなぁ…と、購入して読んでみたらびっくり。

ただの一汁一菜を紹介する本と思ったら、そんな浅い内容ではございませんでした。申し訳ありません。。

これは、まさに家庭料理の道徳本とも言えるくらい、家庭料理とは何か!という哲学本だと思いました。

赤線だらけになり、家庭を持つ人に一人でも多く読んでもらいたいと胸が熱くなりました。素晴らしかったです。タイトルだけで判断してはいけませんね。反省。


そして、こちらは、文字が大きくページ数も少ないので、あっという間に読んでしまうから購入するにはちょっとなぁ…と思っていたらBOOK・OFFで発見し、即購入。

案の定、サラッと読んでしまいましたが、レミさんの子育てと料理の話と簡単なレシピも付いて、お得感がありました。

子育てのあるあるが書かれてあり、レミさんも同じような苦労や体験をしながら、夢中でキッチンに立って頑張ってきたんだなぁ…と、共感できる部分がたくさんありました。

家では全くキッチンに立つことがなかった息子さん二人が、結婚後は家庭のキッチンで料理をしていることを知り、驚くレミさん。

たとえ手伝うことはなかったにせよ、母親がキッチンに立って食事作りをする姿や、匂い、音を聞いて育ったがゆえに、自然と教えてもいないのに料理ができるようになっていたというエピソードがジーンときました。


さらに、最近自然農や家庭菜園、畑に興味がある私が購入したのが、こちら。

銀色さんの新刊本。ここ最近の銀色さんの本の中では、一番情熱が込められた本だなと思いました。

自然農に夢中になっていることが、細かな文章からヒシヒシと伝わってきます。特に良かったのが後半部分。自然農を通して感じたことや気付きを銀色哲学として綴られている部分があり、赤線を引きたくなりました。

何でも体験を通して、自身の物の見方で銀色哲学に昇華させるところは、さすがです。御本人が、生きること自体が表現とおっしゃっていたように、銀色さんのやることはすべて本という表現につながるので、説得力がありますね。

最後は、こちら。

なぜかわからないけれど、高山なおみさんの本って、手に取ってしまうんですよね…。

すごく好きなわけでもなく、一度読んだら再読することなく手離してしまうのに、なぜかつい買ってしまうという。たぶん、この装丁が好きなのかもしれません。

食のエッセイは、平松洋子さんが断トツ素晴らしい文章を書かれるので好きなのですが、高山なおみさんも読みたくなります。サラッと考えすぎずに読めるのが良いのかもしれませんね。


私のインスタでも、食にまつわるおすすめ本や名言を紹介していますので、見つけた方はチェックしてみてください😊

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