統一教会とは何か?<在日韓国人の視点>
最近なにかと話題の統一教会ですが、
若い人たちはそもそも統一教会が何なのかを知らないそうです。
霊感商法で壺1つを何十万円もの高額で
買わせていたことも、
かつて大問題になった集団結婚騒動も知らないそうです。
まず基礎的な知識についてですが、
統一教会とは朝鮮戦争後の1954年に
文鮮明という人物によって韓国で創設された
キリスト教系の新興宗教です。
霊感商法と集団結婚
これは私の個人的な見解ですが、
高額寄付金の要求や霊感商法で
信者からお金をむしり取っていたのは
到底許されることではありません。
ですが、
集団結婚については個人の自由だと思うんです。
日本人は宗教に疎い人が多いから
よく知らないと思うけど
キリスト教徒もイスラム教徒もユダヤ教徒も
「同じ信仰を持つ人と結婚したい」という願いを
持っている人がとても多いんです。
なので、好きな人に結婚して貰うために
改宗するというのは欧米では割とよく聞く話です。
トランプ前大統領の娘のイヴァンカさんが
彼氏がユダヤ教徒だったので
結婚するためにユダヤ教に改宗したというのは有名な話ですよね。
でも、どうしても信仰を
捨てたくない人もたくさんいるワケですから
ならば同じ宗教内で結婚相手を探して貰えたら
それが一番良いということになります。
韓国の農村部で統一教会が結婚を斡旋
韓国では農村部の独身率が非常に高くて
独身男性が嫁不足で悩んでいるという社会問題がありました。
日本でも「農家には嫁ぎたくない」という若い女性が
たくさんいますから、
日本人にも状況は理解しやすいと思います。
そんな韓国の農村部で
独身男性に結婚相手を斡旋してくれるのが統一教会です。
韓国の農村部では
「結婚したいなら統一教会に入れ」という勧誘で
男性信者が爆発的に増えました。
結婚させる女性が足りない!
韓国の農村部で男性信者が爆発的に増えた結果、
集団結婚させる女性が足りないという問題が発生しました。
ですが、結婚目当ての男性信者を獲得するというのは
統一教会の布教戦略ですから
何としても結婚相手を見つけて斡旋しなければなりません。
そこで日本女性の信者を韓国の農村部に送って
国際結婚して貰うという解決策が編み出されました。
徴兵制のある韓国では男らしくて頼もしい男性が多いので
そういう男性が好きな日本女性にとっても
同じ信仰を持つ男性と結婚できるので
とても喜ばれたそうです。
そういった経緯で7千人もの日本人女性が
韓国の農村部に嫁いでいます。
家族の反対で社会問題に
私は結婚は個人の自由だと思うし、
統一教会の集団結婚も本人が納得してるなら
それで良いと思ってます。
日本では昔から
お見合い結婚という伝統がありましたし、
お見合い結婚で幸せに暮らしてる夫婦が
たくさんいらっしゃいます。
統一教会の集団結婚も お見合い結婚と
大して変わらないと思うんですよね。
ですが、集団結婚することを告げられたご両親は
ビックリして大反対するケースが多かったそうです。
ましてや嫁ぎ先が韓国では
娘となかなか会えなくなってしまいます。
でも、日本の農村部でも嫁不足で悩んで
フィリピン人女性や中国人女性との結婚を
斡旋して貰ってた時期があるワケですし、
結局の所は結婚は個人の意思が
最優先されるべきではないでしょうか?