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短所を長所と捉えられたら、優しさに包まれた

わたしはたくさんの過敏症だ。
電磁波過敏症、化学物質過敏症。霊媒体質だし、吸収体質でもある。

自分の居心地の良いと感じる範囲が狭い。それは前から薄々感じていた。
夫が氣持ちいいという朝に肌寒いと感じたり、心地よいというお風呂も落ち着かなかったり……。

自分の神経質さにも嫌気を感じていた。どうにか敏感過ぎる自分を変えたかった。

HSPという言葉も、なんだか逃げ道というか、そこに安住するのは悪いことのような感じがしていて。一時期使っていたけど、やっぱり違うかな、と思うようになった。

たしかに他の人より感度が高いというエピソードはある。

眼鏡屋さんで新しいメガネを新調するときのこと。そこはニコンのレンズを採用していた、カメラで有名なニコン。メガネのレンズも作っているメーカーだ。ただ、高価なレンズのため、量販店では取り扱っていない。

店員さんに「試してみます?」と言われ、試着メガネにニコンレンズを装着してもらった。

見え方が違う!くっきり見える!

店員さんが興奮気味に言った。
「この違いが分かる人、少ないんですよー!!」
氣をよくしたわたしはつい、この高いレンズでメガネを作ってしまったのだが(笑)

……感度がいいことが、役に立っているわけではないなぁ。

そんな自分を無意識に責めていたのかもしれない。

◯ェディングも過敏だから感じやすいのだろう。
対策を講じてなんとかこれまでやってこれたけど。

でも、自分を責めたくはない。
自分に優しくしたい。自分を認めたい。自分を癒したい。

自分を愛したい。

自分を責める故に感じるストレスから、お腹空いていないときまで食べてしまっていた。
そのせいで、お腹痛くなったり体調崩したり……。

それも違う。

自分を癒したいと思いながら、逆のことをしてる。

自分を認めたい。

その思いが強くなったのだろう。


今朝洗濯物を干していたとき、自分の中におりてきた言葉。

わたしは繊細なんだ。

そうか、そうだったのか。

そう言えばHSPの本に繊細さんって表現もあったなぁ。そのときは受け入れなかったけど。

やっと自分を優しい言葉で包んであげられた。

一つ手放せた、かな?



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ひなた美由紀
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